通っていた専門学校の 昔の
その 今も電車から見える建物の
様変わりしてしまった道を 僕は
ああ そして 冬の日に歩いていた
通りを 線路沿いに 駅から
生きていることは、眠かっただけだった。眠い、すべてが。何かを探していた気がする。夢で味噌汁を飲んでいたようにして。トランペットを吹く音が遠くの方から、堤防を歩くと聞こえた気がした。のどかな気のする日曜 .... 僕は昔アメリカにいたことがあったんだ
ただの旅行だったのだけれど それは
歩いていた ビルの間を 昔
何を求めていたわけでもなく 一人で
スーパーの果物の匂いを鼻で感じていた 
開いた手には
夢が一つ あったのだった
バスの向こうの通りに漂う
夏の匂いのしていた日


あの日の思い出の風景  
手には いつも
はまぐりの味 そして
歩いていただけの海
最近というよりも今日はとても寒かった。風に吹かれていると、忘れていくことは危険なことだと、いつの間にか思っていたりする。でも、人は友人も、家族のことも、読んだ本のことも忘れていくのはなぜだろう。そうで .... 日の沈んだ夜の
灯りを灯す 瞳
僕の目は映す
波の音のする沖を
誰もいない部屋で、昔のことを考えている、パソコンの画面を見つめながら。窓の外は楽しげな声も聞こえなくなった、日曜日の夜の通り。それ以前に、疫病が流行りだしてからというもの、もうめっきり、そのような声を .... 空を見上げていた
走ることをやめると 僕は
空を知っていた 僕は
空の下で 走り出すと 
忘れていたはずの空を
夏は鳥料理に限るなと、食ってばかりいる気がする。ドトールにも行き過ぎなような気もする、デニーズは見かける事自体がすくないけれど。オリンピックは終わってしまい、思い出すことは多くはなく、あっという間だっ .... ぼんやりと、何もすることもなかったが、生きているような気がしていた。冷房をつけていると、皮膚の調子が悪くなり、あまりつけないことにしていたが。今年も祭りの音もなく、静かで良かった。変な街宣車が声を上げ .... 生きているということは何も意味を持たないのだということを思っていた。毎日、限られた人とすれ違う日々の中で、接点を持つ人自体が、ごくわずかだ。接点を持つこと自体にあまり意味はないのだから、それを望まない .... 改札を抜けると 朝
でも 街は昔のことばかり
人は交差点から歩き出す
改札に入る 夜へと
でも いつも 夜は 
首を寝違えて見ているだけ 
そして 窓の外を 歯痛で 
いつも夜は見ているだけ
詩を書いていた午後は
遠い街に出かけた そして
絵を描いていた 午後は
でも 朝の景色を抱きしめながら
カフェでコーヒーを飲んでいたのだ
否定していた でも 何もすることもなかった朝は
か ....
最近夜のランニングに出かけている。誰にとがめられるというわけでもなく、僕は走っていく。でも、走りながら思い浮かべるのは、学生時代に競い合っていた部活の、誰かの顔だとか。あいつは、でも、最後に校門で手を .... 夜は街角の光
憂鬱な思いを浮かべている空
部屋にいた 子供の頃の友達


昔のことを振り返りながら 僕は歩いていく
思い出の街角を 遠くに 目指して
高校時代はあれだけ好きだったスニーカーを今ではどうとも思わないのは、歳をとったからなのか、そもそも、それほど流行っていないからなのだろうか。よく学校帰りに見に行っていたのは地方のスーパーの靴売り場の中 .... ロンドンで見た雨は
でも 雨上がりの通りの光であり
跳ねていた 水たまりのバスや
薄曇りだった空の朝や
雲の下に長く続いていた橋だった
海で友達と 
歩いていたのは 防波堤
うちすてられていたイカリと
突き出た マストと 波の色
海を見ている夜だ
たぶん 目で山と そして 
見ている空を否定する 目で
友達を 黒色に感じながら
生きていたときの思いを
思いだしていた 午後に


窓を大阪の電車から見ていたのは
子供の頃と 就職したばかりの頃


誰のことも覚えていない 会社で展示会をした日の会場
トラスを組 ....
久しぶりにランニングに出かけると、とても疲れた。闇の中では、僕のことなど誰も知りはしないのだが。去年の今頃も僕は同じように走っていたものだったが、夏が来て、熱帯夜が続くと、いつの間にか、誰かがそうして .... 美術館で久しぶりに彫刻作品を見に行ってきた。オランダ人作家の大規模な展覧会だった。作品数は30点ほどではあったが、しかし、ほとんどが巨大な彫刻作品だった。作品の中心は、粘土のような感覚のするブロンズの .... 最近、歯の検診に行くたびに、虫歯が発見される。少し甘いものを食べ過ぎなのだなと、反省している。生活習慣が変わると、ここまで支障が出てくるものなのかと、自己管理について考え始めていた。そして、物を買いす .... 昔僕は一人で
夜 中目黒でやっていた
背の高かった同僚の結婚パーティに行ってきた
もう その店は無いのだが


でも 最近中目黒を訪れると
中目黒の街には 相変わらず 何もなかったのだが ....
僕は見ていたのだ
でも 遠い街を
部屋で かつて 子供の頃に見ていた
おぼろげな景色として見ていたのかもしれない
僕自身であることで感じていたのだ
僕の昔耳にしていた音楽のように
何も存在 ....
考えている 詩の文章に 目を閉じている
車の窓の 遠くの方から 音がしてくると
僕はまだ少なからずの友達がいた頃を思い出すのだ
窓を開けて 部屋の中から 顔を見せては
感じていた 生きているこ ....
昔一人で
新木場アゲハに出かけた夜に 僕は
踊っていたのだ 狂ったように
一体あの男たちや女たちはどこに行ったのだろうか
暗い海の底からはい出た 朝もやの中を そして
一人で 銀座線に向かっ ....
多摩川に最近釣りに出かけた。二子玉駅から川に出るには、ショッピングモールを通り抜けなければならないので、距離を感じさせられた。釣り竿を持って、そういった華やいだ人たちの間を行くのは、浮いているので、気 .... 僕は街にいた でも
結局 そばにあるのは 一日中
そんな何も覚えていなかっただけの日に
たしかに 咲いていた この花だ
番田 (2143)
タイトル カテゴリ Point 日付
渋谷に着く時自由詩121/9/18 1:30
フリマで買ったものを散文(批評 ...121/9/17 1:10
アメリカ自由詩121/9/16 1:32
湘南、九十九里自由詩221/9/7 1:36
秋風に吹かれて散文(批評 ...221/9/2 1:22
バスが来るまで自由詩021/8/31 1:23
土曜日、千葉で散文(批評 ...121/8/30 1:27
土手で自由詩221/8/19 1:27
五輪と夏散文(批評 ...221/8/11 1:35
東京オリンピックと影散文(批評 ...121/8/2 1:09
渋谷の避暑地から散文(批評 ...221/7/26 1:31
ハチ公前自由詩121/7/19 1:09
きびしい夜自由詩121/7/17 1:23
詩とノート自由詩021/7/9 1:31
夜のランニングコース散文(批評 ...121/7/8 1:10
夜のどこかに自由詩121/7/5 1:39
スニーカーの思い出散文(批評 ...221/7/1 1:27
雨とロンドン自由詩121/6/30 9:33
車を借りて自由詩121/6/26 1:44
海の風景と空自由詩121/6/25 1:22
ご飯を食べたあとで自由詩121/6/23 1:31
ランニング、サザン、夜散文(批評 ...121/6/22 1:02
彫刻と日曜日散文(批評 ...221/6/21 1:40
リモートの毎日散文(批評 ...121/6/20 1:58
あいつの微笑み自由詩121/6/19 1:24
故郷の部屋で自由詩121/6/18 1:39
詩と窓の外自由詩421/6/17 1:17
ビキニナイト自由詩121/6/16 1:10
最近多摩川で2散文(批評 ...121/6/15 1:13
歩き回っていた日自由詩121/6/12 1:37

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