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はやい
から

きれて
とんでる
けしきが
ちかくの
草むら
なんて
もう
線だ
恐ろしいくらい
長い
線だ
空気が
固い
いま
どれだけ
もう
壁みたいで
い ....
朝の光、朝の 黒い夢の中で
揺れる窓際―――(揺れている)
全身が、濡れている
水が 僕の 周りに 落ちる

空中で横になり
妖精達が、太陽に向かって飛び立つ、夢を見る
薔薇とチューリッ ....
血のように黒い
指の影をひらき
高みへ 高みへ
唱いゆく


曇は一度に
ふいに動く
灰と火の路
同時に迷う


切りきざまれた星が
自らかけらを積み重ねたとき
 ....
あちらに見えますのは
地球が壊れてゆくさまです

今宵のゲストは
火星人の皆様です

僕らは止まっている
先へ進んでいるように見える原因は
地面ごと
動いているからなのだ

水た ....
利休の茶室は 
入口が小さかった 
天下を取った秀吉が 
身を屈まねば 
入れぬほど 

弟子の手がすべり 
お茶を畳にこぼす 
利休は 
(まぁ気にするな)と 
 ....
梅雨の合い間に晴れた空
光が大地に降り注ぎ
静かな時の始まりか
風も涼しく穏やかに

白雲浮かぶ青い空
豊かな緑浮き立たせ
夢見る時の始まりか
心鎮まる和やかに

畑の作物採りに行 ....
真っ赤な帽子をかぶって 
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから

彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
 ....
お前のやはらかさに埋もれて死にゆくなら
それでも良いなと
硝子越しに
笑う人間らしい貴方
 
ただ揺られて生きるのみのわたくしなどは
あすはるとでは
直立できないと言うのに
 
見つ ....
水はグラスに包まれ
グラスは両手に包まれ
あなたを包むのは誰ですか
水が包むのは、何

泣いているのは
瞳だけ幼い老人
その掌に
日溜まりのような優しいぬくみ
その額にま新しい水を注 ....
だからたとえば犬のように
白黒でしかものが見えていなかったとしても
濃淡の薄れゆくところ
色彩の変わるところが
あたらしく欲求がなりかわるところで
ぼくが輪郭と呼んでいた ....
アスファルトに捕らえられた君を
すくい上げたこの手が
愛だと信じていた

四畳半の沃野に
刳り貫いた天井に

それでも君は
ただ背筋を伸ばして
その時を待ち続けていた

この手が ....
ハローグッドバイ
ハローグッドバイ
ゆらりゆらりと
朝のメルヘン
たびからたびの
たびからたびへ
百万光年も
二百万光年も
神のためにその石は削られ
深い傷を負った陰影を語り継ぐ
 ....
誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実の背中、その一群


ピアノ

トレモロ

おんなのからだ


誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実 ....
 
別れ際バイバイ、手を振る
君のはじまりと僕の終わりを探す
一生懸命ハイウェイ、加速する
最高速はもっと
地底深くをライトスピード
 
待ってられない、誰かの足跡
を辿る旅、もう飽々 ....
さようなら

さようなら、

空を

じっと

眺めている

百千万の兵隊が

降り注いでいる

擦り鉢状のせいめいに

朝が、

手渡されている

擦り潰すの ....
少年は靴を履いていなかった
ぼんやりとした瞳で
橋の上から
流れゆく川を見ているだけだった

少年に親はいなかった
預けられる場所はあるものの
そこは少年のいる場所ではなかった
少年は ....
今からある情景の描写をするが
それはけっして
何かのメタファーではない
それを読んで
書かれていること以上のなにかを
読み取ろうとしたりすることは
まったくの時間の無駄である


 ....
古い家の
納戸の隅とか仏壇とかに
小さな暗やみがいっぱいあったけれど
おばあさんがいつも座っていた
土間につづく台所にも
深い暗やみがあった

その暗がりに何があったのか
覗いたことも ....
暗闇にはだぁくんがいる
たぶん夜行性で
明かりのない部屋とか
夜中の長い廊下とかに
体育座りをして
誰かが来るのを
待っている

照明をつけないで
廊下を歩くと
だぁくんは近づいて ....
雨上がりの空に 
星は出ていなくても
月は出ていた

私は鼻歌を歌っていたけれど 
自転車が接近してきたので
鼻歌はやめた

不意に
私の中から勢いが消えている事に
気がついた
 ....
 
静かな言葉に騙されて
武器を売り続けた

いくつもの春を泳ぎ
疲れれば
もの言わぬ記号に似ていた

河口に人の死体が流れてくる
知らない人ばかりだった

知っていたとしても
 ....
 かがやいてしまう星の名を、
 つなぎ留めたかった
 防波堤



かなえたものは

夜を、
彩ることの、
つづけざまの果て、

失うはずなど無いというのに
のが ....
赤い長靴でスキップして
小鳥の傘をくるくる回して
水溜りでぱしゃぱしゃ遊んだ


憂鬱な空を吹き飛ばすおまじない


空には虹がさして



もやもやした気分は全部
雨雲がさ ....
?.


星を
呼べるんだね
あのロバ
ほら
また流れたよ

願い事三回は
いじわるだね
静かにしていよう
叶わないよ なにも
どうせこれ以上

たどり着こうとして
 ....
?.


眠っているとき
おまえは
ほんとうだから
なあ
なんで
眠っているときだけ
おまえは
本当なのかな







?.


 ....
遠い山の向こうへと繋がる
七色の虹を
その人は背負っていた
重くないですか
と尋ねると
その人はすこし微笑んでから
紺色を私に手渡し
故郷の虹は六色でした
と寂しそうに呟いた

空 ....
水の鈴が鳴っている
鈴のあとを鈴がゆく
葉の上
土の上をゆく


手と手をつなぎ
生まれる音
伝えたくて
仕方ない笑み


呼吸を疑い
息を受け入れ
あきらめと ....
【盲目】
 
何も見えない
 
だから
赤や青が
どんな色かわからない
 
モナ=リザの微笑みも
ムンクの叫びも
どんな絵かわからない
 
母の顔も
父の顔も
わからない
 ....
ひとのくちからはきだされる弾丸
ことばに影はなく
銃身はいつまでもまっくろ

演技されつつ
ゆっくりと斃れるラジオフレーム
宙からの侵略

リビングで
百合がひらいて
そんなニ ....
夏の氷は透き通っていた
四角いその宝石を
水の中へと入れると
しゅわぁという音が聞こえた
それをじっと見つめる
自分の中に固まっていた何かと
同じようだった

さようなら
この氷の最 ....
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