初氷新宿駅に向かう足 5歳の野原に
少年をひとり
おきざりにしてきた

今も夢に見る
あれは

世界の果てまで
走って行くはずだった真昼

やけるような緑と
汗と言う名の夏が
身体にべったりはりつい ....
渇いた湖底を
掠め
渦巻き
通過していく
そんな
低温の吹雪を

窓には無数のひび割れに似た
しばれ模様が張り付いて
空気中の水分は
耳にも
皮膚にも
触れない
喉も乾かして ....
父は厳格な農夫だった。私は子供のころから農作業を手伝っていたが、効率の悪いやり方や、やる気のない態度、失敗に対して、父から厳しい叱責を受けた。収穫された桃を運搬する際にあやまって桃を落としてし .... 歴史上の人物の名前は
タンスにしまった反物に似ている

たまにタンスを開けてみて
その知識がねむっていることに
自分が満足するだけだ


本に書かれた花の名前は
空っぽの宝箱に似てい ....
ふつうのことはわからない
私は人より足がおそいし
人より少し頭がいいから

ふつうのことはわからない
女子は赤で
男子は黒で
私は茶色いランドセル

ふつうのことはわからない
おと ....
極月の丸いお尻のピアニスト  
メールに添付されてきたのは大粒の涙

メールの香りがそれを証明してる

僕は不安をひたかくしにして、返信する



 
名もなき歌を歌うことで事足りる
長閑な時代は終わりを告げた

誰もが知る歌で鼓舞することしか
求められていないことに気付く

シンプルな世界
分かりあえる世界

得体の知れぬ重圧に
 ....
ある日 生まれて来て
わたしは泣いた
そして何かのきっかけで
わたしは笑うようになった
誰に教わることもなく

やがて
何かのきっかけで
わたしは少女と出会い
恋をしたのだ
誰に教 ....
僕は君の味方だよ

そんなことはわかっているだろうけど

でも何かを決めないと前に進めないなら
力になるよ

でも 決めるのは君だよ


僕は
君のために

いや

僕の ....
孤独になりそうな気配の休日
無機物相手なら落ち込むような目にあうこともあるまいと
一番のお気に入りのマグを揚揚と取り出したら
見事に縦に一本ひびが入っている

見つけたのが夜でなくてよか ....
You Tubeで
国民保護サイレンなるものを偶然聞いた
なんでも
他国からミサイルなどの攻撃を受ける危険が
生じた際に
注意喚起するためのサイレンらしい

とても不気味な音だ
特に周 ....
息を吐くように嘘つく政治家を選ぶ国民つくる教育 南極の氷をイチゴシロップと練乳だけで食べきっている                 131214

ごるじたいってなぁに
ロスマン博士に聞いてみたい僕たち
生きたままのゴルジ体を観察したらどうでしょう
”ゴル ....
まだ腕時計のない頃
パスカルはいつも左手首に
小さい時計をつけていたという

一枚の額縁の中の、夜
机上のランプに頬を照らされた
パスカルの肖像は
銀の時計をそうっとこちらに見せて、云う ....
鳥でなければ見たことのないはずの景色を
夢で見た

子どもの頃なら
空を慕った記憶はある

宇宙からの信号は
生まれた日から
届いていたのに
地表に張り付いたまま
私の未来は区切ら ....
偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家 卵酒ブラックジャックのマグカップ   土管のうえに猫がととのっている
  紋白蝶はさえずりのように風にふくらんで
  もはや言葉の色はしていない



  捨て去られた、黒い缶コーヒー
  夕空に向けて屹立してい ....
まゆ毛を微調節すればするほどズレてゆく
9月の夕方にある方からメールを頂きまし
た。(あなたの詩は結構好きだがかっこつけ
すぎではないか)というような内容でした。
10月は攻撃して11月は防御 ....
秋を着飾った紅葉が
全ての葉を落とした

裸になって
冬の薄い日差しを
目一杯受けたいのだろう

やがて来る
春のために
君は最近歌を口ずさむ
歩いてきた距離は途方もなく長く、
希望を持って歩いてきたけれど
どうにもうまく行かないことが多くて
それでも前だけ向いて歩いてきた

君の歩いている道は
君が望んだ ....
中一の長女の
突然の登校拒否

いてもたってもいられない

家に着くと
テーブルの上に破壊されたスマホ

LINE外しだか
何だか知らないけれど

俺の娘に何しやがる


 ....
冬茜芸妓舞妓の長い影 点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。

汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ....
走り始めた
向かい風さえも、今は心地いい


走り始めた
追い風に押され、心は晴れやかに


0から 
1つ1つ 
たしかな熱とともに
すべてが真っ白なまま 
始まりを ....
冬の初め、リンゴの収穫の合間に、友人の車に乗って文化センターの展示を見に行こうとした。時候の挨拶のような何気ない会話をしているうちに、車が急に左に寄って、コンクリートの壁に斜めにぶつかっていっ .... たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
tamamiさんのおすすめリスト(931)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初氷新宿駅に向かう足- 北大路京 ...俳句213-12-18
in_the_Summer- 駒沢優希自由詩13*13-12-18
- Lucy自由詩21*13-12-17
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わたしの不毛な知識の庭- ハーブ園自由詩713-12-16
ふつうのことはわからない- 若林自由詩113-12-16
極月の丸いお尻のピアニスト- 北大路京 ...俳句313-12-16
返信する- 殿上 童自由詩21*13-12-16
名もなき歌- kauz ...自由詩4*13-12-15
誰に教わらずとも- ただのみ ...自由詩25*13-12-15
僕の家に_いつでもおいで- ichirou自由詩5*13-12-15
水時計- クナリ自由詩5*13-12-15
最期に聞く音- ichirou自由詩7*13-12-15
息を吐くように嘘つく政治家を選ぶ国民つくる教育- 北大路京 ...短歌913-12-15
南極の氷をイチゴシロップと練乳だけで食べきっている- 北大路京 ...短歌213-12-15
和包丁鉛焼入疑惑- あおば自由詩6*13-12-14
パスカルの時計- 服部 剛自由詩913-12-13
鳥でなければ- Lucy自由詩19*13-12-13
偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家- 北大路京 ...短歌713-12-12
卵酒ブラックジャックのマグカップ- 北大路京 ...俳句613-12-12
- 草野春心自由詩513-12-12
かっこいい散文- 左屋百色自由詩26*13-12-12
裸木- イナエ自由詩15*13-12-12
君の歌- ……とあ ...自由詩21*13-12-12
深夜の東名高速で出会った鬼たちに憑いていく- ichirou自由詩8*13-12-12
冬茜芸妓舞妓の長い影- 北大路京 ...俳句4*13-12-11
点子が、行く。- るるりら自由詩17*13-12-11
走りゆく鏡- komasen333自由詩4*13-12-11
被害- 葉leaf自由詩1113-12-11
そらの最上階- るるりら自由詩12*13-12-11

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