青空に洗濯物のはためいてハミングすればさわやかな風

さまざまに形を変えて雲は行く見ていて飽きない空の劇場

ヒグラシの遠い呼び声懐かしい記憶の森へ心は帰る

炎天下汗をぬぐえば向日葵も{ ....
君に照らされたいと
咲いた花は
雨風さらされ
踏まれながらも
その目に留まれと
桃色の手をかかげる

鈴なりのコチョウラン
大輪のボタン
道端のケイトウも華と
とうの昔に知って ....
ドラムンベース 片耳で聴く
日常の心地よい雑音をもう片方の耳で聴く

私は両利きでバイリンガル
ドラムを叩きながら指揮をとる

 芸術に殺されない半端な安全圏
 一人旋風を創り満足して死 ....


前へ逆らってくるものに濁った静寂を飲ませよう。人間は平等な墓石の上で草になるのを待っているから。広がって他を照らそうとするものをそれ以上の絶対的な光で鎮めよう。あらゆる広がりは人 ....
夜の帳に溶け込んだ心情が 淡く病む。
シタールの音色が鋭く僕の喉を刺す。
震える手で連ねる恋文は
異国の呪文のように匂い立つ。

ああ、夭折した画家達よ。
あなた方の創造した世界はなん ....
ねえ、植物学者さん
もう手遅れだよ
ザイライシュヲ クチクシテシマウカラ
ミツケシダイ ヒッコヌケ!
あなたがそう言っていた花
この街道沿いの人たちが
丹精込めて育ててる

麻袋にくっ ....
夢の中のように
重い スローモーション
息も絶え絶えの
全力疾走
お父さん
飛び立ちたいですか
長すぎる
父の滑走路
馬の子の毛並みもっさりフレーメン 背伸びして巣箱掛けたる踵かな トッピングのようなもの男女の恋愛なんて
人生の道に咲く包み込むような寛大な 十分に雨宿り踊る
貴方の胸の傘 空が虹で虹が紺碧の紅一点

盲目なんて覚めた醒め方 闇の病み
トッピングに踊らされ ....
好きな歌何度も頭駆け巡る女心を歌うシンガー

様々な画家が紹介されている絵とは思えない絵があるアトリエ

窓辺から見える海岸青が濃い地味だと想う冬を表す

音もなく動き始めた恋の予感音もな ....
僻み根性のかけらも持っていない人の
笑顔はほんとに美しい
心まで透き通ってみえるよう
周りの人まで
幸せにしてしまう

あなたは日差しの中に咲く
どんな花にもよく似合う
あなたが少しも ....
あの不安定だったひととき
この人のためなら
自分が持っているすべてを
投げ打っても構わないと思った

自分はこの一時、血迷っているだけなんだろうな、とは気付いていた
一晩も経てば、正気に戻 ....
追いつめないで

追いつめ過ぎないで

かすかな居場所は残して

追いつめないで

深追いはしないで

逃げ道がなくなると

自分を抹消するしかない

逃げ道を残して

 ....
水が氷になると、体積がいくらかふえる
でも水蒸気になると1700倍になる
最近やっと知ったのだが(あまり当てにならない)
そうかそれで蒸気機関車ね

いわゆるビッグバンか何かが
どうし ....
竹馬で川を渡りて登校す 長雨が続いたあと、街は三日ほど好天に恵まれた。一昔前のように、誰かの車のエンジンが雨にやられたという話もないものだから、修理屋の親父は手持ちのポンコツのラジオをつけては、そのヘタレたスピーカーの音 .... もしもし、神様ですか?
あのー、お願いがあるのです。
お金も地位も名誉もいりません。
出来るだけ物を持たないで、
拘りのない心でいますから、
1年365日のうち、たった1日でよいですから
 ....
風が変わったら彼に伝えて
セイレーンの歌を聴かせてあげるわ
一度聴いただけで夢中になるのよ
海が青く輝いたならそれが合図

やさしくしないであの頃の私は
恋に夢中になりすぎて何も見えなかっ ....
事務局の調べでは
慎重な審議をという
わけが分らぬ鶏が
僅かばかりの
青りんごを突っついている
本人が参加しているのだから
これ以上は望めません
閣議決定の後に表題が昇る
日の丸崇拝者 ....
    コンパス

―家でコンパスを使って円を描く練習をさせて下さい―
先生から届いたメール

 さあ、早速コンパスを使ってみよう!
 こうして物差しで半径の長さを測ったら
 紙に針を刺 ....
夜明けの空の椅子に腰掛ける女神が
今朝はなみだせず
澄み渡った東京の青を見せてくれた
いまの彼女はとても気紛れ

やがて陽も落ちてしまった頃
わたしはまた、時を不幸にしたと嘆く
いつもの ....
まるで息の音が止まったみたいに
音楽が終わった
僕はCDを取り出して
適当に歌ってケースに戻して
他の何かを聴きたがる
音楽に身を浸して
全て忘れてしまおうか
微かな浮遊感と共に ....
歪んでいるこの音が心地よい

衰えた左手の指が
強く弦を押さえられなくなっていても
コードが濁っていても
GAINを上げれば
心地よい歪んだ音が出る
フレットと弦がカスれてビビっても ....
梅雨を仰ぐひととき 燦をご褒美に置いておく
今は灰色が銀色と柔らかな同盟を結ぶ 梅雨が前髪に透明な雫を創る
弾き出す紫陽花の衣に 新鮮な時代を吸い込むように 前を向く

天然に無意識に私の魂は ....
強過ぎる日ざしが
真上から
直接脳に突き刺さる
そよ風が
熱風に変わり
日傘を裏返しにしようと
襲ってくる

バッグからハンカチを取り出して
涙をぬぐう
何度立ち止まって
ハンカ ....
鰹釣る大漁旗に感謝の字 滞ることなく継続していく時間
の中に縒り込まれ生命
いつかは剥がされ
抜け落ちるとしても 
まだ先のはずであった

だが 
左足小指の
先に出来た米粒ほどの腫瘍は
細胞を溶かして ....
ピーマンだった朝
ごぼうと言われた昨日の昼
もやしっ子と中学時代揶揄され
これまで
土の匂いが抜けたことは一度もない
ハウスに移り住んだのは妹と義理の弟
僕は小さな畑の端っこで
売り ....
十畳ワンルームのアパートに
台所と風呂場の蛇口をひねり清流をつくろう。

そこへバイガモを活けてヤマナシを浸したら、
クラムボンがやって来るかもしれない。


「クラムボンはわらったよ。 ....
tamamiさんのおすすめリスト(931)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕立を待つ- 未有花短歌14*14-8-4
折りたたむ午後- 自由詩8*14-7-30
架橋の踊場- 朝焼彩茜 ...自由詩12*14-7-24
コンプレックス- 葉leaf自由詩814-7-21
恋文- ヒヤシン ...自由詩14*14-7-21
外来種- 西天 龍自由詩214-7-18
滑走路- Lucy自由詩14*14-7-16
馬の子の毛並みもっさりフレーメン- 北大路京 ...俳句314-7-16
背伸びして巣箱掛けたる踵かな- 北大路京 ...俳句314-7-15
恋_目次のページに瞳を細め- 朝焼彩茜 ...自由詩15*14-7-14
シンガー- 夏川ゆう短歌114-7-14
- Lucy自由詩16*14-7-13
誠実と暴挙の交差点- クナリ自由詩10*14-7-12
逃げ道- 佐白光自由詩314-7-12
サークル群青_課題詩:水素、水、水気、集中できない疑問- 木原東子自由詩15*14-7-7
竹馬で川を渡りて登校す- 北大路京 ...俳句714-7-4
梅雨晴間- 月形半分 ...自由詩514-7-4
神様との会話- chiharu自由詩9*14-7-4
セイレーンの歌- 未有花自由詩17*14-7-3
表題- あおば自由詩9*14-6-30
コンパス- 夏美かを ...自由詩37*14-6-30
星を見たい- もっぷ自由詩814-6-30
プレイヤー- 凍月自由詩6*14-6-28
心地よい歪み- ichirou自由詩7*14-6-28
灰色と銀色の梅雨- 朝焼彩茜 ...自由詩16*14-6-27
熱風の街- Lucy自由詩21*14-6-27
鰹釣る大漁旗に感謝の字- 北大路京 ...俳句114-6-26
喪失ー友へー- イナエ自由詩15*14-6-26
野菜生活- 乱太郎自由詩23*14-6-25
机上の入水- 城山裕子自由詩114-6-25

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