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迷惑だったら

ごめんなさい


眠たいのに
ごめんなさい
忙しいのに
ごめんなさい
疲れているのに
ごめんなさい
雨の日なのに
ごめんなさい

迷惑だったらごめんなさい
 ....
アア 頭ガオカシクナリソウダ

という
正常の線上で
コンクリートみたいに固まっていく気がする
かれた硬いスポンジが砕ける
すでに
こわれた幾つもは
空に投げて見えない星になった
大 ....
あなたの声の聞こえない場所へ

駐車場を照らすオレンジ色のライトが
とても
綺麗なものに見えて
夢をみてしまうんだ

そんなこと
迂闊に人に言えない

だからひそかに
ひとり歩き ....
わたしはただやわらかい
ふとんで眠りたいだけ
なの


文句言わないで
わたしを見ないで
あなたには
見えないものになりたい

わたしは
わたしのように生きては
あなたの不都 ....
なにを喋っているのか分からない
ラジオは
チュー二ングのあっていないまま
つけておく
そちらに
気をとられては
いけないから

ラジオがすきだ
同じ時間に
いつものオープニングテー ....
ながいながい朝が来るのは
いつの日か
ながいながい夜に飽きるまで
厚いカアテンで
部屋はいつでも夜になってしまうような
家に住んで
塩素で掃除する
リズムなんて
乱されるためにあるよう ....
やりたかったことが
やってみると
以外に
なんだかつまらなかったり

ほかに
別な気がかりが
かくれていたり
時が経っていろんなこと
知ってしまったから
とか

何がしたいのか ....
わんこに遊ばれて
おなかに口のあいたぬいぐるみ
ピンクのうさぎちゃん枕
縫い合わせたら
ひとつ
こころの穴がふさがった
なんとなく
冬に
寒々としたあの山を見るのはきらいで


ここに帰ってきて
あなたに
寝巻きとかトレーナーとか
買ってやるからと
買い物に連れて行かれたりして
わたしも
誰かの子 ....
僕はまるで海から川へと産卵の為に戻って来る鮭のよう

歳も三十路を越え、人生の折り返し地点までも超えようとしてるのに

病気に掛かり、その薬の副作用のせいで、10000人に一人とゆ ....
布団だか
地べただかわからなく
倒れこみ
かいだ匂いは
金木犀

嗚呼
わたしは

それだけで
しあわせ者だ
これは
いつか見た紅葉
遠い日の青空

いまは
もうない
黄色い枯れ葉

その場所に
いくつも過去が
生きている

過去が
現在を飲み込む




ここには
過 ....
風の匂いが
秋の匂い

明日につながる今日は
終わりじゃないから
投げやれない

ちかごろ
葬式の想像ばかり
生きるも死ぬも
自分の思い通りにならない

ギリギリ
義理立て
 ....
うつら うつら
微かに目を覚ますと
全ての人が眠っていて
わたしも
また目を閉じてしまおうと思った
そうしたら
うつらうつらのなか思う

あの人も
あの子も
目を覚まさない
もう ....
夢は
この歩道橋から
飛んで
シラサギにでもなれたらいいな
ってこと

いま思いついた

私の部品が軋んで
いらないもの削らなければ
重たくて滑りも悪くて
いまはとても飛べないか ....
コスモス堤防を知っていますか


私の生まれた町は
祭りの仕方も変わってしまって
花火大会もなくなりました

予算がないんです


恐ろしく反り立つ
あの川の堤防は
落ちたら死 ....
鞄に付いた鈴を鳴らして
いそいそ
歩いてゆく人の気配を感じながら
わたしは
こんなことは後で打ち込めばいいかなと思う
そう思いながら
忘れないうちにと打っている
とても横になりたいくらい ....
あくびをかりて
なみだが
ポロン

ティッシュで拭って
なんでもない
三階の音楽室から一階の
5組の教室を見てた
廊下の向こうの
窓際の席
隣の娘とじゃれてる君がいた
いやだった

わたしが
どんなにきれいな声で歌っても
君のこころに響かない
なんで ....
みどり色の通帳を持って
図書館の入り口が窓口の
こども銀行

わたしはいつも
青いお札だった

毎回
千円を積む子は
社長の息子

せんせいを
ママと
まちがえて呼んだ

 ....
さよなら
わたしの一日よ

結婚しているので
恋愛もできません
そんな人たちばかりです

ぼろの雑巾になるまで
それが
この国です
「私大変なの。」
「だけど、あなたも大変ね。」と
言うことにします

「お前も大変なんだね。」
「俺もだよ。」と
必ず後につける

なんだかそういうの嫌だから
きょうは
やけに電話が鳴り
訪問者が多かった

以前に
外構の見積もりをお願いした人が尋ねてきたとき
早く工事をお願いしたいのだけど
いろいろと
入用があって
それに
今度親がいっ ....
じっとしていても
じりじり
お金は差引かれていくのです

今夜は
月明かりがないから
パソコンの画面がいちだんと
眼に刺さります

こんなに
慎ましく暮らすわたしのことを
少しで ....
「早く帰りたい」

ここは家だが
どこに帰りたいのか

わたしの帰りたい場所は
どこなんだ

水を一杯飲み干して
煙草を一本吹かしても
帰りたいところが思い出せない

ふとんに ....
まだ雪が降るらしい

2月の空は
春の寝ぼけのような曇り空しか浮ばず
ふきのとうの天ぷらが
とれたてでないために
それはスーパーの惣菜だから
わたしの目を覚まさない
ぐずぐずしてる春が ....
美しい木は
幾百年ものあいだ
その土地に立ち続けている

カナリアたちが
愛したその木は
誰もいったことがない場所
誰もがいったことがある場所に
根をおろしている

朝の光でくちば ....
あなたが楽しかったり、嬉しかったりする時は
そのことを知りたいって思う

あなたと一緒に、それができれば一番いいのだけど
いつもできるわけではないから、せめて知りたいと思う
その時のあなたの ....
君に何か言おうと笑ってみても
なにもできずに
僕ら、気づかっていても 
たがいの距離が量りきれない

遠く、目に見えぬ明日 
不安だらけで少し苦しい
この夜を飛び越えて君に
会いに行け ....
携帯電話は

空になった

シークレットは

もう使われなくていい

ただその事実を

記憶しておくため

もう子どもじゃないから

振り回されない

溺れない

 ....
すぬかんながぐつ。 さんの未詩・独白おすすめリスト(106)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
迷惑だったらごめんなさい- 蒼木りん未詩・独白307-6-28
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小石の入り込む靴- 蒼木りん未詩・独白707-5-30
めざわり- 蒼木りん未詩・独白4*07-5-23
ラジオ- 蒼木りん未詩・独白407-2-25
どうにでもして- 蒼木りん未詩・独白107-2-10
わたしはわたし- 蒼木りん未詩・独白106-12-30
縫った- 蒼木りん未詩・独白506-12-8
いまごろ- 蒼木りん未詩・独白506-12-7
- DirectConnec ...未詩・独白4*06-11-28
それだけ- 蒼木りん未詩・独白1306-9-22
写真- 蒼木りん未詩・独白506-9-20
秋の山麓で- 蒼木りん未詩・独白406-9-4
- 蒼木りん未詩・独白206-8-30
理由はないの- 蒼木りん未詩・独白506-8-30
コスモス堤防- 蒼木りん未詩・独白306-8-29
ガス切れ- 蒼木りん未詩・独白306-7-20
なんでもないよ- 蒼木りん未詩・独白606-7-5
がっこう- 蒼木りん未詩・独白306-6-23
こども銀行- 蒼木りん未詩・独白106-6-9
ぞうきん- 蒼木りん未詩・独白106-5-30
重点- 蒼木りん未詩・独白206-5-30
体温- 蒼木りん未詩・独白406-5-27
じりじり- 蒼木りん未詩・独白106-5-3
帰りたいところ- 蒼木りん未詩・独白106-5-1
ふきのと- 蒼木りん未詩・独白406-2-6
美しい木- mina未詩・独白506-2-5
教えて- とびまる ...未詩・独白3+*06-2-4
きみに- 入谷理未詩・独白2*06-2-4
ポニーテールが崩れる- 蒼木りん未詩・独白106-1-31

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