美術館で久しぶりに彫刻作品を見に行ってきた。オランダ人作家の大規模な展覧会だった。作品数は30点ほどではあったが、しかし、ほとんどが巨大な彫刻作品だった。作品の中心は、粘土のような感覚のするブロンズの .... 最近、歯の検診に行くたびに、虫歯が発見される。少し甘いものを食べ過ぎなのだなと、反省している。生活習慣が変わると、ここまで支障が出てくるものなのかと、自己管理について考え始めていた。そして、物を買いす .... 昔僕は一人で
夜 中目黒でやっていた
背の高かった同僚の結婚パーティに行ってきた
もう その店は無いのだが


でも 最近中目黒を訪れると
中目黒の街には 相変わらず 何もなかったのだが ....
僕は見ていたのだ
でも 遠い街を
部屋で かつて 子供の頃に見ていた
おぼろげな景色として見ていたのかもしれない
僕自身であることで感じていたのだ
僕の昔耳にしていた音楽のように
何も存在 ....
考えている 詩の文章に 目を閉じている
車の窓の 遠くの方から 音がしてくると
僕はまだ少なからずの友達がいた頃を思い出すのだ
窓を開けて 部屋の中から 顔を見せては
感じていた 生きているこ ....
昔一人で
新木場アゲハに出かけた夜に 僕は
踊っていたのだ 狂ったように
一体あの男たちや女たちはどこに行ったのだろうか
暗い海の底からはい出た 朝もやの中を そして
一人で 銀座線に向かっ ....
多摩川に最近釣りに出かけた。二子玉駅から川に出るには、ショッピングモールを通り抜けなければならないので、距離を感じさせられた。釣り竿を持って、そういった華やいだ人たちの間を行くのは、浮いているので、気 .... 僕は街にいた でも
結局 そばにあるのは 一日中
そんな何も覚えていなかっただけの日に
たしかに 咲いていた この花だ
僕は見ていたことを感じている
思うことで見ている 風景を
この目に でも 僕は
感じている 思う 自分を 
僕は見ていた 遠くに
思う 街で 子供の頃 歩いた
目に 過去を
街で見られていた スニーカーの
横を通り過ぎていく感覚で


誰かの立っている
風景を見ていることだろう
遠くに存在 ....
ぼんやりと川を見ている
今は 遠くのものとして 目の奥に
なにもない思いで そして
何もない景色の でも 目に見ている


ぼんやりと木を枝葉として捉えている
一本を 見ては
二本を  ....
僕はアメリカのアパートの部屋にいた
窓の外ばかりを見ていた あの頃は
時々 スープ缶をスーパーで買ってきた
海の模写ばかりをしていた絵と
いつも天井の下で ぼんやりと横たわっていた
ずっと何年も同じ街に暮らしていると、思考のきっかけを失っていくというのがある。あそこにはアレがあり、そして、ここにはアレがあるというふうに、あらかじめすべてのことが予測できるからだ。時々、見知らぬ路地 .... 海を見つめながら砂漠のことを考えているのだ。海は目の前に確かに存在するのだが。砂漠を歩き疲れて倒れた僕は昔のことを歩き疲れた体の中で思い出させられていた。でも、家を出るときは健康そのものだったあの日。 .... 海と旗
僕は空を見ている そして
遠い浜辺の上で
その音楽を僕は聴いている
海で一人ぼっち
僕は言葉をなくしていた男
でも 風は何を語りかけてくるというのか 
波の残していく 光と音の狭間で
僕は通りを見るのだ
何もない街の 空に
空の中からは遠い所にある
海を僕は見るのだ
ドアで竿を折った午後には
人のそこに 歩いていた
外のにぎわっていた 通りの中で
悲しい人を探し求めて歩いていた
ああ、とつぶやいていた五時間目
友達と 中学校の頃 僕は
教室の隅で互いの顔の絵を描いていた
そして部活動に明け暮れていた 
夜の僕は昔社用車で
走っていた でも ブレーキも忘れて
踏みこんでいた 金曜日の夜のアクセルを 
黄色い光の側道の 高速道路を
MP3圧縮の音楽を鳴らしながら
僕は立ち止まっていたのだろうか ....
スニーカーを休日に見つめていたんだ
ABCストアで これまでに
僕の履いたことのなかったスニーカーと そして
僕の履いたことのないスニーカーを感じ取りながら
僕は何も見てはいなかった
そして ここにはない 
海の景色を見つめていた 潮の香りのする
感覚ではない光を 感じとっていた  
昔、僕は四月に、マルセイユを訪れていたことがあった。銃を持った軍人とすれ違うほど治安が悪いとされる街に滞在し、経由しないことには、モナコやカンヌといった見どころの多い街にたどりつくことはできなかったか .... 去年、僕は確かに歩いていた。故郷の、すでに忘れかけていた風景を。僕はその、ぼやけた記憶をたどるようにして、歩いていたのだ。そして、仲の良かった友達と日の暮れるのも忘れて、遊んでいた道を。でも、もうすで .... 僕は昔歩いていた。高校へ続く道だった。そして、何の変哲もない、駅からの、一本の通りだった。卒業間際には、軍モノのグッズの店が何もない空き家にできていたのだ。でも、それ以外は、記憶に残るもののない道が続 .... 昔何を僕は考えていたというわけでもなく。タイに僕はいた。タオという名の島を小型クルーザーのような船で、目指していた。そして、飛行機で日本を出る時に忘れてきていた売店で買ったイヤホンをしていた。人間であ .... 昔僕は、NYCにいた。夜の街の、薄暗いスーパーを歩いていた。遅くまでやっている服屋でTシャツを買っていた。分厚いガラスのビルに、そして、指先で触れては、ほろ苦い味のコーヒーに唇をつけさせられていた。サ .... 僕は思うことで見ていた
感じとることの 何かを
閉じた目に存在を知らされていた
遠い 僕の 心のどこかで
自然公園の階段を登る時
湧き水の透き通った色を確かめるように
ヘッドホンから流れる ....
昔僕は中学の頃、部活以外で夢中になっていたのは釣りだったということを、時々思い出している…。僕は、異性と遊ぶということでも、電気式のギターをかき鳴らすことでもなく、一匹の魚を釣り上げるということに没頭 .... 僕は昔、営業マンだった頃、湾岸道路の工業地帯の近くの食堂に時々行っていた。そこは、10メートルほどはあっただろうか…道が広いので、多くの車が暗黙の了解で停めているような場所にある食堂だった。僕は真昼の ....
番田 (2121)
タイトル カテゴリ Point 日付
彫刻と日曜日散文(批評 ...221/6/21 1:40
リモートの毎日散文(批評 ...121/6/20 1:58
あいつの微笑み自由詩121/6/19 1:24
故郷の部屋で自由詩121/6/18 1:39
詩と窓の外自由詩421/6/17 1:17
ビキニナイト自由詩121/6/16 1:10
最近多摩川で2散文(批評 ...121/6/15 1:13
歩き回っていた日自由詩121/6/12 1:37
街で、今日自由詩121/6/11 1:27
Sense of town自由詩221/6/10 1:08
Everyday trip自由詩121/6/9 1:32
昔アメリカで自由詩021/6/8 1:39
最近多摩川で散文(批評 ...121/6/7 1:15
倒れていた日自由詩121/6/3 1:37
自由詩121/6/2 1:11
日曜日自由詩321/5/31 1:06
山からの空自由詩121/5/18 0:48
皿を買った日自由詩121/5/16 2:03
午後自由詩021/5/15 2:06
Night and weekend自由詩221/5/14 1:07
モールの昼下がり自由詩021/5/13 1:37
あの日の湘南自由詩221/4/27 1:22
フランスの暗闇で散文(批評 ...321/4/24 1:20
中学時代の風景を行く散文(批評 ...121/4/23 1:13
高校生活散文(批評 ...121/4/22 0:58
タイとイヤホンと散文(批評 ...021/4/21 1:21
マスタードの匂い散文(批評 ...221/4/20 0:59
夢の風景自由詩221/4/17 1:24
故郷と多摩川散文(批評 ...021/4/16 0:54
外回りと食堂散文(批評 ...121/4/15 0:37

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