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そよぎゆらぎ
煌めく葉群れ

ひかりの匂い
引き締まる気

囀ずる鳥達の
響きに絆紡ぎ

界の木霊に人
震わせる言葉 とおくまどかな雪峰あり
わたしは雪原に独り居て
アナタ鮮明に只懐かしく
憧れ哀しく沸き立つ歓び

　あの頂きに行きたい、
　あの頂きで生きたい、

空は雲一つ無く凍り付き
青く蒼く澄　.... ハイビスカスの花開き
水の面掠め飛ぶ原色の鳥、
燃える太陽の瞬間に凍結され
大地を包み込む天空の濃密な青。


私の内にすべては込められ
私は想い出すことを意志する、


太古から　.... 無限の均衡の内に
今を落ち着き払い、

海しずか
青み深まり
降る空に
遠き声の響
いつしか木霊し

到着した何かに
確かに触れ包み込まれ
明るさ無限に増す意識の舞台、

澄　.... 小さく紫に白に燃える花弁、
あちらこちらにそこここに
見た！観入る、無数無数の開花！

白雲の絹に自在伸び糸引くひろいひろい青空の下、

収縮しては拡張するイノチの躍動、
名も無き名も知　.... 私たちは畔にいる
この川に隔てられ
あなたとわたし
大空の下　太陽の下
絶え間なく絶え間なく
落ち続けて昇り続けて

洋上で過ごすように
日がな一日、
畔で待ち続けて
絶えず思い出　.... 夏の獣、
身震いし
ぶち撒け
力動する核
咥え引き裂き、
無限の感触
熱し燃え
残響し
夏の獣、
戦慄いて
動かず。 あまだれ　ぽつぽつ
落ち続け
貴女はいったい何処いった？

白い途、水の空
在るもの造形の力、
浮き上がり
岸辺の貴女　逃れゆく

絶えず絶えず逃れゆき
坂道　夜の暗闇に　
落ち　.... 淡々　降り続ける雨、朝の
しずかさ　穿ち
すぅと冷気孕み
規則正しく輪を広げる路面の水溜まり
いくつも、いくつも　遠去かり近づき

急ぎ歩く人、また人

揺れる傘の群れから水滴は落ち
　.... 世界が照り耀いている
車が通る、人が過ぎる
うっすらと青い空模様、
桜並木は白く染め抜かれ

路上にて、
アパートの隣人と出会います
彼女は親しげな笑顔浮かべ
我々は、
手と手を宙で　.... 朝の歩道沿いの桜並木、
垂れ伸びた枝の此処彼処
赤らみ膨らむ無数の芽、
じわりじんわり時を待つ

老婆が立ち止まりそれを見ている
ぶつぶつ宙に言葉放ち
じっと動かず凝視して

この六　.... 朝に、

流動する微細に
粘りつく
巨大な
極彩色の
おもちゃ箱

ひっくり返す

アパートの部屋、外に出れば

無意味の大河流れ
時間を引き裂き響かせ

そらはあいかわ　.... 宙空の先のビー玉の喧騒
夢はわちゃわちゃ過ぎていき
白雲もくもく青空に湧く　

夏の街には太陽燦々
老婆と少女が手を繋ぎ
踊り廻るよ、廻り躍る

死の標的を撃ち抜いて
生の覚醒に眩め　.... 最後の一歩を踏み出すとき
人は独りだ

脳髄には光が溢れ
宇宙が爆発する
生への情熱は未だ
止むことなく
眼下に広がる青い青い海原をみる

最後に眼を瞑るとき
人は独りだ

午　.... ちりちりと
夜風が弾ける
肌の面
肉から解離し
タマシイの
涼やか響く
原音が
辺りに木霊し
光っている

脳髄はとろり
蕩けるよう
夜風にうっとり
流れ出す
彼方此方を巡　.... 作りかけで壊れた
断片を繋ぎ合わせ
星のように祈った

暗がりから白手が伸び
祈りのカタチを崩していく　

後腐れのない別れ、転がる骸

哀しみは億万と木霊し
形態は次々と破壊され　.... さざめいている
ざわめいている

私の頭のなかで
　　何かが、

輝いている
熱している　

巨大な明滅凝視、、

近づいている
波打っている

揺れ廻り　廻り揺れ
予測　.... 限界を越え
誕生と死という
限界を越え
遥か彼方を一時に臨む

顕在する生、繰り返される人生
広がる、広がる
時空の後方に前方に

無限の彼方の青い青い水平線
白いヨットが曳航され　.... ぼうっと過ごしている
この午後の一時を

自動車の走行音
黄金に照り輝く瓦
微かに揺れる送電線
何処までも澄み渡る蒼穹
この私が今此処に存ること

この午後の一時を
ぼうっと過ごし　....

atsuchan69さんのひだかたけしさんおすすめリスト（799）
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詩想26〇言葉	- ひだかた ...	自由詩	4	23-10-24
VISION_3〇頂きの次元	- ひだかた ...	自由詩	5	23-9-13
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湧水池	- ひだかた ...	自由詩	5*	23-9-1
太陽と戦慄の夏に	- ひだかた ...	自由詩	4	23-8-31
この川のほとりで(新訂)	- ひだかた ...	自由詩	8	23-8-18
夏の獣(改訂)	- ひだかた ...	自由詩	3	23-8-15
あまだれ一夜	- ひだかた ...	自由詩	7*	23-5-11
雨の土曜日	- ひだかた ...	自由詩	6*	23-3-18
容器(初春編)	- ひだかた ...	自由詩	6*	23-3-16
桜並木	- ひだかた ...	自由詩	7	23-3-6
おもちゃ箱	- ひだかた ...	自由詩	8	23-1-13
夏空(改訂)	- ひだかた ...	自由詩	8*	22-6-28
海原と天使たち	- ひだかた ...	自由詩	10*	22-6-26
夜風とたましい	- ひだかた ...	自由詩	5	22-4-5
光	- ひだかた ...	自由詩	12	22-2-2
至高の光とドス黒い血	- ひだかた ...	自由詩	6	21-11-25
岸辺	- ひだかた ...	自由詩	6	21-8-24
二階の窓(改訂)	- ひだかた ...	自由詩	11*	18-10-28

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