苦しい仕事が終わると
何もなかったように
喫煙室

戦友でもあり
敵でもある


要は
上手くいけば
上手くいく

アルコールが蒸発するとき
一緒にすべて
消してくれれば ....
あなたは四十になりました

お祝いに
枯れかけた木に
お酒を振舞いましょう
花が咲き
ふたりに散らしてくれるといい

美しいまま
散ってゆくのは
夢でしょう
酔いましょう
一夜 ....
はじけてしまいました
裂けてしまったんです


中身は半透明で
つぶつぶが少し混じっていましたが
甘い汁と一緒に
流れ出してしまいました


裂けた皮だけが
残ってしまいまし ....
頭上に
たった今、生まれた雲は
どうやって消えてゆくのだろう


どこを通り

どこにたどり着くのだろう


10月の
晴れた日に生まれたきみは
どうやって生きてゆくのだろう
 ....
 
 銭 銭 銭
 
 キミは言ったよね
 今日には返すって
  
 キミは約束したよね
 1万円返すって

 あの時のキミは
 腰が低くって
 僕に拝みたおしたよね

 な ....
どこまで行っても緑がいる
目に入る世界すべてに
緑、あなたがいる

深呼吸して目を開けば
私に流れ込む緑
名前は知らないけど
緑たちありがとう
次の日も次の日も
いなくならないでね
 ....
近寄りたくないけど
友達じゃないけど
関係もないけど


なんだかな


嫌いじゃないから 好きかもしれない

ううんやっぱり 好きでもない



そんな私は
曖昧症候群
魚屋さんの奥さんは
ブロッコリーが好きなので
サンマがよく売れた日は
たいそう機嫌が悪い
なんでもサンマはカリフラワーだそうで
ブロッコリーは明太子だという話だ
奥さんは旦那さんに
 ....
仕事に疲れたおまえが
こんなわたくしの部屋に帰り着くと
雨にぬれたおまえは
いつものように静かに服を脱いだ
行き場のない案山子のようなジャケットを
お前はハンガーにかける
遊んでもらえない ....
SEXしよう。


目をつぶって、体温を感じる。

   「心は空気」

互いに共有され、目には見えないが、確かにある。

心を表すものが言葉だけど、聖なる会話に言葉はいらない。
 ....
スヌーピー
さようなら

コンビニエンスストアの
販促キャンペーン点数シールは
2点足りないまま
10月に入っていて
ため息で台紙を捨てた

気づけば6日
父は一つ年をとった
わ ....
ちょこっとのきっかけで
けんかになった
ぼくは
ありったけのわるぐちをいった

ばか
おたんこなす
よわむし
げじげじ

ぷいっとそっぽをむいて
いえにかえった


ひとり ....
朝の空気は
ひんやりとして
あたらしいいのちを
送りだす
遠くから聴こえる
鳥の声に
遠くで暮らす
母の足音
滲んでる

{引用=耳を澄ます}
朝の空気は
瑞々しくて
白から ....
よくも
攻撃的彼女
悪者になるあたし案山子

案山子
どこにもいない

黄色のなかで
何年も働いた案山子もいたのにね

案山子にいたずらすると
落とし穴に落とすよ

鬼の的じ ....
 石で出来た頭では
 考える力がない

 ただ 追いかけてるのは快楽のみ

 見ず知らずの男に 声をかける

 朝になれば みんなスーパーマン

 夜露にぬれた 草木も
 太陽の恵 ....
ツリーのてっぺんの星を100万個にひとつ、ほんとうに願いがかなうものに取りかえる仕事です。


王子様の先回りをして解毒剤を吹き矢で姫の首筋に突き刺す仕事です。


日々の生活のアクセ ....
しゃべらない子に
『あの子、しゃべれないの?』というのは
ばかげていると思う

それに似た
悪戯な言動をよく聞く

幼稚なのか
少しでも
人より高い位置でいたいのか

意図がある ....
 もっとだ 
 
 もっとだ

 もっとだ

 もっとだ

 

 欲は
 
 果てしない
 バクッ バクッ バクッ

 耳をすませば 聞こえてくる
 僕の身体を流れる
 心臓の鼓動

 バクッ バクッ バクッ

 早くなることもあれば
 ゆっくりとなることもある
 リズ ....
ショパンね
午後のダージリン
微睡みの中に
小さじ一杯の冒険心?
それとも
ただの気まぐれ?
スコット君(文鳥)に問いかけたら
肩をすくめて
ナ・マ・イ・キ
わかっているの
 ....
 当たり前のように過ごしていた
 それは奇跡の連続で
 僕には身にあまることだ

 人生と言う生き物に
 命を吹き込んで
 群集のなかでも生きていたい

 ウイルスが散乱している世の中 ....
 僕の飼い猫は
 愛想がない

 ただ寝て
 ただ食べて
 ただ走り回って

 僕より
 偉いのかもしれない

 僕より
 かしこいのかもしれない

 僕みたいに
 人に
 ....
わらう
あなにむかって
ここはおうのしま

おうゆれる
まゆーん
まゆーん
びしゃ

おうはあつい
おうはわらわれている
かしんどもから
まるでしんだねこみたいにやわらかいのに ....
夕暮れ
絶望は希望の反対語ではなく
生きている私の
不安の影がついてくる

彼女は飲み会に行ってしまった

虫たちに話しかけようとするが
虫たちは鳴いていない
犬も鳴いていない
葉 ....
建設途中の高層
マンションを
逆光のなか
ぼんやりと眺め
点在する雲に
かかる夕日が
とてもきれいだったので
携帯で写真を撮ろうと
とりだすけれど
小さい画面に映る ....
 文字と言う道具を使って
 見も知らない 人に
 メッセージが送られる

 人それぞれの ステージで
 それは いろんな色に変わっていく

 変わらないもの
 永遠に続くもの

  ....
お茶をいれましょう
このひとときが素敵

緑の森を連れてくる葉っぱに
深呼吸

ヒトハダよりも フタハダの
温かな水で
ふたりぶん

カップは
お気に入りをひとつ ....
 詩は 眠れないときに書けばいい

 詩は 暇なときに書けばいい

 詩は 落ち込んでるときに書けばいい

 詩は 寂しいときに書けばいい

 詩は 怒っているときに書けばいい

 ....
細い道を一人で
ひっそりゆっくりあるいていると
背中をつめたい汗がするりとながれ
自分がほどけていくのがわかるのだ

おだやかにあれ
かぜとともにあれ
朝を生き 夜を生き
かぜのなかに ....
 叫び声をあげていた
 寂しくて情けなくて無力で
 
 臆病だった
 ただ流される恐怖のなかで
 自分の存在を確めたかった

 認めることから始めた
 自分の殻を破るために
 もがき ....
すぬかんながぐつ。 さんのおすすめリスト(649)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
苦しい仕事- 蒼木りん未詩・独白4*05-10-7
- 蒼木りん未詩・独白305-10-7
忘れな葡萄- たりぽん ...自由詩12*05-10-7
Birthday- 一代 歩自由詩4*05-10-7
- 炭本 樹 ...未詩・独白405-10-7
緑流れる- 未詩・独白4*05-10-7
曖昧症候群- 神音自由詩105-10-6
魚屋- 仮名自由詩205-10-6
秋の乳房- 黒田康之自由詩505-10-6
SEXしよう- es未詩・独白305-10-6
点数シール- 蒼木りん未詩・独白4*05-10-6
けんか- さち自由詩10*05-10-6
朝の祈り- 未詩・独白13*05-10-5
案山子- 蒼木りん未詩・独白205-10-5
置き去りにして- 炭本 樹 ...自由詩205-10-5
仕事- Monk自由詩15+05-10-4
おかしなこと- 蒼木りん未詩・独白2*05-10-4
もっとだ- 炭本 樹 ...自由詩205-10-3
言葉の鼓動- 炭本 樹 ...自由詩3*05-10-3
山の手- Monk自由詩405-10-3
気づかなかったもの- 炭本 樹 ...自由詩505-10-3
猫ちゃん- 炭本 樹 ...自由詩305-10-2
うそのこどく- 石川和広自由詩3*05-10-2
鳴き始める- 石川和広自由詩7*05-10-2
解凍ファイル- なかやま ...自由詩405-10-2
心だけは羽ばたけ- 炭本 樹 ...自由詩5*05-10-1
ティー・タイム- 未詩・独白6*05-10-1
詩はね- 炭本 樹 ...自由詩3*05-9-30
優しい場所- 竹節一二 ...自由詩605-9-30
回顧- 炭本 樹 ...自由詩405-9-30

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