とりあえず
適当に積み上げてみて
崩れる前に
整えて

上手くゆけばそれでよし
間に合わなかったら
ご免なさい

いつも
してやったり
とは
いかないのさ

してやられた
 ....
 まだ、家の近くの野原にすすきが生えていたころ

 どろまんじゅうを作って

 友達とどちらが固いものができるか競っていた

 一日はあっという間に過ぎ

 暖かな夕飯を母が作って ....
 近所の子供と久しぶりに全力疾走した
 
 はぁ はぁ はぁ

 寒い夕方白い息が舞いあがっていく

 変な走り方だと言われた

 少し小遣いをやった

 子供はおっさん おっさん ....
夜行性の言葉が羽ばたいていた
子どもだけがそれをじっとみていた
凍えた空に花が貼りついた
月は存在が伝言だった



震えた縫い針の鉄橋が
銀河のデゴイチの受け入れを許可した
暖かい ....
頭が悪いので
ワルツのリズムもとれません

あなたは
ワルツなんて
踊る気にもならないでしょう

だから
ワルツを踊る男と
踊るのよ


いち に さん  いち に さん  い ....
言霊は無色透明たどりつくところによりて色を変えゆく

雑然とした日々のこと雑踏の中に紛れて目を閉じないで

ありのままそのままでいい君の目はくるっていない間違ってない

戦場で逃げ惑うひと ....
 夜の帳がおりて
 心しずかな人達がねむりの世界に沈んでいく
 
 荒波に翻弄される小船のように
 毎日がてんてこまい

 夜空では輝く星が僕たちを静かに見守っている

 遠い異国の地 ....
仮に
私たちが住んでいるのが地面ではなく
几帳面に
ジオイド面か何かだったとして

町の上を
風に
山や谷が通り過ぎていくのは
えらい騒ぎだと思うが

空の底から見あげれば
気圧 ....
こっちは
山がないせいか
空がきれいだね
晴れた日の
夕日がすごくきれいだ
それと
秋の虫の声も
向うとは
やっぱり
ちがうね

二十年前に
ここに来たときは
駅の西口の左手 ....
何気ない会話で
笑う
マスクにかくれた
君の顔の
半分が
紅く染まると
なんだか
勝った気分になるぞ
 それは厳しい冬が終わり
 春という文字が輝きを放ち
 草も木も鳥も犬も
 厳格な父も口うるさい母も
 街行く人がすべて
 やわらかい日差しの恵みを受けて
 天国に近い場所でのことだった
 ....
わたしのよるはこうやってふけてゆく

なんだかちかいようでとおい○と☆が
(月と星)

ぼくときみのようです

なんだか悩ませて さみしいおもいさせて
ここまであるいてきたみたい

 ....
 事情をしらない猫はあくびする
 歯車のなかでせいかつするぼくは
 くだらないことで悩む
 そんな僕に猫はひざにのって
 あくびする

 事情をしらない猫はえさをねだる
 しがらみのなか ....
4年分ふたりの過去を巻き戻しあの日と違うバイクでデート

デートとは果たして言ってよいものか指輪は無言でふてくされてる

風を切り向かった先は思い出か国道1号秘密駆け抜け

吾纏う香りは前 ....
石がゴロゴロの川岸で
ひとりでバーベキュー

水はタンクでどのくらい
鉄板と網と
トングと
あれとこれ

そんな非現実的なこと
非実現的なこと

準備から後片付けまでを
目を閉 ....
さよならを態度で示す彼だけど最後ぐらいは言葉が欲しい  高校で世間のぞうきんになるようにと説教された
 記憶とは曖昧でもあるが無意識にもその言葉が胸に残り
 知らず知らず、行動基準になっていた
 争いを避け、妥協をし、自分を押し殺して生きてきた気が ....
 まどろんだ夜明けに新しい希望を探す 過ちの過去時と共に薄れてゆく

 ありがたし我を案ずる人がいる 期待に答え今日も生きる

 煩わしい日々のストレス身に感じ 耐えて埋ずもるこたつの温も ....
 眠れないから仕方なしに詩を綴る
 湧いては出てくる苦く不愉快な思い出
 かき消す呪文は 
 どうでもいい
 運が悪けりゃ死ぬだけさ
 
 ほんの少し勇気を出せば
 今の生活から抜け出せ ....
私の髪は切られずに

毎日伸びつづけるのだった

毎日抜けるのだった

甘いりんごパイとともに

夜更けのコーヒーとともに

同居人の寝息

確認して

そっとほっとする
 ....
 やりきれないという名の橋を
 いくつ渡れば君に会えるのだろう
 
 やりきれないという名の峠を
 いくつ越えれば君は微笑んでくれるのだろう

 やりきれないと刻まれた夜に
 正面か ....
奇妙な事だ


君と僕の距離は
星の運行と
無関係


だから
神には祈らない
誰にも支配させない
君との距離


僕はしない
存在の曖昧なものに
心を預けたりしない
 ....
彼女の場合

   「おはよう!」
   「おはよっ」
   「おはよう」
   鏡の前で、顔がひきつる。
   自然に、一声かけて、早足で追い越していく。
   それだけでいいのに。
 ....
浴室で 回想
ぼんやりと 考える

人は失くしたくないものに
触れられるとなれば
守らなければなんて
思ったか思わないかのうち
それをはねのけている
それは本能のこと
人は動物で
 ....
新宿駅の構内に一人立って、行き交う人を蔑むみたいな目でみるのが好きだ。


怒鳴って歩くサラリーマンを横目に見て、抱き合って手を繋ぎ合うカップルの前を通り過ぎる。
切符売り場の前並んだ行列の先 ....
感情にも質量があるのだとすれば
あふれ出る涙は感情の質量の飽和
涙がしょっぱいのは 
我らが海から来た証拠

大気中でも飽和した質量でこぼす涙が雨と呼ばれる
ひょっとしたら 
大空にも感 ....
此の地面は
匂いも、何も
残らない性質です


此処にいることを示せず
湧き上がること溢れることを戒めてゆく動作が
結果的には
瞬きです


此の地面は
風へと ....
頬を追い越してゆく風と
手招きをするような
まばゆい光

目指すべき方角は一つだと信じて疑わず
出口へと向かって
足を運んでいたつもりだった


不思議だね
振り返ることは敗北では ....
切なさは夜になればなるほどに膨らんでゆく風船みたいに  黄緑色の太陽が僕を照らしだす
 灰色のアスファルトは人工の匂いがして
 雑多な看板は計算だかいやり取りの感触がして
 時々どの道をたどって家に帰ればいいのか
 わわらなくなる
 雑踏のなか ....
すぬかんながぐつ。 さんのおすすめリスト(649)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
してやったり_してやられたり_そればっかり- 蒼木りん未詩・独白105-12-7
とり返しのつかないもの- 炭本 樹 ...自由詩1*05-12-7
全力疾走- 炭本 樹 ...自由詩6*05-12-6
未完成の歌- 便乗鴎自由詩405-12-6
にっさん- 蒼木りん未詩・独白405-12-5
言霊- 一代 歩短歌7*05-12-5
この世に悲劇よなくなれ- 炭本 樹 ...自由詩1*05-12-4
雪の十三花結晶- 小池房枝自由詩605-12-4
散る話し- 蒼木りん未詩・独白105-12-3
紅くなる- 蒼木りん未詩・独白5+05-12-3
やわらかな思い出- 炭本 樹 ...自由詩205-12-2
☆とわたしのないしょばなし- あまくち ...未詩・独白2*05-12-1
事情をしらない猫- 炭本 樹 ...自由詩505-12-1
シンデレラ- 一代 歩短歌3*05-11-30
バーベキュー- 蒼木りん未詩・独白205-11-29
さよなら- 夏川ゆう短歌205-11-27
ボロぞうきんスピリット- 炭本 樹 ...散文(批評 ...3+*05-11-27
短歌十句- 炭本 樹 ...短歌2*05-11-24
眠れぬ夜、一人ってどうしてこんなに辛いの- 炭本 樹 ...自由詩4*05-11-24
夜更け- 蒼木りん未詩・独白305-11-24
やりきれないという名の…- 炭本 樹 ...自由詩2*05-11-24
祈らない、想え!- たりぽん ...自由詩9*05-11-23
片想い_02.上手くいかない- 逢坂桜自由詩2*05-11-23
浴室- あまくち ...自由詩1+*05-11-23
JR新宿駅- あまくち ...未詩・独白3*05-11-23
涙論- アマル・ ...自由詩505-11-23
甘受する体- A道化自由詩1205-11-23
壁画- 千波 一 ...自由詩24*05-11-22
切なさ- 夏川ゆう短歌505-11-22
舞台の演出は神様の云う通りに- 炭本 樹 ...自由詩205-11-22

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