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やさしいひとの
やさしくあろうと
どりょくしているひとの
たましいにふれた
それはなにより
やわらくて
ここちいい
しごとができるとか
くちがうまいとか
おかねがある ....
傾いた四月の窓枠に
腰をかけて
うかれる風の様子を
ぼんやりと眺めていた
風は僕の前を通り過ぎ
木々の葉をペロリ
と捲ったかと思うと
今度は地面に急降下し
土とワサワサ ....
パンをちぎる
その手で私は
鶴をおる
鶴をおる
その手で私は
猫をなでる
猫をなでる
その手で私は
ページをめくる
ページをめくる
その手で私は
小銭をかぞえる
....
おそらくそれは夢だったのだ
夕やけを膝に乗せて僕はおもう
引き潮の静けさがこの身体を隅々まで覆っても
どこかでまだ焦げた匂いがするのだけれど
膝を転げ落ちた夕やけは世界 ....
あんしん したい
ボクは もっと あんしん したい
やさしい おんなのこと いっしょに
おふとんで まるくなるのも いいし
いつでも なんでも
おかわり じゆう ってのも いいし
....
高い高いビルとビルの間に真冬でも
青々とした葉っぱをいっぱいにつけた大きな木があって
その木の葉っぱたちは風が吹く度に
小さく身を寄せ合ってクスクスと笑った
僕はその木の前にあ ....
運河の方へと枝を伸ばす木の下に居ます
十五分の休憩時間に会社を抜け出して
頭の中で君に手紙を書いています
目の前には誰も乗っていない船が少しだけ揺らいでいます
今日はとても風が強くてそのせ ....
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
なだらかな夜の背骨の上を
滑るようにして僕は歩く
温度を持たない
曲がり角を曲がり
名前を寄せない
ガードをくぐる
透明感を隠した街に焦がれる
僕を覆う他人の溜息
....
ある冬の日の午後に
人通りの少ない道を選んで
散歩をした
それは確か 手が
かじかむほど寒い日だった
一時間ほど歩いて
そろそろ家に戻ろうとした時
前方にある ....
猫がタンゴを踊るよりも軽やかに
君は詩う
蛍光灯の下で途切れながらも
僕は笑う
賑やかなブレーカーを落として
睫毛に漏れる灯りだけで手繰れるのならいいんだろう
けれどどちらにし ....
真正面の三日月を眺めながら
帰りの坂道を登っていた
薄ぼんやりとしたその境目が
どこか僕に添うようで
しばらくの間僕はじっと
三日月を見つめて歩いた
するとやが ....
ひけらかすような寂しさを
風が夜更けに運んできた
分かり易過ぎて僕は
冷たくしらけてみたりする
寂しさなら山ほど
ウチの廊下にも溜まってるし
そんなに暇じゃない ....
言葉の陰で泣くのはいけない
それならば言葉の上に突っ伏して
泣きなさいと月は言う
果たしてそんな事が僕に
出来るのだろうかはまだ分からない
一息で詠えるフレ ....
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(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
やさしいひと
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松本 涼
自由詩
5
10-4-9
四月の窓枠
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松本 涼
自由詩
3
07-3-11
リンゴ
-
松本 涼
自由詩
8
06-12-17
光の影
-
松本 涼
自由詩
2*
06-2-8
あんしんしたい
-
松本 涼
自由詩
10*
06-1-16
クスクス
-
松本 涼
自由詩
12*
06-1-11
十五分の手紙
-
松本 涼
未詩・独白
7*
06-1-5
私はとても小さいので
-
松本 涼
自由詩
114+*
06-1-2
背骨
-
松本 涼
自由詩
6*
05-12-21
カステラ
-
松本 涼
自由詩
9*
05-12-13
ダンス
-
松本 涼
自由詩
1*
05-12-3
坂道にて
-
松本 涼
自由詩
6*
05-11-7
暇
-
松本 涼
自由詩
8*
05-11-4
言葉
-
松本 涼
自由詩
7*
05-11-1
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