すべてのおすすめ

趣旨がよくわからない格好をしたあなたは
私の家の前を通り過ぎてしまって
罰が悪そうなのと恨めしいのがまざったような顔で
ちょっと笑いながらこっちを見てたのを覚えてる

慣れてないのがバ ....
裸足で海を確かめた後、
砂混じりに泡立つ波が残す
束の間の羊膜は
秋の曖昧な陽射しと融合して
反転の空を
この地表に造り、
(黒く濡れた浜辺は秘密裏に水鏡)
空を歩く、という我儘を赦して ....
書いて逆らうことを止め
暫く闇に流されてみる
空白は私を包んで
静かに冷える


蓄光時計は
カウントする
ゼロ−ワン、
光や熱の胎内で
確かに私たちは始まったが


彼 ....
猫が月を見ている
月も猫を見ている
光に流された草原の
嗚呼、あれは
光に流された草原の
最後の輝きだ
君と僕が消えてしまってから
いったいどれくらい経つのだろう
二人の涙に夜と草原は ....
眼が痛む夜を
長靴を履いて跨いでゆけば
林檎の核に
赤紫色の朝は満ち
ランドセルは旋回
どこまでも途切れることのないジャングルジムが
徐々に可視化する
世界の不自由
狂気の科学者の質素 ....
僕のことで


泣いてくれる君は

とても不思議だ

僕は

何が感動かもわからないけど

君がそばにいてくれると

僕はにんげんらしさを



僕はひとらしさを
 ....
去りゆく時の影青く
君の背中に青深く

波の名残りを追いかけて
君は夏から逃げるだろう
この手に触れたカナシミで
私は砂をまとうだろう
まとった白い砂のごと
夏は離れることはない

 ....
雨の温度が秋であれば
降りしきる時が吹かせる
あの風が好きだ

小雨であれば
プリントアウトした君からのメールを
焚き火にくべよう。

消去するときは軽々しい一瞬だったけど
剥がして ....
{画像=080731005030.jpg}

それは組み合わされ回転して行く主旋律
強い流れ 弱い流れ 
停止する感情
全てを巻き込んで流れ
大きな河となる
山間に蕩々と湧き出る泉から
 ....
あなたは

誰かにとって

母であり

妻であり

恋人であり

友達であったり

ここは

誰かにとって

日本であり

ポルトガルであり

宇宙であり

 ....
(一)

「ぴーちゃん、ぴーちゃん
トイレってどこなのぉ」

河原の石をひっくり返しては
何やら探していた
まーちゃんが突然立ち上がったと思ったら
おいらの元へ駆け寄ってきた

こ ....
水は柔らかく伸びて
青いさかなとなり
耳にふれてとけてゆく

鳥は低く弾けて
白いはねとなり
肌にぬれてしみこむ

きみの産卵する文字たちは
見たこともないのに
なつかしい、ゆらぎ ....
憎しみはとうに消えた…


生まれたときからずっと一緒だった
風は今も冷気をたたえ、凍えそうにして
私は待つ あなたを待っている

かつて野を覆った炎の残骸
黒く、さらに黒く焼け焦げた ....
流れ星に3回お願いしたら願いが叶うって
誰からともなく聞いてそれを知ったのは何歳のことだったろう

けどママは言ったんだよね
あなたが祈っていいのは神様だけなのよ
そういうのをgu- ....
いつものことだ
水色が果てしないどこまでもいくひろがり
それを俺たちは空と呼びます
焦燥感に腹を蹴られ
挫折に身を切られながら両腕をのばし
手のひらをひらく
真実はいつだって指 ....
ずいぶんと歩いていた 
ぼんやりとそれだけはわかる 

ふくらはぎの痛みの感覚は通り越して 
いつか読んだ本の陳腐なストーリーのセリフみたいに
「それでも行きたい先がある限り歩くんだ」 ....
憂いを全て詰め込んで
川に流せば お魚に?
自由に泳いで行けるでしょうか?

黒い部分を 夜空にこっそりと
投げあげたなら
闇夜に紛れて 空の一部になれるでしょうか?

重荷を全て広い ....
空が高い

空が溢れそうなほど膨らんでいる
今日の地球は いつもより ひとまわり大きい


白い跡をつけながら
西から東へ飛行機

ただ青い中を
東から西へ滑る 白い翼もあって ....
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて

久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった

それでも ....
そうだ、中三のとき

愛について、いつも考えていた

こころの灯、なんて題名つけて

愛について、ノートまでつけていた

母が死んで整理していたら

耕太郎関係、って書いた段ボール ....
大好きは

どこから来るんだろう

どこから来て

どのくらい滞在するんだろう

有限世界、このことわりのなかで

あとどのくらい

こんなこと考えていたら


きみに
 ....
硝子に押しつけた
こめかみをたどって
冷たい雨がしたたる
降車ボタンは
どれもかなしく灯りそうで
斜めに落下する、指先

目的地なんて
最初から
あるようでなかった

オクターブ ....
暗闇に指を伸ばして
知ろうとしている
指先が暖かく湿る
聞こえるのは、ピアノだけ

鳴いている
泣いている
うまく言えない
でも大好きだよ

ピアノのトリルのような ....
東京の街路樹では

幾種類ものセミが鳴いていた

夏の時が豊か、だった


品川プリンスの坂をあがる

湿ったアスファルトの匂い

木々のひんやりとした匂い

いまからきみに ....
{画像=080722004625.jpg}

飛べ 飛べ
おれよ 飛べ

まっしぐらに 飛べ
何も考えずに 飛べ

踏み切って 滞空する時間に
脳裏をめぐる 想いは
展開の素早さに ....
永遠に交わらぬはずの者同士が
交わろうとする



水と油
そんな感じで



高温にまで熱せられた油は
邪険にも寄せる思いを弾き飛ばして
ふつふつと
行き場の無い怒りに震え ....
夜はさみしさをたたえる水面
しずかに腕をひたして
あてどない動きにさらされていた

夜がひそかに身体をゆすると
いつしか私もゆれていて
抱きしめあった記憶が
手のひらからあふれた

 ....
あの日の高い空と
りんどうの青むらさきを覚えている
明日からのひとりを
蜜のような孤独だと
わたしは微笑んでいたと思う


傍らの古いラジオが
虫の声のように囁き
夏色を少しずつ ....
朦朧とした
意識の中
現れる
手。

それは
こちらを
招んでいるのか
あるいは
退けているのか
判りかねる
動きをしていた

《どっちだろう?》


ふい ....
ゆるやかな緑の山稜から
墜落した日差しに
めまいがする
真昼の木陰はさらに黒くて
鳥たちも飛ばない季節風
私の見えないところにも
染みこんでいく

切り絵の空に逆光のきみが
遠く ....
Rin.さんの自由詩おすすめリスト(1454)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さようなら- 虹村 凌自由詩9*08-9-29
その空へ- 銀猫自由詩8*08-9-26
創書日和【夜】夜に向かって- 大村 浩 ...自由詩18*08-9-25
草原の夜- 清水勇介自由詩608-9-23
- ぎよ自由詩208-9-23
シャングリラ- 水平線自由詩108-9-23
夏の海に抱かれるように- 高槻 空自由詩408-9-22
眠りたい、雨の日は- たりぽん ...自由詩17*08-9-21
情熱と絶望のロンド_/_川の流れに- beebee自由詩1408-9-20
誰かにとって- 吉岡ペペ ...自由詩708-9-20
渡り損ねたひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*08-9-19
亡命少女- 佐野権太自由詩22+*08-9-19
あの丘に立って- 西日 茜自由詩7*08-9-15
星に願いを- ささやま ...自由詩6*08-9-15
サンドペーパー- モリマサ ...自由詩29*08-9-14
Bob- わら自由詩22*08-9-11
世の中の均衡- シュガー ...自由詩6*08-9-8
夏、最後の日- 北大路京 ...自由詩28*08-8-31
考えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-8-29
愛について- 吉岡ペペ ...自由詩2708-8-28
それは聞こえない- 吉岡ペペ ...自由詩608-8-27
九月のシャツはグレープの匂い- 佐野権太自由詩12*08-8-26
cresc.(_渡_ひろこ_/_rabbitfighter_ ...- rabbitfighte ...自由詩23*08-8-26
東京の街路樹- 吉岡ペペ ...自由詩508-8-25
飛べよ_おれ- beebee自由詩1308-8-24
乾いたひと- 恋月 ぴ ...自由詩26+*08-8-22
ラグーン- ふるる自由詩10*08-8-18
夏色日記より- 銀猫自由詩10*08-8-17
手招き- 長谷川智 ...自由詩3*08-8-15
残照、とりのこされて- たりぽん ...自由詩708-8-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49