膝を抱いて眠る
呼吸するたびにこぽこぽと音をたてる

とろりと変化した水に抱かれて
ゆっくりとまわると
視界がくるくるかわり

色んなものが
体のすきまに入りこむから

くすぐったくてわらう

静かに

頬をくっつけて甘い気持ちになる




たまごはかえるのでしょうか

ふるえて

あたたかくなる

いのち
目を握り

手をつむる

足をかしげ

首をまえに進ます

でたらめな直進性が

ぼくを日常に導いてくれている

ぼくはカノジョにダイブする


家電屋からでんわ

カノジョは26インチにしたそうだ

遠赤と除湿器も買うんだそうだ

人混みのなかで

困り果ててはいないだろうか

高校生のとき教室にわりと大きなゴミが落ちていた

先生は生徒に ....
とりあえず何かしようにも
体に力が入らなくて
窓の外に映る景色を
ただじっと眺めてた

体がだるいよ だるだる
なんだか眠いや ねむねむ
お外は寒いか さむさむ
おいのりしようぜ なむなむ

真っ二つに割れた地球儀の
奥底でマグマがうねってる
すること無いけどしなきゃいけないことはたくさんあるけどもうそんなのどうでもいいや
どうでもいいから

言いたいこたわかるよ ふ ....
カサカサ いわせながら
足裏に 季節を
感じる時
秋の音が
聞こえる
砕けた落ち葉の
紅葉の破片が
ばらばらになった譜面の
ひとフレーズのよう
こんなときは
ミケランジェリの
ドビッシー
どこで見られていたんだろうか(笑)
自分のこと言われてるみたいでした(爆)
なるほど私のことですねよくわかります(核爆)
フフフフ......ボクのことよくご存知ですね(暗黒微笑)
どこで見られていたんだろうか(笑)
自分のこと言われてるみたいでした(爆)
なるほど私のことですねよくわかります(核爆)
フフフフ......ボクのことよくご存知ですね(暗黒微笑)
どこで見られていたん ....
明滅する夜空に太陽のような火が昇った
もはや目が見えないと慌てて走リ去る群集
蛍光の月に半透明の幕が降りた

足が長すぎて折れてしまった虫の
羽がむしられていく

明滅する夜空に舞うために
科学では命を
解明する事は出来ない
それは神の領域である。
一線を越えてはいけない
境界がある。

高慢な人類は滅びる。
理性を失った人間は
命を大切にしない。
人を不幸に陥れる。

人類の幸福のために
人は働かなくてはならない。
笑顔の絶えないこの地球を
守っていかなくてはならない。
初めて君の手のひらに触れた





ちょっとカサカサしてて

でも、あったかくて



君の優しさが伝わってくるような…そんな感じ








あの感じが忘れられないんだ

君の手のひらの感触が忘れられないんだ



思い出すだけで
心がハッピーになれる
パオーンパオーンと象さんがないている
パオーンパオーンと象さんがないている
パオーンパオーンと象さんがなくせいで
このマンションの資産価値も随分と下落した
なんだってあすこに動物園つくるかね
くさいしうるさいし道も混むんだよ実際
パオーンパオンないてるみたいだけどさ象さん
象さんなきたいのはしかし私の方だよ象さん
私はでもパオーンパオーンとはなかないけどね
私はもっとスマートな感 ....
星くん!
大リーグボール13号が通用しない今
君はもう死んだも同然だ
潔く負けを認めて
そのマウンドを降りるがいい

ふふふ

な、何がおかしい

花形、俺は死んでも負けてもいないぜ

馬鹿な、この期に及んでまだそんな負け惜しみを
星くん、君らしくないぞ
どこまで落ちぶれてしまったんだ
君はそれでも男か

俺が男かどうか
この球を見ればわかるさ

 ....
誰にも会いたくなくて震えた日
むさぼる音楽は東の、かなた
ゆれる群青が、
君の子宮にかすりもしないから
おたまじゃくしはくもがくれ

赤く染まった葉脈が
くねらせた先の木漏れ日
したたる欲は、涼風びゅん

空間の枠から外れた、
たくさんの虚粒がはりついた、
えいえんの午後4時

風のすみかは
母の揺らす買い物袋あたり

空気に茜がうずくまる。
夕暮れ沈めば、
 ....
物語を読み終わったあと
夢うつつに思いを馳せる
形のないものをふちどる
魔法みたいなことができる
まぶたの裏では鮮明に
雨が降り 夜が来て
風が吹き 夕暮れを迎える
知らないことを知った気分
思ったよりこまやかなぼくら
なにも考えることがないのです
いつになったら呼ばれるかなんて
こうして座ったまま
わからなくていい
十字路に
重ねられる四角い箱
白い壁の染み
隔絶されたハピネス
大脳が歩いています
内臓が語りかけます
辺境の間際から響く足音
無味乾燥

非日常とは考えることのない幸せ
喩えは思考が割れる
流れる二筋の分岐点
巻かれるのね
細長い蜘蛛の糸
手折 ....
今日もあたしは
教会の外で祈る

   ここは聖なる教会だ
   おまえのような如何わしい女が
   来る所ではない

そこから叩き出された9歳の冬から
あたしは教会に踏み入ったことはない

   おとうさまがわたしに変なことをするの
   とっても変な感じになって
   とっても痛くなるの

神社の茂みで
裸の幼女が
血を流して立っていても
手を差し延べる人間な ....
ミッドナイト・チンパンジー
夜の風に吹かれながら
君はネオンライトの海で
狂ったように踊り続けてる

スリープレス・ヒポポタマス
誰もいない孤独の街で
僕は本当の自分が何なのか
探し彷徨っている

OH チッチョリーナ
君は管理栄養士で
にわかバレリーナ
ニュー川崎から流れてきた
怪しげなニューハーフ

Bad health and diet
約束させられた僕
 ....
きみのために首を吊る
きみのために手首を切る
きみのために溺れ死ぬ
きみのために飛び降りる
きみのためにガスを吸う


きみのために


出来上がった
かつて僕であった死体
これ以上ない仕上がり


きみがこの恋文を目の当たりにすれば
きみの心は僕の手のひらに
賭けてもいいよ
浴室の隅に転がっていたのは
父親の親指でした

切り落としたのは
たしか
ぼくです

浴室の空気は
薬物にまみれた粒子で満ちて
記憶は赤く爛れている

浴槽からは温かなお湯が溢れて
ピンク色の吐瀉物が流されてゆく

死んだかな

思ったので

ぼくは

父親の親指を
父親の親指を
父親の親指を

切り落としたのでした
言葉をなくした私は、
夢の中で、
処刑場の裏で、


カディッシュー、


この無限の、彼方で、
いつも、私は、
瓦礫の山を光としてであるけれど、
私は、見る。


私は、見るー。
そして、幻を見破る。
今まで大切にしてたものや
欲しいものだけに
埋もれ、殻を創り
私は閉篭もって居た。

その殻は
とても不安定で

ちょっとしたことで
亀裂が入り、揺れる


亀裂が入る度
また新しいものを
掻き集めては
殻は脆くなる・・・


本当はこの殻から
一刻も早く抜け出したくて
でも、外の世界と触れ合うのが
とても怖い

私は臆病者

亀裂が入った ....
わんころ ほよん
あの日の初め
しろくうらくふくらんだ茎 ゆかんだ凪のひたい  
にんげんが痛みを知ったとき

他の動物たちは

それ見たことかと

手をたたいた

森の聖人がリスやキツネに

『見ていてごらん。彼等は今に誤りに気付き、天に許しを乞うから』

と諭し

みんなが見守る中にんげんは

にんげんは

ケシを摘むことをおぼえた

痛みを受け入れない事を選択した

森の聖人は面目丸潰れで

ざま ....
私はきみのことが好きだ
でも どうやらきみは
私のことを好きになることができない体質だったらしい

仕方がないので
私はきみを好きでいつづけることを
やめることにした

無理にきみに合わせるつもりはない
きっとくるしいだろうから

でもきみを嫌いになろうとは思わない
私が好きになったのは
そんなところも含めたきみだから

きみはいつものように笑ってくれるね
私は き ....
なんだかな
月灯り暗い日本の夜ってテレビしか動いていないから
ニュース番組も何か事が起こらないとつまらない
そうしてかっぱえびせんをつまみながら
テレビの前で
ボクたちは事が起きるのをただひたすら待ち続けているんだ

地震 台風 事故
戦争
一ヶ月も待たされたなら退屈で革命でも起きるんじゃないだろうか
だから政治家って必要なんだな
飽きさせない祭り事が

 ....
私は被ったことがない
灯の消えた部屋の中で
嫁さんに乗っかってこられても
急に頭を引っ叩かれても恐くなかった
ミエミエのあの人を
不思議な気持ちで眺めながら
「あんた気付かれていないと思ってるのかよ・・・。
 みんな分かってるよ・・・。」
と心の中で呟いたけど
私直接指摘するのは違うと感じてた

私は被ったことがない
30kgのダイエットで
次から次へと抜け落ちていく髪を ....
夜の街角には見知らぬ何者かがいないものだろうかと
ぼんやりと私は一人 非常に古ぼけたアパートの部屋の隅っこで、
ぼんやりと一人で日が暮れるまで立ち尽くしていたのかもしれない
そのラジオから 今日も流れ出されてくる装飾されたいくつもの音楽の中で 
独身の私は一人でぼんやりと聴かされ続けている
その一室で いつまでも いつまでも 聴かされ続けている  
身のかじかむ渋谷の冷たい風のどこかへ ....
「大人になっても空気が読めない人」と、教えたとき
研究室のドアを勢いよく開けて君を呼んだあの眼鏡の
特徴の無い地味な女を思いうかべていたのです。
その日は、研究発表の準備会があり
専科が集まっていたそうですが
だったらその人たちと連んで帰ればいいじゃないですか。
なんで君と帰るの?バカしゃない?
あのとき、部屋の中は一瞬凍りつきましたが
君の態度がもっと痛かったです。
「あ、僕の ....
久しぶりにヤツをみた


心に爆弾を埋め込まれたアイツ


触れれば必ずわれちまう


その名もしゃぼん玉爆弾


着火装置は最新式の『横恋慕片思い型』


彼女に気持ちを伝えれば100%吹っ飛ぶぜ


その名もしゃぼん玉爆弾


胸のなかでパチンとわれて


ヤツの全てを消し去る
大江健三郎をトートバッグに潜ませて










世間知らずで愛する者も拠り所もない




が故に身軽な








今ここで命のやり取りおっ始まってもザッツオーライな僕は



















河原町三条で





 ....
本当に無意識に心の爆弾が破裂した日、我が何処かへ行ってしまった。

暫くして初めて本気である特定の人間を怨んだ。

全てを失った日、その人間を殺しに行こうと思った。

でも結局は精神安定剤を大量に飲み、泣きながら自分の体を傷つけた。

人に平気で死ねと言える人間は心が荒んでいるように思う。
当たるはずのない
宝くじ当たったら何をするかって

決まってんじゃん

書き貯めた詩を丸めてゴミ箱にポイさ

そして街へ飛び出し
ラジオ体操 イチに サンし

向かい風から
空を見下ろして
やっと目が覚めるのさ
追いかけた夢のなか
風を忘れて
まえに走り去る
のさ
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