郷夢をみては
思いだします
あの千本の面差しよ

花灯りのちょうどいいころ
賑わいましたあの時を
思うだけで
還らぬ人がきて
帰りたいと思うのです

三日見ぬ間の桜でも
せめて
 ....
愛おしいものを
づっと大事にできますように
信じられるものを
ずっともてますように
目一杯
遊んでお腹いっぱいに
やりたい事全部やれますように
何も残さず
満喫しよう
届かなかった気持ち博物館
薄暗い廊下を歩いたつきあたり
そこだけ妙に明るい受付で
2、3質問を受ける
ポケットの中の黒くて悲しい物を渡したら
重そうでやけに軽いドアを開けて
誰もいないリビ ....
幾ら 鯉が 飛び跳ねようとも
龍には 見えないと
君は 笑う

あっけらかんとした 無表情な音声が
周囲に響いて
飛沫と 化す

お前はカスだ なんて
言われている ようだ
 ....
どうして
アスファルトで覆ったのでしょう
芽生えようとしていた希望が
誰にも知られず
死んでしてしまったら 
訪れた春は悲しむでしょうに
とても不思議だか
とても当然だか
わからないのだが
実は
自分しか存在しない
と思っていた
息を止めて
目を閉じて
瞑想して
苦しくなって
ブアッと吐き出して
それは
みな僕な ....
綺麗にくるまれた布団の中で
ぬくぬくと眠っている 恋の神様

想いが濃ければ 薄着をしている間に
願いを唱えなければ いけません

人肌抜いて 誰かの助けに ならんとす
逆に ジャマをし ....
穴だらけの理屈に
期待と希望を注ぎ込み
僕らはみんな生きている

自分勝手で身勝手な
欲望まみれの押し付けがましい
期待と希望

明日のことも
他人のことも
自分のことも
分から ....
冬の道のあちこちに
手袋の片方がよく落ちている

ポケットから
ものを取り出す時に落ちたのか
自転車の前かごから滑り落ちたのか
私も長年愛用していた
手袋の片っぽを失くしてしまった

 ....
突き抜けるような
青い空に
純白の雲
雲の向こう側に
なにが蠢いているのか
誰も知らない

青い空

白い雲

果てしない孤独
春かな
雨がしとしと
しとしと心に
目をつぶり
何をしようか考える

春かも
傘をさして外へ出れば
何かあったのかな
皆嬉しそうに少し笑っている

春だよ
手は冷たい
頬を撫 ....
悩まずにはいられない
日常という拘束
塗り替えたい、昨日、今日、明日
眠れば何か変わればいいのに
逃れられない痛み

春が来て、夏が来て
日差しはいつだって
降り注いでくる
変鉄のな ....
夜、部屋に帰って来ても
朝、起きても
置いた物は
みんな
置いた場所に
ある

一人 なんだなあ
自由 なんかなあ
わたしたちは毎日
岐路に立って考えている

左の道にいきますか?
 はい  いいえ

左の道にいったので出会った人
左の道にいかなかったので出会えない人

もしも 出会ったその人が
 ....
長く 永く
とろみをつけて

伸ばした粘土を
年月かけて

こねくり廻す
引き延ばす

唯一の 結論

決断も出て いないのに
良くも こんなに 伸びたものだと
茶化 ....
      参ります、参ります
      もうすぐそちらへ参ります
      陽の当たらぬ公園で
      凍えたブランコ揺れている
      さくらの蕾はふくらまず
  ....
たとえば

今君が僕を好きと言ったとして
僕はどう思うだろう?



最近、怖いんだ
何か生み出したいのに
何も生み出せない事が
自分には何もない空虚
それを飲み込む事が
 ....
冷たい風が吹く交差点で
心も凍ってしまわないように
少し頭を垂れている私を
なにも言わないで
抱きしめてほしい

あなたの髪から香る
シャンプーの香りは
とても優しい
 ....
今度露胃チン
日有るロンさん
グル濃さ眠
ポリフェノール
リコピン、セサミん
イソフラ凡

一歳でも若く見られたい
一日でも長く健康で過ごしたい
ぴんぴんコロリが理想です
認知症だ ....
 *与ひょう(仮)

あなたのいのちの陰影を
はきだめから拾い集めた
{ルビ文字=もんじ}の墨と二枚の舌で
なぞりたいのです

顏の砕けたおつうさん
どうか一編の愚行と
淡雪のよう ....
雪囲いの頃 見定めた町は
軽く 幻想的だ

いつもは 主役を重ねられない 竹藪が
尚 一層と 積もる頃

願いも 降り注ぐ
想い たけなわ
竹と縄を 手繰り寄せたら 叶うかな
 ....
歩き始めたのは いつだったろう
曲がり角 いくつこえただろう
何気なく 左に 曲がってしまって
迷い犬よりも 途方に暮れてた

別れ道で あることさえ
気がつかず 通り過ぎてた
いくつも ....
私の中の憧れが
育って恋になる前に
さよならも何もなく
逃げるように去ったあなた

何度もくれた電話
尽きないおしゃべり
受験で訪れた都会
夜景を見ながらの電話で
今度は一緒に見たい ....
動物達よ
交尾をして子孫を増やすのはいいけど
そこに愛はあるのかい?

植物達よ
受粉をして作物を増やすのはいいけど
そこに愛はあるのかい?

人間達よ
セックスをして子どもを作るの ....
もうきっと会うこともない
あの日の恋人が笑っている
私の方に手を差し伸べて
愛の言葉を囁く
不随意に緩む私の頬
いつか目覚めるとわかっているから
恐怖も戸惑いもありはしない
今夜も夢で恋 ....
猫になる理由は無数にある
仕事がイヤになったとか
満員電車がツラすぎるとか
一人になりたい時があるとか
どこかに行ってしまいたいとか   
生きてく理由がわからにゃあ
どうするべきかわから ....
「それは、違う。」と

言いかけた・・・・。

「それは、違う。」と

遮った・・・・。

「それは、違う。」と

平手打ちをした・・・・。

「めんどうくさい。」と言われたら ....
争いほど醜いものはない
平和ほど恐ろしいものはない
こころだけがタイムマシン

ひとそれぞれに曳かれている

過去という車道

ひとは過去しか書き換えられない

こころだけがタイムマシン


頭痛で昼遅く家を出た

下校の小学 ....
幾つものボタンを
繋ぎ合わせる

テグスで?
ゴムで?
毛糸で?
紐で?

あなたには
どんな素材が似合うのか
今イチ分からないから

はにかみながら
言の葉つむぎ

繋 ....
佐白光さんのおすすめリスト(756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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舗装農道- イナエ自由詩13*15-3-7
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注連縄の如く- 藤鈴呼自由詩3*15-3-3
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青い空、白い雲- 花咲風太 ...自由詩715-3-2
春の雨- 灰泥軽茶自由詩615-3-1
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置物- 金子茶琳自由詩1815-2-28
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