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つなぎ忘れた何かを探そうとして
それすら不意に
忘れてしまう
星空は
いつでもその名を受け取りながら
毎夜を必ず終えさせる地図
瞳がうつす一瞬を
嘘かと惑い
ときには真逆に ....
きみがまだ制服だった頃
わたしも同じく包まれる身で
あの毎日が示した未来は
いまも変わらず
ふしぎな熱です
肩掛けかばんは
いちりんの花
種という名に奔放に
....
手のなかに
ことばを握ることがあったね
あるはずもない質量に
身を任せてしまうことが
あったよね
どんなこころ模様にも
ときは流れてゆくものだから
いつか
わた ....
つきを
見上げるための、その装置を
湖底にそっと、
眠らせて
ノスタルジアが、いま、
宝石に
なる、
王冠は
燃え盛ろうとする、あの
いつわりの技巧
....
通り雨を
息継ぎしながら
ぼくたちは急いでいた
離れることを
急いでいた
手のなかの熱は
次から次へ
一秒後
つよくなろう、と
{ルビ翳=かげ}りをひそ ....
かがやいてしまう星の名を、
つなぎ留めたかった
防波堤
かなえたものは
夜を、
彩ることの、
つづけざまの果て、
失うはずなど無いというのに
のが ....
みつけたかった、のに
上手くはいかなくて
でも、
たまたまの風が
心地よかったりするもので
選ぶことのたやすさは
果てないそらを
みずいろに
ひろがる
しあわ ....
桜の小枝にかえります
ほのかに色づいては
失うそぶり、の
はかりごと
お逃げなさい、と
ともる影
うなずく首は
まだみじかくて
黒の
とちゅうで
染 ....
こたえ、という
ことばそのものは
とてもかよわいものです
だからといって
あきらめたりはせず
突きつけることもせず
こころは、そう
並んでいけたなら
じゅうぶんだと思います ....
{引用=
一、星が生まれた日
少年が落としてしまう、
それは
あまりに
優しいもので
いつまでも思い出は
少女のかげをしています
....
吹きぬける冷たい風の空高く
ひかりの鼓動は
静かにそそぐ
雪解けをあつめて川は哭いている
生まれたばかりのわたしの春に
ひとひらの可憐な花は弓使い
瞳砕けて曇りをうるむ ....
もう
どこにも帰れない
そんな気がした夕暮れは
どんなことばも
風にした
ながれる雲の
行き先はしらない
突きとめずにおくことが
しあわせだとは
....
傘のしたでだけ
降り続ける雨がある
強弱では語り得ない、それ
交差点を渡る黒たちの
はじまりの日は
白だった
或いは
今も
嘘とほんとを
分けたがるけれ ....
むずかしい顔をしていても
だれかに名前を
許すとき
見えない風に
腕だけ乗せる、ような
わたしはひとつの窓になる
だれかの背中のさびしさに
おもわず声を
かけるとき
....
山中 烏流さんの千波 一也さんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ステラ
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千波 一 ...
自由詩
13*
07-10-26
制服だった頃
-
千波 一 ...
自由詩
10*
07-10-23
重みを確かめては来なかった
-
千波 一 ...
自由詩
14*
07-7-18
シークレットブルー
-
千波 一 ...
自由詩
18*
07-7-13
飴細工
-
千波 一 ...
自由詩
21*
07-7-11
涙腺
-
千波 一 ...
自由詩
16*
07-7-5
少年世界
-
千波 一 ...
自由詩
8*
07-6-30
爪飾り
-
千波 一 ...
自由詩
12*
07-6-20
生きて
-
千波 一 ...
自由詩
34*
07-6-18
小詩集【金貨のためのオルゴール】
-
千波 一 ...
自由詩
16*
07-6-6
◆春の扉
-
千波 一 ...
短歌
24*
07-5-13
はぐれ水
-
千波 一 ...
自由詩
26*
07-4-27
よくある話
-
千波 一 ...
自由詩
15*
07-4-22
少し妬けた
-
千波 一 ...
自由詩
13*
07-4-18
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