知らない道を歩く

あたしは誰に会いたいんだろう


スーパーでおっさんが店員を怒鳴りつけていて、萎える。

いつもの店に寄ろうとしたら、苦手な客がちょうど一人きりだったので行くところが ....
みつこ みちこ みつえ みちえ みつよ みちよ 
全国のみっちゃんはご存じと思うが
みっちゃんと呼ばれる限り
必ずその背なに不吉な歌を負わねばならぬ

  ミッチャン ミガツク
  ミッテ ....
【Starbow】DATA.1.


 現在地球標準時 = 2160/02/25/13:28.15.138


DOCUMENT. date 2160/02/25
DOCUMENT. P ....
曇りの日でも
君はのんびり

かぜひきの私も
なんだかのんびり


少し晴れてきた
角を曲がると
小学校
目の前に
小さな文房具店
信号が変わるのがいつも遅い
大きな道路への抜け道
自転車も足早に過ぎ去る
空は青く
遠い
いくつもの別れ道
何度も間違った
家に帰 ....
昨日とゆう過去

一時間前も過去

一分前も過去

一秒前も過去

もう二度と戻らない

時間とゆう平等な歴史
やりたかったことが
やってみると
以外に
なんだかつまらなかったり

ほかに
別な気がかりが
かくれていたり
時が経っていろんなこと
知ってしまったから
とか

何がしたいのか ....
あなたがその手の中に包んでいる
小さな小さな光が
私に大きな勇気をくれたから
ありがとうを伝えたいの

あなたは私の見えない物を見て
少し笑いながら手を伸ばすから
私はただ
どうしたの ....
年末になると
山から神様がやってくる
御札を持ってやってくる
勝手口へとやってくる
ママが2000円
払う
来年も火事に遭いませんように
油で汚れた古い御札を
ガスレンジの脇の壁から引 ....
がらくたを集めてそこに塔を創ろう
僕たちががらくたである証にも



ペットボトルを集めてそこにオブジェを作ろう
僕らがアーティストである証にも



空き缶を集めて模 ....
 深い森の中では
 フクロウが夜を歌ってる
 あの娘は眠りの浮舟に乗って
 夜空に漂ってる
 僕は時の移ろいを感じて
 すこしばかりお酒を飲んでいる
 通りに出れば路地裏で
 アスファル ....
コーヒーカップの横に、本がある。
『「待つ」ということ』 そう本がささやいている。
私の心に問われた。私は何を待っているのか?
コーヒーをかきまぜてみる。
耳が頭がカラダがざわざわしている。
 ....
 


はりつめて切れそうだから目を閉じてあんまり空気を吸わないでいる



ひとりごと、白くかたまれ歌になれ風に飛ばずにここに留まれ


鍵盤にひとつぶ落ちる(きん、たたーん)か ....
星を讃えよ
僕はここに生まれる
輝くものを愛しみ
ひるむことなく
ここに生まれたことを
心の種とせよ
星のきらめきを見よ

空を讃えよ
僕はここにいる
目にするものを敬い
たじろ ....
手を繋いで

親指冷たいって言ったら

袖の中に入れてくれて


酒足りねぇって

コンビニ行ったよね





寒かったね
誰か来てよ
黙ってても良いから
傍に居てよ
言葉はいらないから

お願い 私に言葉を喋らせないで
お願い 私に笑みを作らせないで

共鳴する誰かと融けあいたいだけ
葉の落ちた木々の向こうで
白い会話が見える
何を話しているのかわからないけれど
その白さで楽しいことが伝わってくる

枯れ草の中でも
子どもたちが白い会話をしている
何を言っているのかわ ....
わんこに遊ばれて
おなかに口のあいたぬいぐるみ
ピンクのうさぎちゃん枕
縫い合わせたら
ひとつ
こころの穴がふさがった
なんとなく
冬に
寒々としたあの山を見るのはきらいで


ここに帰ってきて
あなたに
寝巻きとかトレーナーとか
買ってやるからと
買い物に連れて行かれたりして
わたしも
誰かの子 ....
今日もまた冬空を一人眺めている

空には満天の星が散らばり

僕にそっと話し掛けてくる

冬の夜空は凍てつくゆうな寒さで

身を切る思いをする

風が冷たく感じられ
 ....
俺は決して希望を捨てない
どんなに苦しい立場でも



俺は決して夢を諦めない
どんなに歳をとっても



俺は決して憧れを諦めない
いくら手の届かない存在の女性であっても

 ....
冷たい風は
そのまま冷たくて
ぼくの身体を凍えさせてゆくけれど
この寒さを乗り越えなくてはと
ぼくを熱くする

冷たい風は
さらに強くなって
ぼくの身体を固めてゆくけれど
この辛さを ....
 霧のかかった幻のなかで
 俺は一人佇んで
 通り過ぎ行く人や車や季節を
 ぼんやり眺めている

 救急車が夜の街を支配する
 隣りの部屋では
 まだ若い大学生が
 寝息を立ててるのが ....
僕はまるで海から川へと産卵の為に戻って来る鮭のよう

歳も三十路を越え、人生の折り返し地点までも超えようとしてるのに

病気に掛かり、その薬の副作用のせいで、10000人に一人とゆ ....
 穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
 心亡き者が一石を投ず
 心に{ルビ小波=さざなみ}広がり
 ベッドの上の枕が震える

 執着する人
 努力する人
 無欲な人
 流されるままの人
 ....
僕はまるで夜光虫、夜になったら動き出す

決して飛べなくなった夜光虫

羽は折れ、地面を這いずる夜光虫

傷ついた羽を休めたくても

休める場所さえない夜光虫

アルコ ....
気球―
高い木の枝によってつかまれる
あなた




報告書
叫び
登られる

とるために
行きました
返ります

あなたは

いません
待つ
いつ

既 ....
  日を浴びて
  自分に水をやるように

  やがて枯れたら口を閉じ
  はるまで言葉を休めるように
  
  
あさがおに釣瓶とられてラプンツェル
ろくろっくび幽体離脱ラプンツェル

その子二十櫛に流るるラプンツェル
マドモアゼル・ラプンツェルかじるプレッツェル

人魚姫の姉さま達の長い髪
12時 ....
布団だか
地べただかわからなく
倒れこみ
かいだ匂いは
金木犀

嗚呼
わたしは

それだけで
しあわせ者だ
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