すべてのおすすめ
目を閉じて思い浮べる風景は 夏の川辺と冬の吹雪と 安らかに 眠りと溶ける 春の殻
青二才とは 墓穴掘る君

A SPRING EMPTY BODY MELTS IN PEACEFUL SLEEP
YOU'VE ACCEPTED YOURSEL ....
美しい赤ん坊のこぶしには滅びの言葉握られていた


怖い雨、怖い光を浴びまくり僕らは汚い名前をもらう


眩しくて見えない僕らの遺伝子に刻み込まれる悲しい記憶


誓い合う幼い僕たち ....
漠然と自問自答が煮詰まれば頭がなぞるチェーンステッチ

ひとりでは出せない答え 明け方に鳥はどうして西へゆくのか
色の無い 僕のココロを鮮やかに
      彩って行く キミのコトノハ
初めから独りだったら感じない寂しいだとか恋しいだとか

恋なんて爪を切るのと同じなの残しすぎても切り過ぎても駄目
この世界自分の為に在るものと信じていたね十代の夏

渋柿を吊るしそろそろ食べ時と変える寒風頬張る君よ
鱗粉を 撒く蝶々を 姉が追い「もう帰ろうよ」「行かないでよ」 ねぇ

死してなほ国歌と定めし売女を罵った兄 頬の引き攣れ




抗菌の ボールペン握り 立ち尽くす 書くこと以上の理由を ....
古里の小高き丘の菩提寺に

 雪をかむりて立ちあらむ

 {ルビ墓石=いし}に刻まれし名のありて

 生きた証の名のありて

 香華の絶ゆるなかれとぞ

 過ぎし時をぞ思いたり
 ....
なんとなくぼんやり空をみてるだけ
そういうときがいちばんすきだ

「どこまでもつづいてるって感じるの
 だからわたしは空がすきなの」

窓ぎわの彼女は空を見上げてる
僕はとなりでコーヒー ....
北からも南からも容赦なく真っ白な風に挟まれる私

君のその視線の奥にある未来私はちゃんと映ってますか?

寒い中砂浜で焚火してみたいある小説の真似するように

溜息に混じって出るのは幸せで ....
饒舌な彼女の隣りで頬に手を当てて頷く 君に恋した

ティーカップの淵をクルクル撫でている細き指先 俺は恋した

「ぽっちゃりとした唇がきらいなの」尖らす唇 君に恋した

「ばかみたい」そっ ....
信念を貫き通せ真っ直ぐに道の先に待つモノ求め

吾がままに少し自分を大切に周りを見ればきりが無いから

勝ち組か負け組みかなど括れない何が基準で誰が決めた

人生に無駄な道など無いのだよ必 ....
人生を白か黒かで割り切つた十九の肩に散る花はなし

旅立ちに泣く人もなく大空を舞う飛行機を見つめおりたり

太陽に向かひて飛行する期待 半周を経てコスタリカに立つ

冗談のやうに支給のグロ ....
待ち合わせあなたが来るまでの時間胸はドキドキしあわせの音


闇の中月の光に導かれ迷うことなくあなたの胸へ


最近は悪いニュースが多すぎてこの先不安な日本の行方


雨上がり空に浮 ....
仕事終え帰りの道は暮れにけりああ冬来ぬと心しみじみ

暖かき風呂に我が身を浸らせば凍りし心溶かされてゆく

冬の星漆黒の闇ありてこそひときわ光るその天空に

静かなる夜独りいて目を瞑り心の ....
買出しで子どもに紛れスーパーで 食材よりもツリー見る君  

酒コーナーあとでいいのよ 味付けも肉も魚も決めてないでしょ

シラタキも糸こんにゃくも振って君 「私マロニーじゃないとだめなの」
 ....
理由もなくあなたの顔を見たくなる それが理由だと言ってみようか 炎抱き天に向かって捧げんと燃えて散りゆく桜木並木

ただ青いただただ青い空に合う赤を散らせて木枯らしが吹く

舞い落ちる火の粉に巻かれここでなら秘めた想いを一人言ちても

振るうこの葉の数 ....
数学のプリントの裏に書き連ねるLoveとHateのアンサンブル


気付かないままに私はチャペルの写生の中に君の欠片を描き込む


図書館でニーチェを読む君15歳「かみさまなんていなくてい ....
{引用=澄んだ光の菜の花 そうしてかざした手のひら
数を数え飽きたらすぐに ここまで走っておいで
                                
                ....
すきだとか きらいだとかと いうけれど もとはといえば みんなおんなじ。  弱き我ひとり行く道振り返り救われぬ心いつの日か晴れん

 
 人はみな別れの訪れ知りつつも刹那の出会いに心惹かれて


 限りない君の言葉に踊らされ つらき一人の道歩きださん

 ....
{ルビ吾=あ}の胸を刺した蜜蜂命絶え痛み残してポトリと落つる

もしかして君は誰かの化身かといぶかしんでる薬塗りつつ

あの刹那君は死んでもよかったと思えたのかと傷跡に問う

もう一度刺さ ....
あ行

足音が遠ざかってゆく朝8時、きみは出かける わたしを置いて

今までと変わらぬようにこれからが続いてゆくか冬空に訊く

「うん、うん。あぁ」電話の先にいるひとと、なに話してる?その ....
父に宛てて


父からの京都土産の{ルビ簪=かんざし}をさすこともなく歳を重ねて

破天荒。こんな娘に誰がした?苦笑しつつも宝だという

「もし人を殴るとしたら親指は内に握るな折れたら困 ....
 
 強情な父にも歳月ふりかかり ポツリとつぶやく 弱音ひとこと

 幼き日 父に連れられ行く公園 涼しき口笛 吹き進む道

 口数の多き母にもうなずいて 男の生きざま 背で語る父 

 ....
2階建て、駅徒歩5分、良物件。ふたりの日々をここで始める

とりあえず引越しソバは大事だと取り急ぎ湯を、みどりのたぬき

少しだけ心細いねまるでここ ふたり閉じ込められたかのよう

未来へ ....
 
別れ際
 
君にてのひら にぎられて
 
キスかと おもえば
 
「じゃあ」と カラブリ
 
深海に響くサイレン 旋律のようなうねりはやがて波へと


呼吸ひとつ躊躇うほどの静寂に抱かれて眠る幼い嵐


海水に混ざれぬ雨が沈みゆく マリン・スノーの一粒として


なにもかも蒼 ....
逢坂桜さんの短歌おすすめリスト(302)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
去年のこと- とびまる ...短歌1*06-2-14
春殻便_SPRING_EMPTY_LETTERS- yangjah短歌106-2-7
エンドロールでキスをしようよ- ふるる短歌12*06-2-3
こたえ- 一代 歩短歌8+*06-1-27
- 凍雲 月 ...短歌1*06-1-17
Alone- 十六夜短歌206-1-10
GLORY_DAYS- 花水木短歌106-1-8
【MIX&REMIX】白日夢- 一代 歩短歌8+*06-1-6
長詠- 比呂正紀短歌3*06-1-6
コーヒーと空- 馬場 こ ...短歌306-1-3
私はちゃんと映ってますか?- 夏川ゆう短歌406-1-2
恋の瞬間- 比呂正紀短歌8*05-12-30
Going_my_way.- 花水木短歌105-12-27
傭兵時代_Ⅰ- 比呂正紀短歌4*05-12-23
しあわせの音- 夏川ゆう短歌305-12-18
冬の道- 中音 涼短歌105-12-13
鍋を囲みましょう- ナオ短歌2*05-12-4
それだけで満足だから- とびまる ...短歌1*05-12-2
恋枯し- 一代 歩短歌3+*05-12-1
age_15- さいらと短歌705-11-22
幾つか、わたしの名前を- 本木はじ ...短歌11*05-11-19
すきときらい- くしゃみ短歌2*05-11-18
宿命の冬- 炭本 樹 ...短歌205-11-16
蜂の一刺し- 一代 歩短歌3*05-11-11
カルタ遊び- 一代 歩短歌6*05-11-9
家族歌- 一代 歩短歌8*05-10-24
僕の父- 炭本 樹 ...短歌605-10-11
新居にて- 一代 歩短歌3*05-10-4
期待ハズレ- 准々短歌3*05-9-1
喫水線の住人- ソマリ短歌13*05-9-1

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11