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おやすみなさい
わたしたち
しんだいしゃにのる

とおいどこかから
とおいどこかへ
たびだつため

ねむりのなか
たびがある
とまることなく
しんだいしゃはどこまでも ....
なにごともなく
あさがくる

なにごともなく
ひるがきて

なにごともなく
サイレンがなる

またおなじあさが
やってくる

おなじひが
どこまでもつづく

 ....
びょういんの
まちあいしつで
ろうじょが
テレビをみている

なにもうつらない
ひかひかひかる
しろいがめんをみていた

なにかを
まっているようだった

やがてろ ....
うまれると
もれなくしが
やくそくされる

しはなんだろう
うまれるとは
いきるとは
なんだろう

わたしはいま
はるをまっている

りゆうもなく
まっている
 ....
わたしが
いのちをみてるのか

いのちが
わたしをみてるのか

みてるものみな
いのちをみてる

わたしもわたしの
まどのそとを
りろんぶそうした
はたらきありが
はたらくことをやめた

りろんぶそうさえすれば
はたらくことから
にげられるのだ

そのきになれば
はたらかなくてもいきられる
そのわ ....
なまえのない
はながさいている

そのとなりにも
はな

ことばなくして
よりそっている

はるがきたのだ
ただそれだけ

しずかに
さあ、しずかに

 ....
立ちションしてたら
虹がでた

手のひらで
掴もうとした
おしっこが終わるまで
何度も何度も

隣の姉さんが
バス停を降りるのが見えた
高校生になっていた
おしっ ....
 
 
大家族から核家族へ
核家族から核個人へ
人は自由を求めて
分裂を繰り返してきた
原爆のように
大きなものを
小さな核が分裂して壊し
残ったのがこの街だ
 ....
 
 
ははが
ないている
わたしのしらない
もうひとりの
ははが

わたしのしらない
こえをころして
せなかのむこうで
ないている

しんしつの
きおんが
じょうしょう ....
真夜中
港まで自転車で走る
橙のあかりが点々と
その下に一人
また一人と
釣り人が並んでる

釣れますか
聞いても誰もこたえない
みな透明だから
二人乗りしてきた友人も
いつのま ....
五月が
裏口から入ってきて
玄関から出ていくところだったので
私は少し呼び止めて
今こうして二人でお茶を飲み
別れを惜しんでいます

何もはなさずに
はなすことなどもうなくなったから ....
友達になろうと言う前に
もう友達になってる

デートしようと言う前に
もうデートしてる

つきあおうと言う前に
もうつきあってる

セックスしようと言う前に
もうセックスしてる
 ....
それは夢ではなく
暗闇の中ひとりベッドの上で涙してる自分を
俯瞰から眺めてるデジャブ

突然ひらりとベッドの上から
蝶のように鏡台の前に舞い降りてみて
かみそりを手首にぴたりと当ててみるフ ....
雨が降ると誰かが
迎えに来てくれるような
気持ちになります

傘を持っていないふりをして
しばらく軒下に立ってたら
偶然あなたはあらわれました

雨、ありがとう。
理来さんの小川 葉さんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寝台車- 小川 葉自由詩412-3-15
同じ日- 小川 葉自由詩312-3-11
残された力- 小川 葉自由詩512-3-2
約束- 小川 葉自由詩412-2-10
- 小川 葉自由詩311-4-13
理論武装- 小川 葉自由詩511-4-12
誕生歌- 小川 葉自由詩1*11-4-5
よこしまなにじ- 小川 葉自由詩8*10-7-23
核分裂- 小川 葉自由詩210-7-21
other=M- 小川 葉自由詩4*10-5-2
- 小川 葉自由詩1108-6-18
五月- 小川 葉自由詩608-5-20
言う前に- 小川 葉自由詩5*07-4-22
ブランコ- 小川 葉自由詩3*07-4-22
- 小川 葉自由詩10*07-4-21

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