冷蔵庫が低く泣く
あなたを
確かめる右手
世界を割り算で
書きとめられたら
なんてね
何も言わないし
何も聞かない
ただ
さみしさを受け止める ....
ボクはカマキリ
花に憧れ
ボクの両手にキミが咲く
ボクはカマキリ
白い首すじ
キミの白さに近づけば
キミを愛でるだれかを待って
ひとり残らずこの腕で
ボクの口からしたたる赤 ....
あたりまえの生活というものがよくわからない
平日のお昼時に街に立つ
オフィスから吐き出された人々は
中也の作品に、嗚呼サイレンだサイレンだ、といったのが
あった気がするそれに近い ....
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
0.14sec.