こぼしたら
うまくふけなくなってしまった
たまご
きみが崩れてしまったから
やさしくすくってあげないと
クツシタノなかの皮ふが冷たいの
くつしたでつつんでるのに
きみを囲んで ....
辛いけど
仕事を
勉強を
友達は
遊べと
言うけど
美酒は
後に
取って置く
負けたくない
マージャンしよう
カラオケ行こう
と言うけれど
時間がない
遊び ....
異なる二つの物体間には引力が働いていてそれは
F = k・x・X / (R・R)
と表される
Fが引力
kは定数
xとXは異なる物体
Rとは二物体間の距離
である
す ....
夕方から
タイ古式マッサージにゆくことを考えている
残業している社員たちに
オフィスグリコを奮発してあげる
いちにちを祈ろうと
なんどか試みたけれど
タイ古式マッサ ....
あなたに贈るこの花は
あなたの為に咲いている
あなたに気持ちを伝える為に
わたしがせっせと育てたの
毎日毎日水をやり
大事に大事に育てたの
一生懸命咲いている
花はわたしの気 ....
私は知りたい
この世界には
どんなものがあり
どんな意味があるのか
私の中の子供は何でも知りたがった
たとえ暗黒の苦しみを味わおうとも…
純粋にただただ
知りたかった
ときに、 ....
悲しんでいるの?笑っているの?
遠い目をした夢追い人よ
あなたは時計を止めたまま
何を思っているのかしら
愛に疲れ果てて心凍らせて
もう誰もその瞳には映らない
私の冷たい腕に抱かれ ....
ぼくはなかない
かわりにぎゅっとだきついた
ねえママ ぼくのおときこえる?
ねえママ ママのどきどきつたわるよ
ママもなきたいんだね
いっぱい いっぱい
がまんしたんだね
こんど ....
おかあさんの ブラウスを 握る
おかあさんの めがねを 握る
握る
おとうさんの 鼻を 握る
おとうさんの 指を 握る
握る
がらがらを 握りそこねた君は
まだ きかない手を 小刻 ....
気づいてる?
貴方は気づいてる?
{引用=こんなに月が綺麗だと
空の下 ワルツを踊りたくなるね}
悪戯っぽい笑顔を浮かべてる
貴方は気づいてるの?
夜の中歩く今も
つなが ....
ねぇ
君はもう寝てしまったのかい
今日は一度もメールくれなかったね
ねぇ
君はなにかむくれているのかい
昨日まで毎日メールよこしていたのに
百合よりも薔薇が好き
....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす
ひくことも
さることも
....
北風が寒さをはこぶから
冬の空気は澄んでいて
星や
イルミネーションが
いつもより綺麗に見えるんだって
天気予報士が言ってた。
そうして見上げた
なんでも見透かせそうな
あの夜 ....
夜ちゃんと
手をつないで歩いていた
夜ちゃんは
口を大きくあけたまま
何か話しかけるけど
その口は月なので
僕はその光をからだじゅうに
浴びている
夜ちゃんが
きゅうに無口 ....
したたる、したたり、
侵食しはじめた月夜に
手足はどこまでも深く伸びている
やさしく影を包み込むようにして
月は、静かにあたたかい
当たり前のようにそこにいて
闇が照らすはずも ....
線香花火のおとたてて
ねずみ幽けき雲まから
まえの方からふわっと
わっとふけみたいな白
フロントガラスにパッ
パッパッパッ線香花火
僕は祈っていたのでした
....
今日は一度も傘を差さなかった。
傘を差すのは嫌い。
周囲がいつも気を遣って、
『どうぞ』
って 入れてくれようとするけれど。
大丈夫だよ。
どしゃぶりでもない限り。 ....
やめてけろ
ひと恋しさにちゃちゃ入れた
わたしの思いを
やんわりと断つように
春の兆しは白い肩口の奥へと隠れた
厳しさだけではない冬の素顔を知ってから
流されるのとは異なる
自ら ....
駅のホームで
すこし優しくなれるのは
いつもとはちょっと違う場所で
電車を待っているから
いつもの道で
すこし優しくなれるのは
切りとられた空が
それは
それは青かったから
....
あの空は
ぼくたちにとってのどんな色で
何かを忘れないための色になったりするんだろうか?
つきぬける青に白い雲ひとつ
思いかえせば、
この変わらない空の下を
ながい間、 ....
まくらもとにくず
星柄の部屋
どこかで み/かけ/なく/なった
トマトのへた
なんて美しいパラパラ
対称三角形が重なりあって
カガミがつかれて よる
かかる
....
090107
90円あげると言われ
口を開けて笑っていたら
50円しかないから
明日にと延ばされた
口を開けたまま
笑ったまま
明日まで待っている
嘘つ ....
雑踏ならば天使みたいな昼間のキミのキス
は磁石みたいでこわい
最悪感でひろがるのに
何度もやめたくなくてくりかえす
後ろの座席で友達がねてるのに
寝てないフリをしている
たぶん
たぶ ....
あなたは書かれた事のない手紙
いまだ出された事のない手紙
封を切られないまま
大切に言葉をしまい込んで
わたしはそっと考える
その言葉がどんなに心を震わせるかを
わたしは夢を見る
....
僕は考えている
ぼんやりと僕へ探していく場所を今日も
僕の誰もいないその場所だけれど
きっとあるはずだとこの街を
はてしなくコンパスを
歩いていく手の森の奧
出している声に鳥
あの女 ....
階段を振り返ると
目が合った
幼い頃からの呪いを秘めた寂しそうな瞳
だからその娘と友達になったんだ
快活さの嘘と
淡白を装う情熱で
それでも最後には彼女の選んだ通りになるよ
その娘のにだ ....
こうやって変わっていくんだね
君への思いも
僕らの関係も
あの頃は想像も出来なかった
こんな気持ちなるなんて
きっと君は今も
こんな気持ちでいる僕に気づ ....
?
?
恋の単位は
君だった
幾度となく繰り返して来たどうしようもない夜を
いくらアレンジしてみたところでどうにもなりゃしねえのな
一体何にしがみついてんだかなぁ
物事には色んな側面があってさ
一言で終わらせること ....
空を溶かしたような
この海が
わたしの心の奥の奥を
綺麗に洗ってくれた気がしました
空と海が重なる此処なら
泣いても
全て飲み込んでくれそうで
心の雨もどしゃ降りに
降らせてみれば
....
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