心を
言葉に託すのだ・・・・。
限られた時間を
色濃くする為に・・・・。
ただ一言
「すき。」を伝えてゆこう。
たった2文字のひらがなで
誰かが幸せになるよう ....
お月さん あなたの引力で
わたしを宇宙まで連れてってよ
お月さん あなたの光で
わたしを照らしてよ
わたしを月まで引き寄せてよ
あなたの引力で
お月さん
添い寝する ぬいぐるみが
生きているような 気がしていた
少女時代
今じゃ この熟語で
足の長い女性達が 浮かぶように
印象は 変わる
あんなに 可愛らしかった兎が
タ ....
電池パックの裏蓋に写真を貼り付けて
心に姿を浮かべながら
身体の代わりに携帯電話を抱きしめる。。
コピー詩集を携えて
下町の路地を歩けば
スカイツリーによじ登り
ひしめく街並みの中 ....
土日は仕事休み
何だか心が軽い
楽しいこと考える
金曜日は仕事が忙しい
明日は休みだと思えば乗り切れる
金曜日は残業になることが多い
家族の顔が思い浮かぶ
早く帰りたいそれば ....
冬の冷気が
身体に刺さり、抜けてゆく
雪の一片が
銀木犀の花弁に見えて
淡雪の香りが心を満たした
視界の端で誰かが動く
誰もいない
ただの錯覚
既視感
また君じゃなか ....
誰も足を踏み入れたことのない
小さな島の一角で
白い猫が まどろんでいる
小屋から出て来た女性が
美しいドレスを身にまとっていたので
少し ビビる
猫は ビビることなんて ....
街に降り立てばビニール傘が
しろい灯をあびて泡立ってる
一秒迷って そのまま あるいた
いつも他人の水を掬っていた両手に
排気によごれた透明なしずくが寄り添う
僕のからだは重い ....
そうね
何も聞かないで
終わりにするわ
だって
ほんの小さな誤解からの
すれ違いだったとしても
もう戻れないし
きっとずっと
恋をして生きていくことに
なりそうだから
....
目眩のする夜
夜風にあたって溶けてしまいたい
青い閃光
体の周りで光っている
振り払おうとフラフラ
まるでバレエのようね
雨に濡れたアスファルトで
ワルツを踊るの
頭が ....
極上の微笑みをあなたにあげる辛くったっ
て悔しくったって髭を剃れないでいるあな
たが眼鏡を外したあなたが大好きなのに変
わりはないから知らぬふりの極上の笑顔を
その手の中にある、幸せには気づかずに
自分の不幸を嘆いては愚かな事だと笑われる
それでも…
月の無い夜、不安に怯え
夜空を舞う、小鳥のように
見えない灯りを、探さずにはいれられない
大切にしまって
鍵をかけておいた言葉が
色あせてしまった
贈らないまま
色あせてしまうものならば
贈らなくて正解だったのか
贈られないから色あせたのか
行き場のない思いがよどんで
途方 ....
穏やかな時に巻かれて
ゆっくりと 歩み出す
全てが 変わるとは 言えないけれども
全てが 包まれても 癒えぬ
そう 知っているからこそ
雪は 解けるのでしょうか
木漏れ ....
このなみだは 罪の量だけ
この苦しみは 欲の深さ分
終らないのは 此処が地獄 だから
文字には 心が現れると 言うからね
本当は 洗わなければ ならぬ様な
心模様にだけは なりたくなくて
紡ぐ 言の葉 あと幾つ 重ねたら
あなたに 届くのかしら って
小さ ....
焦げ付いたワインレッドの残り火が
目に焼き付いた
角を曲がる時ほんの一瞬見上げた空
次の角まで行った時には
もう消えているのだろう
建物の傍に続く歩道を
急ぐともなく歩いた
けれ ....
疑いだしたら
もうだめだだめだだめだ
血の涙でも流れてくれれば
我が身も洗われるだろうに
人生は不思議だ
張り巡らされた蜘蛛の巣のように
複雑で
美しく
恐ろしく
それでいて
サイコロ遊びのように
シンプルで奥が深い
人間関係も不思議だね
感情によって色が変わ ....
妙に格好良くて
あんな風に なりたいな
こんなシーンに 生きたいな
そんな世界に 行きたいな
そう思えるようなドラマを
製作者も 観客も 求めるのでしょう
そこ ....
招来とか未来とか
先の事は未知だよ
君には解るのかい
例えば一時間先が
その場をこなして
一日の終わりを迎える
すなわち「そのひぐらし」
実に悔しいけれど
だからさあ
私はそ ....
せっかくだから
手を繋ぎましょうよ
ここには私たち以外
誰もいないから
恥ずかしくないでしょう?
寒いんだから
あなた冷え性なんだから
手を繋ぎましょうよ
帰り道 一緒に帰 ....
刻まれた目盛りの 一箇所に
あたしは基準点を作っている
それ以上だったら しあわせ 満足
それ以下だったら ふしあわせ 不満
ものさしは
あたしが作ったものじゃない
あたしが作 ....
「世代が変わった」と
言われればそれまでだけど
何だかしっくりと来ません。
納得できません。
「時代が変わった」と
言えば説明がつくとでも?
誰かさんの受け売り
さもオリ ....
気まぐれな猫のつま先にのっかりたいと思ったんだ
スクランブル交差点
いったりきたり繰り返す僕の背中に
でっかく、でっかく、「バカ」って書いてさ
誰か笑ってくれるかな?
エスカレー ....
もうふりかえらない
凛々しい後ろ姿を
ずっと見送った
君はきっと
知らない
僕がこんなに
思っていること
でも それでいいんだ
だから いいんだ
君の前途に輝く
広く大 ....
四十四分待ちの直射日光が春を伝える。
2014/04/08
なんどでも振り返り
なんどでも悔やむ
選ばなかった道のこと
なりえたかもしれない自分のこと
なにひとつ定かな記憶もないのに
分かれ道の向こうの小さな光が
やけに瞬いてまぶたに刺さる
....
今日が昨日に 変わる頃
わたし 明日を泣きじゃくる
時刻にゼロが 重なった頃
わたし 明日を泣きじゃくる
今日が昨日に 変わる頃
わたし 自分を泣きじゃくる
時刻にゼロが 重なった頃
....
ドラッグストアの棚に並んだ
石鹸の類い
これでもない
あれでもない
おそらくどこにもないのだろう
探している香りは
高電圧のくしゃみのように
蒸発してしまって
世界のどこにも、ない ....
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