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夕暮れの {ルビ緋=あけ}に合え照る 狐花 

燃ゆるおもいひを たれによすらむ
ひねったら水が出ます ひかっています で? 好き、に理由なんてないよ


踊り場の全員うえを向いている スカートの嬌声がひびく、午後


うす目あけて口をあけてぎゅっとにぎってゴムふうせん ....
(再考中)プランターの幾つか並ぶ秋の空雨のぽつぽつ降りてけるかも 夕空に5基のクレーンが聳え立ち陽を受けている博多駅じゃん イチョウ並木は色褪せた夏を着てさらさらとさよならをささやく。


ギザギザのキス飲み込んであかんべーをしておんなのこにさようなら。


フェーン現象涙腺はカ ....
亀の行列が通りすぎるまでぼくの口はいつも開いている。

また押し入れの中の牛が泣いている眠れない明日は街に行く。



沼に沈めた家から真っ先に逃げ出してき ....
貝殻のように丸まりうずくまり
    鉱石さがすイギリス海岸


行き先のない汽車に乗りひた走る
    どこまで行っても通過駅のみ


夜すでに企み隠すコランダム
    見知らぬ ....
秋の陽気に口説かれ一葉が輝き
         我も少し武装解除したし


どこまでも透ける空には有ると言う
           天空の都 仰いで汗流す


はにかむ陽に首かしげて微 ....
全席でセブンスターの煙立ちブラヴォが響く深夜のガスト


世界には苦痛もあると知るだろう彼女もきっと母になるから


根を張ればAV機器が増えすぎて自分探しの旅も出来ない


昨日か ....
新学期一番乗りね教室は夏のにおいが残されたまま

窓際の花瓶は乾いて夢をみる須磨の浜辺のなみうちぎわの

正門にこっちを向かない君がいて転がりはじめるびぃだまのうた
酔いはじめ足元ふらつきふと思う声のしわをのばしてみようか

瓶握る力の強さにかこつけて現在彼方に生きる錯覚

来るの、訳ないの土曜日がチヨコレイトとミルクをたずさえ

深夜2時どすんと這い ....
海色に囲まれてただ、沈んでく羽毛の底に疲れた背中

抜けがらだけ置いていきやがってという人もまた何時か脱いでゆく

午前四時朝になるか夜にとどまるか。待てずなき出すのはだあれ

もう二度と ....
 
非常ベルなんども押した 標識のない建物とわかっていても




「もう誰も信用するな」と声がして 拒むまぶたに緑、明滅




ほら、もうすぐ出口だよって歓喜して振り向いたと ....
「リトマス紙がなにでどうなるか」のように忘れてしまいたい夏がある


まだ明日を信じていたからサヨナラを 告げた渚にゆらぐ太陽


ケンケンで駆けた砂浜しゃらと鳴る 乾いた粒子、ただ熱 ....
乱暴に呼び鈴鳴らすその指のリズムに乗ってやってくる夏



目薬のほうも緊張していると今知りました、テーブル越しに



交通事故ゼロの記録が途切れたから明日あたらしい香水を買う
 ....
働いて 働いてなお ふところは

あつくもならず 夏の夜の雨



七夕に 祈りをこめて 早足で

まだみぬあなた 追いかけてみる



夕刻に 焦りにもにた 心根の

欲 ....
 
闇のなか駆けゆく闇の静寂にもうひとすじの闇が寄り添う




戦友よ焼けつく火花の森を越え君とたどり着きたい場所がある
散歩道触れるか触れないかの指は 誘っているの楽しんでるの

川土手に並んだ黄色い花の名を 聞き忘れたけどそれでもいいや


おおぞらに解き放たれたグライダー 想いを告げたくちびるに似て

 ....
空晴れて上手にさよなら出来たから卵を一つ割ってお祝い


晴れて空開けた窓から草いきれ鳥は去って海は残った


空晴れて二匹のいもむし糸を吐く指に絡まる欲と欲と欲


晴 ....
木もれ陽のランチョンマット広げては
    鳥がついばむ野のピクニック


朝どりのトマトはさくり陽を浴びて
    ただ召し上がれめしあがれ今


ふかふかの森は日向の匂いする
  ....
 それぞれに 
 ぽっかり開いた胸の穴 
 貫いてゆく
 いのちの言葉 
君の上/君が歩けば/追いかける/一番星に/僕はなりたい

都会では/星が見えない/その代わり/空に近づく/ビルの屋上

みずがめ座/想像だけで/結んだら/凶器の鈍器と/死体になった

はず ....
なんでこんなにさみしいかなだれかわたしをさらってください


さよならにまだ泣いている心臓がきみを思ってとくとくとなる


水分を全部きのうに連れてってきみの涙を消してあげるよ


 ....
あの場所にわざと置き忘れた春が欲しかっただけ届かないだけ


ぼくだけの明けない夜をつくるため今でも空を塗り続けてる


磨り減ったあなたの靴の底をみていつか桜も散るのだと知る


 ....
冬知らんままに帰らぬ人の街寒さ知らずと背中を探す

待ち人の笑い顔さえモノクロで過去になったか瞼焼け付き

銀髪の指にも通らんダメージヘア日も浴びらんと背も手も届かん

足蹴にされ ....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった


しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜


爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
 ....
この腕の千切るるほどに遠くまで投げたきものは春のみずうみ うつせみの なくこの世あり ひびきすみ青やかになる み空の高さ












{引用=※ 現人(うつせみ)=?この世に現存する人間。生存している人間。
?この世。 ....
許すから風に微笑む雪柳かつての罪人への返事か



{ルビ小米=コゴメ}ちりばめ咲く花の追い風に隠れる笑顔と剥がれた小雪



紫の裸の菊を見た朝に都忘れた事を忘れない



 ....
三月にリセットかけて天気予報シーズン最後の雪が降ります

電車内つよく窓を打ち時折光る座席のひとよ気づけ第一話に

ずぶ濡れで風邪をひかない春が来て着のみ着のまま傘も差さずに

水たまり段 ....
夏野雨さんの短歌おすすめリスト(209)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋光- 朱雀短歌1*08-10-2
蛇口- 石畑由紀 ...短歌16*08-9-30
秋雨- A-29短歌2*08-9-29
再開発- A-29短歌3*08-9-24
「_さらさら。_」- PULL.短歌3*08-9-23
「_溺れる家。_」- PULL.短歌4*08-9-22
コランダム- 石瀬琳々短歌5*08-9-17
秋の陽気- アハウ短歌208-9-9
バーチャルに住むということは、いつか壊れるという不変の結末を ...- ピッピ短歌508-9-8
びぃだまのうた- アイバ  ...短歌308-8-28
食いしんぼうになってやる- ふもと  ...短歌208-8-24
夏日- 唐草フウ短歌6*08-8-4
EXIT- 石畑由紀 ...短歌7*08-8-2
君のかげふみ- Rin.短歌25*08-7-19
シャイン- 石畑由紀 ...短歌608-7-11
夏の三連- yoyo短歌2*08-7-7
_______- 石畑由紀 ...短歌508-6-24
散歩道- umineko短歌6*08-6-7
雨後- ミゼット短歌3*08-6-5
ピクニック- 石瀬琳々短歌7*08-5-29
Poetry_Night_- 服部 剛短歌3*08-5-26
君に満天をあげる- chick短歌3+*08-5-6
とくとく- 春日短歌4*08-4-17
置き忘れた春- 春日短歌7*08-4-14
グレースケール- 江奈短歌2*08-4-14
ながれたそうめんあつめていった- こもん短歌9*08-4-12
遠投- A-29短歌4*08-4-6
秋空- こしごえ短歌7*08-4-2
花は語ると言っても花言ではないのだ- 木屋 亞 ...短歌5*08-4-2
【短歌祭参加作品】あめふりのひに- 月見里司短歌208-3-19

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