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知らない町の

うろこ雲

宇宙の丸みが

地球かな

知らない町の

きみ、轍

漂うかおりが

風ひやす


さりとて僕は思うのです

ときどき天気は東から
 ....
湖畔の部屋

ガラス窓には

夜のみずうみが

黒い火事のようだ


町にむかう橋

ふたり見つめる

光たちの流れ

ふたり去来する


湖畔の部屋

ガラス ....
おたがいに期待していた

思いやりと若さの不等式

淋しくて怒ってはみたけれど

甘えてみたりが出来なかった


あいこだね

ふたりクルマから

おりて空を

夜を見上 ....
ぼくの温度は

ビッグバンのときの

熱のいちぶか

その子孫か

いのちには

温度があるというの

温度には

いのちがあるというの

だれか大人のぼくに教えて
 ....
雨が降る

傘をさす

そのときだけは

携帯をさわらないで

ひとりごとを

熟成させていた


接待でつかれたからだ

ぎこちないあしどりで

曳いてゆくわたした ....
誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実の背中、その一群


ピアノ

トレモロ

おんなのからだ


誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実 ....
行ったことはたぶんない

空のうえならあるかも知れない

かわいたゆたかな光

人間と同質な植物たちの陰


テキサス

テキサステキサス

英語にも

言霊なんてものが ....
きみの胸に掌をあてる

肌をあわせて

聞こえてくるもの

体温はいつも懐かしくて

ふたりはさいごの息を吐く


たましいが

どこかの宇宙の片隅で

ふれあう。


きみの胸に掌をあてる

肌 ....
すきがあれば不倫していた

英雄、色を好む、

だなんて豪語していた

その後遺症はいまだに残っている


ひとはどうしても

ダークサイドに惹かれてゆく

じぶんをそこで

正当化したいだけのお話し ....
絶滅にひんする

動物として生まれてくるとは

いったいどういう因果なのだろう

またそれを

思考する資格が僕にあるのか


深夜、酒場で

ナイトサファリ

湿気と音 ....
夜風

川風

人の臭い

油に濡れた

光の柱

頬をなぶる

ぼんくらの命

混沌のうちに癒す


生活という言葉が好きだ

そして

生活というものを憎悪している


夜風

川風

人の臭い
 ....
五月のあいだは

まぶしいけど

風に吹かれて

わからなかった


この六月の

乱反射する鏡の河に

吐き出した


五月のあいだは

まぶしいけど

風に ....
ロダンの作品にはエロチシズムがない

クリムトとはそこが違う

彼の作品には

恍惚を浮かべる人物の造型がない

内なるものを見つめる精神性しかそこにはない

異様にでかい手や足
 ....
さよなら

引っかきキズ

小焼け夕焼け

ちっさな破裂

さよなら


くもり空まい散る

悲しみの水

黒い鳥まい過ぎる


さよなら

引っかきキズ

 ....
山中 烏流さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
知らない町の- 吉岡ペペ ...自由詩107-10-23
夜のみずうみ- 吉岡ペペ ...自由詩207-10-7
あいこだね- 吉岡ペペ ...自由詩407-8-15
大人のぼくに- 吉岡ペペ ...自由詩207-8-2
傘をひらいて- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-14
くずれる誓い- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-7
テキサステキサス- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-9
どこかの宇宙の片隅で- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...307-6-5
後遺症- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...107-6-4
ナイトサファリ- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-2
川風- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...107-6-2
鏡の河- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-13
内なるものへ- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-7
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩607-4-21

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