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{ルビ静寂=しじま}からもの憂き雨が貫けど
  破れる夢もない熱帯夜



曼珠沙華かさなる闇に{ルビ咲乱=さくらん}す
  狂おしいまま抱く情に似て



熱き夜に悶える ....
走りきて吾が手をとりて飛行機雲
指さす孫は 1才と半


{引用=
   (孫=まだものが言えなかった頃)
戦いで戦いの無い世の中を得ようとしても得られるはず無く



行き先は極楽浄土と信じきり桜のように散り逝く戦友



生きる意味捜し求めて死ぬ意味を押し付けられた彼等儚く

 ....
ひと知れず眠り深まる硝子傷なさけに託した夢の数だけ


鋭さは傷つかぬこと自らが裂いたものにも怯えること無く


いつくしみ囲いを厭わぬいばら織り潤んで消える虹のひとひら


 ....
疲れてるけど可愛い妻よわが鳩よ福井の海の一夏の日に

わが心じっと離れぬこの家に妻よいつまでもいつまでも

きみがため歌を書く机のうえに花の写真と僕のなみだと
『おはよう』と
交わす言葉に
込み上げる
今日の愛しさ
噛み締め生きる


『また明日』
あると信じて
別れてく
沸き上がりくる
寂しさ隠し
単純もよきときあると自らと
慰むるとき 時雨の音する


ふれ合いし手の冷たさは言はずして
春雪消ゆる早きを語る

尋ねきし人は留守にて山茶花の
散り敷く庭に一人ごちする

我が裡 ....
押し入れで
手繰り寄せた
青春の
3ページ目の
笑顔の魔法
 
アルバムの
ページの枚数
数えては
その数よりきっと
多いと思う
 
反射する
カッターシャツの
青写真
 ....
恋の道 照らすかのよう 月明かり ためいきさえも いと柔らかに


道すがら 出会った二人 ときめいて この一瞬が 永遠にと願ふ


優しかれ 涙はすべてを 許します 闇に小さく きらりと ....
穏やかな日々の陰からはみだした恋という名のあてなき手紙


忘れたい忘れよう忘れられるのか君に恋がるる熱き自分を
朝露に光る姿は艶やかに彩り添える紫陽花の花


清流に若鮎跳ねる今もまだ大志をせなに雄飛を胸に


揺れ動く穂波は仰ぐ空の青田には命の輝き満ちて


雨続く窓の際には子どもらが作りし ....
五月雨に打たれて果てる卯の花に永遠には咲けぬ理を知る 降り注ぐ雨音強く打ちつけて
声をかき消し絶えず涙す

濡れねずみ涙の跡もかき消して
変わらず空はただむせび泣く


誰がために声あげ泣かむこの空は
絶えぬ想いを涙に変えて

 ....
濡れそぼり張り付く髪もそのままに睫毛重ねて雨を忘れた 君思ふわが名流るる滝つ瀬の
   はやき心をたれか止むらむ

紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
   いでやかなしき人をぞみゆる

こころありや宵待草にあさつゆを
   ....
ドトールの片隅の席 揉み消した 今日の吸殻 君への想い

席を立つ後ろ姿に映る影 君への未練まだ捨て切れず

月照らす家路の途中 何か落ちていやしないかと俯き歩く

誰もいぬ部屋の明 ....
悔やんでも過ぎた時間は還らない だから未来を選びだすのだ
 
成功もあの日犯した過ちも全てが今のここに繋がる
 
感情を無くせば死んだと同じこと 想う心は生の肥料に
 
過ちを幾度も重ね学 ....
さよならは青い背もたれ始発にて四月の夢を温めにいく



アンニュイな晴間が秘める春雷に片目をとじて君を待つ午後



ないしょです。星くず燃える屋根裏で子猫と愛し合った日々など

 ....
そういえば、春をずっと待っていたのです。春らしからぬ、風に身をよせ

いつのまに桜は散ってしまったの?桜のように私も消えたい

その月を明るくなるまで探してた。君も見ている青い月です

一 ....
吹きぬける冷たい風の空高く
ひかりの鼓動は
静かにそそぐ



雪解けをあつめて川は哭いている
生まれたばかりのわたしの春に


ひとひらの可憐な花は弓使い
瞳砕けて曇りをうるむ ....
いつまでも
私は貴女の
子でいたい
そう思うのは
我が儘ですか?
 
いつの間に
貴女の背丈
追い抜いた
疲れた肩を
そっと抱き寄せ
 
これからは
貴女のことを
支えたい ....
 
あの頃の
二人に捧ぐ
カスミソウ
無邪気なままの
君は遠くて
 
 
歩き出す
二人の旅に
タンポポを
また逢える日を
祈りて贈る
 
 
 
 「おはよう」と
 笑顔で交わした
 一日は
 何故か心が
 ふわり空へと

 悲しさも
 あなたの笑顔を
 見た瞬間(トキ)に
 遥か彼方へ
 ひらり飛んでく

 ....
ほら、ごらん富士の白さも遠くこそ断てる距離にぞ人美しく

おはようという言葉もなく席は空き君もわたしも新しきが来る

この色ね。君が結婚するならと春と色めく{ルビ熨斗=のし}袋買う

バス ....
{引用=ルール
・それぞれのお題の文字を1首に2つ以上入れる}





{引用=春}





腹巻で播磨の晴れ間春巻をパリパリ{ルビ食=は}める春の間に間に



 ....
 
 
若葉燃ゆ
君の熱意に
照らされて
日毎世界も
情熱的に
 
桜散り
蒼き空には
つばくらめ
今日も世界は
光に満ちて
 
 
小市民の怒りは高層ビルのうえ浮かびて月は夜を満たさむ

聖燭をみがき輝かしたる夜工人ヨセフを愛してやまず

カモメ飛び立てるを遠くながめをり意思なき男は飛べないカモメ
千切れかけなお千切れざるアロエ葉をふと千切りしが持て余しけり 青空にわれをおさめし帽子舞ふ故郷はいつもわれを拒まづ

街灯に蛾はなに求め集まれり夢なき高校生の分身

マッチの火点けて拡がる夕暮れに未来に逆らひ運河薔薇色
今君に電話したいと思ったのは酔ってるだけと言い聞かせてる


日常に戻ればきっと忘れてく淋しさを知る休日の午後


君のその「逢いたい」のうちいつだって5割以上は淋しさだろう


 ....
逢坂桜さんの短歌おすすめリスト(302)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
熱帯夜- Rin K短歌24*07-6-17
昭和五十五年- むさこ短歌7*07-6-16
WAR- 十六夜短歌3+07-6-14
◆硝子傷- 千波 一 ...短歌8*07-6-13
妻三首- 生田 稔短歌607-6-12
あいさつ- 秋桜短歌7*07-6-11
14P_「短歌2」より- むさこ短歌12*07-6-9
青写真- 殿様が得 ...短歌107-6-7
夜の六首- おるふぇ短歌807-6-7
そっと泣いた日- さち短歌11*07-6-2
水無月- 秋桜短歌11*07-6-2
卯の花くたし- いまいま ...短歌4*07-5-31
涙のように- 秋桜短歌3*07-5-30
逢雨- いまいま ...短歌8*07-5-28
恋夏草(れんげそう)_______■古語の宴参加作品■- Rin K短歌28*07-5-28
こぼれおちるもの(其の二)- 快晴短歌4*07-5-27
- 秋桜短歌1*07-5-23
さくらさくら- まほし短歌17*07-5-17
【短歌祭参加作品】春を待っていたのです- たにがわ ...短歌507-5-14
◆春の扉- 千波 一 ...短歌24*07-5-13
お母さん- 秋桜短歌707-5-13
花言葉- 秋桜短歌8*07-5-12
Good_morning- 秋桜短歌107-5-10
春の色、それは、わたしにとって新しき- たにがわ ...短歌307-5-10
【短歌祭参加作品】夜桜よ涙の水は何色か手に取る月の顔に春の日- ピッピ短歌707-5-9
5月- 秋桜短歌507-5-8
飛べないカモメ- 村木正成短歌2*07-5-6
アロエ- A-29短歌6*07-5-3
運河薔薇色- 村木正成短歌4*07-5-3
ベッドに伏して- 歌乱亭カ ...短歌3*07-4-25

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