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 くるるるるるる・・・ 


羽ばたいて 
空へ吸いこむ
黒影の 
鳩の言葉は訳せない 


 one は one 


   一 は 一 


 「愛」 は 「Lo ....
赤い落日に染まる頃でしょうか。
あるいは、
終焉を意図したのかもしれませんね。
せつなく空間がのどかに広がる遠浅は、
夏という季節を、見せた丘。
終わらせないままでいますが、

折り目。 ....
きみがまだ制服だった頃
わたしも同じく包まれる身で
あの毎日が示した未来は
いまも変わらず
ふしぎな熱です


 肩掛けかばんは
 いちりんの花

 種という名に奔放に
 ....
ブルー
このことばから導き出される感情
印象、心象、映像、記憶、追憶
日々流れていく風景は
車窓の景色が特急列車で飛んでいくように
はっきりと認識することができず
ぼんやりと視界の ....
月の、満ちる夜の、
世界から、少しずつ音を消していく、
地球の反対から初めて、少しずつ、
コーヒー農園で歌われる歌、
山羊のため息、道草する羊飼いの口笛、
サンバ、ボッサ、レゲエ、ロック、
 ....
32時に電報が届く
引き摺った着物の裾を
捕まえようとする猫がいる


幾らかのカットインを経て
緩やかに溶暗している背骨
花柄のシーツは血に汚れ
さよならの挨拶は砂に埋もれ

 ....
いくつ 幾日を削いだならば、
いくつ 幾日を辿ったならば、
 
眼はかえる
 
月の朽ちる帰路が帰りゆくものを鎮める
憔悴した月影のした
息をした、
息の焼け付きを瞼の内にしまう
生 ....
 
 
 
いつのころだったか、わすれてしまったし、どこからきたのだったかも、はて、となってしまった。体温のようにそこにあった、ぬくぬく、や、ぬるまゆ、や、ぬめり、にみられる、ぬ、的なもの。それ ....
世紀末、
虫が電灯で
渦をまいている
暑すぎて
ぼくは蒸発してた

鱗雲に投げかけた
{ルビ地球=ほし}へのラヴソング
小5のぼくは
顔を赤らめて、
夕焼け{ルビ頬=ほお}

 ....
舗道
天象儀
展開
コロイド
眩暈

砂時計
遡及
吊り橋

覚醒
シグナル

郵便船
記号
万華鏡
平行線
庭園

シナプス
散乱
フェンス
溶解

 ....
本屋の漫画を読んでいく。
いろいろな漫画の映画を作る。
何かの本を読む。
いろいろな映画の歌が作られる。
本屋の漫画を書いていく。
本を書いていく。
何かの歌が書かれていく。
いろいろな ....
駅へ向かう道すがら
はいいろをした四本足の生き物が
とぼとぼと歩いていた

(   )駅では
列車が遅れていることをみんな知っていて
でも
みんな口をつぐんでいた

恋人たちは
別 ....
湖畔の部屋

ガラス窓には

夜のみずうみが

黒い火事のようだ


町にむかう橋

ふたり見つめる

光たちの流れ

ふたり去来する


湖畔の部屋

ガラス ....
あなたが
毎日
乗っかって
遊んでいた
地球が
置き去りにされて
寂しそうに
蒼く
ひとりで
転がっている
   1

真っ直ぐな群衆の視線のような泉が、
滾々と湧き出している、
清流を跨いで、
わたしの耳のなかに見える橋は、精悍なひかりの起伏を、
静かなオルゴールのように流れた。
橋はひとつ ....

駐車場で暮らす人と知り合いになった
駐車場の
車一台分に四角く区切られたスペースに
うまくお布団を敷いて
机を置いて
入れ替わり立ち替わりする車のヘッドライトを灯りにし
雨が降れ ....
のぞいてごらん、おまえは蓮華畑で興奮している、鼻腔を刺激する春の芳香のなかで、何かを追いかけ、また何かに追われて、ちいさな蓮華の花を踏み潰すたびに熱くなっている、いけないことをし過ぎて気持ち良くなった ....  街に日が射して
 コンクリートの
 続く壁面が白く発光しているのを
 たよりにつたって
 あるいて
 その擦り傷のようなざらつきの
 わずかな影のさき
 壁の尽きるところの
 晴れや ....
 
暑さがまだ
襟元にも残ってる
汗との少し
間違いがあって
葉をかきながら
歩くあなたの足元
側溝の蓋が
少女の口のように
開いて
ふとある日から
そのままの感じがする
ひき ....
ゆったりと
雲が うごいている


ゆったりと
空が うごいている


ゆったりと
私も うごいている



ああ 背中に地球があるみたい
幼い子の背をひらくと

痩せた背骨の喉奥を渉る
薄ぼんやりとした虹が、


そして

拾うように弾き上げると
それからは早かった。


飛んでいく静かな底の
透明な成長が、
 ....
切符を握った手が濡れてきたから
てのひらを上に向けて解放してやった
そうしたら切符は川になって
行き先はすっかり見えなくなっていた

川は
僕だけが感じる速度で流れ
薬指、から滝 ....
増水の ために

すっかり 荒れはてて しまった

堤の かよって ゆく なかを

猫じゃらしを 噛み ながら

草ひばりの 音が ほそぼそと つづく

すすき野原を  ....
八月はしづかに
葉先からくれないに燃え
白い節くれだった骨になる
そのつつましさの中に
芽吹こうとする強い意志を隠しもっている
漂流する鳥たちは
わずかの間のよすがを求め
自らの骨のゆめ ....
二十歳の黒髪のような、
ブルックリン橋から、曙橋を繋ぐ空が、
未踏の朝焼けを浴びてから、
青く剥落して、雨は降ることを拒絶した。
とりどりの青さを、さらに青く波打って、
空は、傘を持たずに、 ....
パンの匂いが、する


カラスの鳴き声で割れた
やわらかい世界の殻
甘い時間をむさぼったあと
すべてが失われていくまで
もう僅か
あなたは足の指の先まで
すっかりふやけ ....
砂まじりの夕焼けが
河口の水面を鏡にして
車のクラクションまでが
赤方偏移すると

空がどこにあるのか
行方を見失ってしまい
だんだん宇宙になるその正体を
冷たく知ることになる

 ....
蝉の羽の剥げ落ちる夕暮れなのでしょうか 今日のような日は
ぬるい空気に溺れるように わたしはただ息をするのです
油蝉の断末魔に
ふりむくと
老婆がひとり
まどろんでいた
石段にひろげられた紙の上に
硬貨をひとつ
投げてやった
老婆は顔を上げると
おれの目を
じっと見つめた

あくる日
老 ....
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ・ド
ゆめのなかの、たんじょうび
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ・ド
ふりかえったときの、いたみ
もう、ぎゃくほうこうに、まげられない
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ ....
山中 烏流さんの自由詩おすすめリスト(975)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
伝書鳩_- 服部 剛自由詩6*07-10-23
火をつくる丘。- 鯨 勇魚自由詩207-10-23
制服だった頃- 千波 一 ...自由詩10*07-10-23
ブルー(reprise)- mizu K自由詩7*07-10-23
Gaspard_de_la_Nuit、夜のガスパール- rabbitfighte ...自由詩14*07-10-23
残滓- さいらと自由詩307-10-21
ひと- saty自由詩207-10-16
カルネヴァーレ- nm6自由詩1207-10-14
1999年- ゆうさく自由詩6*07-10-13
メモランダム- 塔野夏子自由詩6*07-10-13
漫画の映像が流れる。- 霧一タカ ...自由詩407-10-12
again- ふるる自由詩16*07-10-8
夜のみずうみ- 吉岡ペペ ...自由詩207-10-7
置き去りの地球- 草野大悟自由詩3*07-10-7
花について三つの断章- 前田ふむ ...自由詩25*07-10-1
出会った人々についての話- 吉田ぐん ...自由詩23+07-9-28
収穫- はらだま ...自由詩13*07-9-28
白い壁沿いを歩く日- 水町綜助自由詩1207-9-28
残暑- たもつ自由詩407-9-28
蒼穹- yo-yo自由詩2*07-9-28
ずっと何かに埋まっている- 石田 圭 ...自由詩1807-9-19
夕立の語源- Rin K自由詩29*07-9-17
誰かが去ったあとを見る- モーヌ。自由詩25*07-9-14
螺旋- ワタナベ自由詩2007-9-14
夕暮れの光景の彼方から- 前田ふむ ...自由詩18*07-9-14
世界の終わり- アオゾラ ...自由詩6*07-9-10
ユーリイ・シンドローム- たりぽん ...自由詩11*07-9-10
無題- がらんど ...自由詩407-9-10
夏の終わり- 渦巻二三 ...自由詩907-9-10
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ・ド- 狩心自由詩5*07-9-10

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