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春になったら
当たり前のように聞こえてくると思っていたんだ
にわか雨と土の香
遥か陽射し、青々とした歌
太陽が落ちた場所から染まっていく
冷えた腕を隠す前に
呼ぼうとして心に刻んだ名前 ....
甘ったるい香りがする石鹸を買ってしまった
ピンク色の泡とともに湧き立つその香りは
苺みたいに美味しそうで
乙女を恋する気持ちにさせる
甘酸っぱい記憶に連れて行かれる
涙で洗い流してしまう ....
音楽はときめき
音楽は淋しさ
その肩からちゃんと
体温を
感じられるように
限りなく寄り添っても
埋めることは出来ない
重なっても一つにはなれない
多分一生どうすることも出来ない
....
にじゅうまるの太陽
みなもにうかぶ
光と風のたわむれ
最後は月の花
ぎんいろはしずんでいく
しずんでいく
もっともっとこころの底
見えなくなるくらい
しずんだら
照らしてくれる
....