これは
いつか見た紅葉
遠い日の青空

いまは
もうない
黄色い枯れ葉

その場所に
いくつも過去が
生きている

過去が
現在を飲み込む




ここには
過 ....
一つ二つ三つヒガンバナ咲き出した
一輪の一つ二つ三つだけ咲いている

ヒガンバナ一輪に足りぬ彼岸花
青白い茎まっすぐなヒガンバナ

指を開くように此岸を数えてる
爪の先を割って真っ赤な花 ....
確信のない夢描いて丸めては捨てる行為をまじないとした

あきらめたわけではなくてただ飽きてなにもなかったような口笛

いざという時に大事なことさえも伝えられない不甲斐ない人

この人になり ....
風の匂いが
秋の匂い

明日につながる今日は
終わりじゃないから
投げやれない

ちかごろ
葬式の想像ばかり
生きるも死ぬも
自分の思い通りにならない

ギリギリ
義理立て
 ....
うつら うつら
微かに目を覚ますと
全ての人が眠っていて
わたしも
また目を閉じてしまおうと思った
そうしたら
うつらうつらのなか思う

あの人も
あの子も
目を覚まさない
もう ....
夢は
この歩道橋から
飛んで
シラサギにでもなれたらいいな
ってこと

いま思いついた

私の部品が軋んで
いらないもの削らなければ
重たくて滑りも悪くて
いまはとても飛べないか ....
コスモス堤防を知っていますか


私の生まれた町は
祭りの仕方も変わってしまって
花火大会もなくなりました

予算がないんです


恐ろしく反り立つ
あの川の堤防は
落ちたら死 ....
つかめない{ルビ触=ふ}れられないし見ることもできないものが動き始めた 空を行く
風ほどに軽く満ちていたい
鳥の翼を
ささえ得るほどに

空に吹く
風ほどに軽く満ちていたい
様々な音を
伝え得るほどに

何かあるように見えなくて
それでいい
雲はた ....
朝から風鈴が鳴るも
どこか寂しげなその音は
いつもよりも小さく
張りがなく聞こえる

昼にはセミも鳴くも
何か物足りないその声は
いつもよりも遠く
弱ったように感じる

夕方のテレ ....
一期一会のその時を
誰よりも大切に
互いに互いを認めあい
その時を尊び
行く末を見守る心を結びたい

一期一会のその時が
何よりも大切に
人を人として分かりあい
その場を敬い
共に ....
誰のためにでもなく
ひたむきに
がんばる人がいる限り
自分もがんばれる限り
がんばれると思う

結果が大事というけれど
結果にならない結果だって
大事なんだということを
がんばる人は ....
太陽が沈んで昼が終わるっていうことは
月が昇って夜が始まるっていうこと


今日が終わるっていうことは
今日が始まるっていうこと


そうやって

最後と最初は一緒にやってきて
 ....
























それは
狙っている
のだから
時間は
ありません

ただ ....
思い出に、ゆかたの君が見たいだけ箱根温泉ゆあたりに風

きっかけがどこにあるのかわからない花火轟くまでの沈黙

ぎゅっと手を握る二人は蚊帳の中 外のすべてが愛しく見える



小学生み ....
楽しかった時間が過ぎ
さようならの時間が訪れる
いつまでもこうしていたいと
切り無く思ってしまうけれど
やがてさようならの時間

僕等はさようならをしたけれど
嫌いだからじゃなくて
君 ....
鞄に付いた鈴を鳴らして
いそいそ
歩いてゆく人の気配を感じながら
わたしは
こんなことは後で打ち込めばいいかなと思う
そう思いながら
忘れないうちにと打っている
とても横になりたいくらい ....
 霰のように日々は流れ行く
 スケルトンのように僕の心は丸裸
 かみあわないコミュニケーション
 明日に咲く花

 記憶の泉は血に染まり
 人ごみに紛れてしまえば
 もう僕はアリのなかの ....
あくびをかりて
なみだが
ポロン

ティッシュで拭って
なんでもない
三階の音楽室から一階の
5組の教室を見てた
廊下の向こうの
窓際の席
隣の娘とじゃれてる君がいた
いやだった

わたしが
どんなにきれいな声で歌っても
君のこころに響かない
なんで ....
縛り付けたいと子供のような駄々をこねているだけ
母に似ていること
それは嬉しくもありどうしようもなく苦しいこと
何か怖いものから母は必死に逃げてきた
理由の無い恐怖が母に安らぎを与えることなく ....
女の脂肪は仮構だと友人はらくらくと言い放った
剥ぎ取って
愛して
悔やんでも悔やみきれない自由を
彼は
らくらくとどうしようもなく言い放った

夏の夜はすかっりと光を抱き取り
もう誰に ....
みどり色の通帳を持って
図書館の入り口が窓口の
こども銀行

わたしはいつも
青いお札だった

毎回
千円を積む子は
社長の息子

せんせいを
ママと
まちがえて呼んだ

 ....
さよなら
わたしの一日よ

結婚しているので
恋愛もできません
そんな人たちばかりです

ぼろの雑巾になるまで
それが
この国です
 鳴かぬなら 私が鳴こう ほととぎす 「私大変なの。」
「だけど、あなたも大変ね。」と
言うことにします

「お前も大変なんだね。」
「俺もだよ。」と
必ず後につける

なんだかそういうの嫌だから
 眠れぬ夜
 自分の呼吸だけが心を
 捉える
 
 生きることの難しさ
 困難に耐え凌ぐ毎日

 少しでも希望をうたおうとするけれど
 容赦なしに心に塵が積もる

 時には楽しいこ ....
 僕達の住む星
 地球
 思惑の違う者どうし
 ひしめき合っている

 産まれてきたときは皆一人
 死ぬときも 
 また一人

 限りない選択肢を神様から頂いた
 だからって何をし ....
悪いのはみんなあいつらのせいだ

悪いのはみんなアメリカのせいだ
悪いのはみんな共和党のせいだ
悪いのはみんなブッシュのせいだ
悪いのはみんなブッシュが馬鹿なせいだ

悪いのはみんなテロ ....
きょうは
やけに電話が鳴り
訪問者が多かった

以前に
外構の見積もりをお願いした人が尋ねてきたとき
早く工事をお願いしたいのだけど
いろいろと
入用があって
それに
今度親がいっ ....
すぬかんながぐつ。 さんのおすすめリスト(649)
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理由はないの- 蒼木りん未詩・独白506-8-30
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