すべてのおすすめ
着ぐるみの中にはいます縮まったぼくの明日と遠ざかる日々


さくらさく通学路から第一話歩みはじめていたはずですが


水たまりにピンクの傘でラクガキを。あそびゴコロが大事なんです


 ....
砂浜のない水たまりがさみしくて砂時計から補充した陸



さようなら ― もとは接続詞なのだから ― 悲しむ理由はどこにもない



「リコーダーを縦笛とよぶ日 ....
リセット後はじまるはなしさようならこんにちはまたいつかどこかで

第一話はなしはじめるひとがいて階段下でみんな聞いてる

着いてるの着いていないの君の足1ミリメートル浮いているんだ

水た ....
遠ざかる夏の約束今さらに水たまりに咲く蓮の鳴き声




失ったものなどひとつもないような ちいさな津波のあとのリセット




くちづけで透明なピリオドを打つ始まらないままの第一 ....
誰もいない公園のシーソーでかたんことん魄とあそんでる。


ジャングルジムの上飛び降りて着地して弾ける魄まぶしくて。


砂場に書いた第一話さらさらと風に撫 ....
人生のリセットボタンがあったって押した誰もが覚えてなくて


しっかりと波を作れよ第一話、波乱もないまま終わらぬように


終点に行き着いた彼女バス降りてドラマは遠く走り出してる


 ....
背中から吐息まじりの抱擁に嘘と強がり脱ぎ捨てていく 



全身にキスのシャワーをくれるより心にひとつキスをちょうだい 



長い髪揺らして君を征服する今夜は男になった気分で 

 ....
左手を絡める鎖で身を飾る誇りを嘲え白い太陽


乱気流放つ引き金緩いまま「後追い禁止」の標識を刺す


置き去りの景色を胸に滲ませたセンターラインはためらいの色


逆風 ....
雪のない窓辺に指で描いてた心の傘揺れ揺れて泣く


水色の雨桃色の春橙の朝銀色の海辺の記憶
きみのもと 光届ける 配達夫 エッチラオッチラ 銀河を超えて


約束の 証にあずかり 君の名を 帰ってこいよ Astronaut


Universe ぼくのpieceが 散らばりて ぼ ....
図書館は雪の日だけに震え出しあのころの君が恋しいという

28ページの11行目には笑っているね一年前が

赤い花なつかしくなる背表紙にインクの出ないペンでサインヲ
瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ



水仙を手折った君の指先が夕陽で赤くて綺麗で恐くて



ぬるいよる鏡の自分と目が合ってさびしそうだねって笑ってあげたの ....
売れるような指ではなくて、マニアックな人がこれいくら?いくら?と聞いてくるだけ


ただそんな彼女を羨んでいたんだよ?「ごめん」でこの世からいなくなるなんて


「似てる」 ....
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ....
青色を知らない子供になんと言お?海の色はと聞かれたときに

結局はさかなの名だと君は言うアイという音コイという音

朱鷺色に染まった爪に憧れる10年経っても子どもは子ども




{ ....
夕焼けの色 頬に下さい



過熱する愛を雪で形造るその身焦がして融けてゆく君

絡み合う糸は指で解けなくて もがけばさらに絡まってゆく

巻き髪を指で遊びくちづける君のおもちゃにな ....
{引用=


水底で送受信を繰り返すようなあなたのさびしさが好き



水道水注いだグラスを一度きり鳴らして僕らは夜へと、流れて



満月の灼熱のようなかなしみに入水してゆ ....
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す発情都市への宣戦布告
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す蜂の巣になる君が好きでした
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放すたやすく好きとかいうなばかもの
 ....
コンパスは曲がっていびつな丸だけど繋ぎあえたね みぎてとひだりて


荒野から帰れない人の手を引いて一緒に迷える勇気をください


空も海もポストも電車も燃えていて誘爆するまであと1回のキ ....
コンセントから漏電した原色の((わすれないで))はフィクションとなり



       凝固剤の足りない夜の水槽で泳ぎも歩きもできない会話 


壁 ....
防水が付された言葉の鈍角が扉を叩いているのを見ていた


ロシアンティー陶器の縁が欠けていて言葉は絶えて積もる骨の春


精巧なデコイを彫った。単音の別離はかちりと錠を回した。


 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
君の胸で飼われるうさぎになりたいと思う今日から欠けてゆく月


思い出を糸玉にして絡めとる 躓かぬよう掬われぬよう

耳たぶに可憐に小さく花咲かす君の愛するパールホワイト


我の ....
燃えつづけ光の穂になる音になるこがねもとめるけだものになる



穂の陰に白と鉛のうたがあるまだ見ぬ夜へまだ見ぬ海へ



曇りから水と光が去るたびにひとしく遠くし ....
ある冬の雪の日の写真の中で二月をとめて待っていて。



二月そうして服役した服は役目を終え野に放たれるのだ。


前転をつづけた雪だるまはそろそろ後転の ....
列車から{ルビ放=はな}った鮮花は孤児だから一枚一枚懐柔していく



長針の長さか短針の長さかと午前午後とも振り切れてなお



隣家の瓦のいろを確認する軋む板間にうぶ着の陽光
 ....
おだやかな雨のすきまのファンタジア、合わせ鏡に時計を捨てて




お逃げなさい、鳥のかたちの切なさよ翼が翼を捨て去るまえに




細々と千切れて可憐な嘘ばかり燃やせやしない夕暮 ....
もう少しだからと笑って嘘をつく僕を泣かせられるのは君だけだ

窓から見えてるあの水色は何という名前ですかって君が尋ねた

「窓ガラス割って飛び出してしまえたら」ここからじゃカーテンすら開けない
捨てられるものより捨てられないものの方が多いと気付いて泣いた


流れ星 まばたく暇さえ与えない またたく間にぼくらをスルー


きみのこと嫌いになれると思ってたのに目が合うことが えへへ ....
【短歌八首】「風花、みぞれ煮ぼたん鍋」



猪を狩りて山の慟哭 ねずの空から 風花、みぞれ煮ぼたん鍋


かつをがマクドナルドに行きたしと言ひ 釣ざおかつぎてバケツさげ


赤く ....
夏野雨さんの短歌おすすめリスト(209)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「短歌祭参加作品」__卒業あるばむ- アイバ  ...短歌408-3-19
【短歌祭参加作品】グッド・バイ- 簑田伶子短歌24*08-3-18
【短歌祭参加作品】さようならこんにちはまたいつかどこかで- 渡邉建志短歌508-3-18
【短歌祭参加作品】かげろふの、むこう- 望月 ゆ ...短歌22*08-3-18
【短歌祭参加作品】「_黒水公園にて。_」- PULL.短歌5*08-3-17
【短歌祭参加作品】序盤に郷愁ボタン押したら戻し方わからなくな ...- 木屋 亞 ...短歌8*08-3-14
抱擁- 恵理短歌5*08-3-13
逆走_〜reverse〜- Rin.短歌18*08-3-13
からあず- アイバ  ...短歌308-3-10
流星群- 餅月兎短歌9+*08-3-5
図書館- アイバ  ...短歌308-3-4
青色遊戯- しろいろ短歌1208-3-4
この世はクエスチョン- ピッピ短歌808-2-29
ラララ- しろいろ短歌908-2-25
変換遊び2- 亜樹短歌308-2-23
夕焼けの色_頬にください- さくらほ短歌11*08-2-22
夜の進水式/車輪- しろいろ短歌11*08-2-16
チョコレイトマシンガン- しろいろ短歌16+*08-2-14
片道切符- しろいろ短歌5*08-2-13
きみは東京に住んでいる- 簑田伶子短歌25*08-2-13
デコイ- しろいろ短歌4*08-2-10
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
うさぎ_月の- さくらほ短歌14*08-2-8
冬午- 木立 悟短歌408-2-4
「_二月をとめて待っていて。_」- PULL.短歌8*08-2-3
初夜- 簑田伶子短歌14*08-1-29
◆幻想連鎖- 千波 一 ...短歌5*08-1-27
優しさ- 短歌408-1-27
ハイソックス- 春日短歌9*08-1-25
「風花、みぞれ煮ぼたん鍋」- mizu K短歌308-1-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7