ぽえむ君−存在−
ぽえむ君
ぼくは詩人
存在というものが存在する限り
無もまた存在する
今日もまた
朝の散歩をしていると
不思議なものに出会いました
光のような
ガスのような
音のような
何であるのかわからない
すべての要素を含んでいるかのよう
向かい合っていると
ぼくに話しかけてきた
君はどこに行っても逃げられない
ぼくは存在
大地の中をどんなに遠く走ろうとも
海の中をどんなに深く潜ろうとも
空の中をどんなに高く飛ぼうとも
君はどこに行っても逃げられない
ぼくは存在
すべてはすべてにつながっているから
君は君として
今
そこに存在する
今日もまた
明日もまた
たとえ言葉では表せなくとも
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
自由詩
ぽえむ君−存在−
Copyright
ぽえむ君
2006-05-14 20:56:54