すべてのおすすめ
夕暮れに 綺麗に染まる 茜色 旅立つ君に 見せてあげたい 

燦々と 光り輝く 夕焼けに いつもと同じ 誓いをたてる   
いくつもの
道を歩いて
噛みしめる
残した足跡
今なら見える
夜の道に
照らしだされる
白い月
淡い思い出に
涙する
うなだれる白い首筋なぞる指乱れた髪を櫛で掻き揚げ さよならも告げず終わった夏の恋 朽ちた蓮の葉 爆ぜた秋の実


上弦の月に投げてみたりする 過ぎ去りし恋を球のかわりに


しあわせは賞味期限なしにつき 恋せば回れ 急がば哀れ


 ....
なまえなど我にいるものなどでなし 吾が名は ただの トランペット 。

保護をうけ生活し我の小さな國 完成 間近に 小鳥が 来鳴きぬ 。

ひとつこと ただ 思い詫び過ぎにし 日々の クリスマ ....
●「なべ底のカレー焦がしたらばっ金300円!」と貼り紙されて

●あなたは焦がすから、絶対焦がすから、あたためるならチンにしてよね

●チンじゃなくてむしろピッピーと鳴るでしょうゆうべのカレ ....
「またあした」嘘になるけど手を振った。残り三分、世界終わります。 {引用=
元素の記号に音を託して、

ひとつの譜をここに。

それぞれの元素たちの姿を探しつつ、

あそびに流れてみませんか。}



●Fe(鉄)  

   フェンス越し ....
初恋の人の名前を呼ぶように遠い花火は音だけで咲く


宵かがり すくい上げられひと夏を共に過ごした金魚の記憶


パラソルを少し傾け向日葵と同じ角度で空を見上げる


涼しげな薄い便 ....
苦しみと悲しみふたつ慣れすぎて触れるときまであなたを知らず




骨と骨あたらぬようにかたち変え心と肉の汗ばむ出会い




苦しみとよろこび混じるあなた ....
黄昏に季節外れのお花見を 浴衣姿の君に一献


記念日に飲もうと言ってた幼き日 開かずの洋酒 明日嫁ぎます


ぅんまいねぇ 
   ジョッキがからりと音たてるラムネもころりと笑って ....
ペルシヤの青い陶器がひとかけら我を誘え千夜一夜に

アラベスク文様煌めく異国(とつくに)の薔薇の女の微笑み妖し

ダマスクス鋼(はがね)のように煌めいた瞳美しムスリムの君

ヴェスピオの灰 ....
朝顔の 浴衣着せられ すましても
{ルビ囃子=はやし}の誘いに 鳥のはばたき

色具合 綺麗じゃないかと なだめても
姉のお古に チョーさん唇

何故わかる 金魚の匂い ぐいぐいと
群れ ....
魂が枯渇しそうなこの暑さだるさ寂しさ負けそうな日々

回るだけ進まぬあなたは扇風機みたいな恋をこの夏もする

一人寝がこんなに暑い熱帯夜 二人で寝たらどうなるのだろう

ああ嫌だ雨がしとし ....
思い出に、ゆかたの君が見たいだけ箱根温泉ゆあたりに風

きっかけがどこにあるのかわからない花火轟くまでの沈黙

ぎゅっと手を握る二人は蚊帳の中 外のすべてが愛しく見える



小学生み ....
夏をつれてくる妖精がいないから冷やし中華を初められない


泣きながら闇夜に響く帰り足コンクリートは{ルビ夏=プール}の青み


ウェディングドレスの中で夏に埋む指の日灼けを抱いて遠くへ
 ....
冷えきった繋いだ手と手を温泉で去年の炎暑を取り戻そうとす



耳元で優しく君が囁いたあの夏のさよならを海で泳がす



夢うつつ瞬時に散りゆく白昼夢、儚く消える思い出花火


 ....
●奇跡さえ 起こす力の 源は 人を愛する 想いから


●苦しさに 握り拳を 振りかざし 吼える川辺の 水蒸気


●さよならと 聞いたあの日は 寒空の おかえりと 呟く明日 蝉時 ....
水深5キロメートルの恋に落ち プールサイドで墜落する午後




砂浜の午睡からうつら目を覚まし すいかの縞の波に溺れる




ピーラーで削がれ半裸になりしきみ 水にさらせば ....
しなやかに 手折る指先 見とれつつ 翼をもがれ 君に堕ちゆく

漆黒の 壁紙に映ゆ 君の色 時を忘れて なぞる指先

浴室の 戸を開きかけ 頬滑る こぼれ髪の香 君の胸にも

絡ま ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
枝豆の
香りとともに 
茹で上がる
頬染めたきみ
ビール欲する
今日と明日継ぎ目の時に迷い込む空疎な羽ばたき地下室の夜に 愛なんていらねぇからさ、温泉で混浴チョメチョメしてぇのよ、夏。

君が持つ花火の描く曲線が僕らの絆の擦過傷です

都合よく凸(でこ)と凹(ぼこ)とがあるのに僕ら蚊帳を隔てて交わりもせず

 ....
愛し合う二人の仲はマル秘なの親兄弟にも親友達にも

柔らかい肌もあなたの唇もその感触が近しい二人

背徳の恋のはずだが何故だろう愛し愛されこうも幸せ

けたけたと笑い飛ばしてホラを吹く背中 ....
「海まではあと2時間はかかるからスイッチをぜんぶOFFにしとくの」


扇風機だせば宇宙人がやってくる黒いかみのけ黄色いはだの

温泉は自宅の風呂とは違うからはだかの歌は真夏の空へ

 ....
携帯の001が空になる002の名前で埋める


けだものの名前教えて わからない言語でさけぶことになるけど


まっくろな花のない不思議命日は百合をインクにつけて乾かす


世の ....
どこまでも続くこのみち駆け抜けて旗をかかげて名を刻もう 駆け抜けて 過ぎ去ってゆく 思い出に

また君は何を 思うのだろう

   
逢坂桜さんの短歌おすすめリスト(302)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕陽- 緋新短歌2+*06-10-5
足跡- 緋新短歌3*06-10-2
- 緋新短歌2+*06-10-1
- いまいま ...短歌5*06-9-30
めぐる- 松嶋慶子短歌8*06-9-26
今宵は_満月_。- すぬかん ...短歌206-9-22
朝からゆうべのカレーを食べる時点で私たちは人生の敗残者である- 山田せば ...短歌4*06-9-18
_たそがれ_- ミゼット短歌1*06-9-18
◆元素の譜- 千波 一 ...短歌15*06-9-15
レトロ- ソマリ短歌1406-8-26
あなたであるもの_あなた_息の源- 木立 悟短歌806-8-16
酒類- 十六夜短歌206-8-11
いにしえのまち〜西へ旅する五七五- AKINONA短歌506-8-11
祭囃子に誘われて- 佐野権太短歌16*06-8-7
夏に歌えば〜あつさにめげず五七五- AKINONA短歌206-7-30
【短歌祭参加作品】青の墓場- 一代 歩短歌11*06-7-30
【短歌祭参加作品】ゆめのなかのこいびとたち- ピッピ短歌1106-7-28
【短歌祭参加作品】こちら冷夏- 容子短歌1006-7-27
5つ- すこぶる短歌106-7-26
【短歌祭参加作品】半透明の夏- 望月 ゆ ...短歌29*06-7-25
ひとつのピリオド- 椎名乃逢短歌2*06-7-24
【短歌祭参加作品】半裸少年- 石瀬琳々短歌24*06-7-21
夏の風呂上り- しいこ。短歌2*06-7-20
変更線- チェザー ...短歌2*06-7-17
【短歌祭参加作品】サマー・サマー・サマー- ミチル短歌6*06-7-12
よくある話?〜あやういこいの五七五- AKINONA短歌206-7-10
【短歌祭参加作品】愛のない慈悲なんていらねえよ、夏- たたたろ ...短歌8*06-7-9
nagashi-so-men_2_赤- ピッピ短歌406-7-6
2006年06月分- 秋山真琴短歌606-7-5
一瞬の出来事- 静寂短歌106-7-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11