見据える力などないから
靴底には昨日を詰めて歩き出した
心を閉ざしたくなる要素は山ほどあるし
どれもこれも涙腺を刺激するけど
歩き続ければすり減るかな
そうやって
無理することなく
 ....
手と手合わせて通うのは体温だけじゃないよ
繋がったよ、すべて

絡まるのは指と指だけじゃないよ
見えたよ、すべて

今日を思い切り生きた
明日は死ぬかもしれない
それでもいい
 ....
むずかしい言葉を使うのはもうやめたよ
酔ってるからろれつも回らないし

はっきりしている気持ちだけを

今ならとびきり素直で純情だよ
大好き!
水で泥にしてお山をつくろう
そこで僕らは暮らすんだ
僕らの城をつくろう

トンネルをつくろう
僕らの城は何でもありだった
掘り合ったトンネルが開通したとき、僕らの手が触れ合った
帰り ....
遥か遠くの星が
時を越えて輝いている

闇に呑まれないように
やさしいつながりを

目に映るのは消えた光
それでも心をうるおすもの

いつかは燃え尽きて
いつかの朝をもたらすのだろ ....
波の音
潮風
優しい朝日に目をつつかれて目覚めた
窓の向こうには
現実と夢が
空と海を駆け巡っていた

そこには
空飛ぶ魚
羽のはえた魚
でも空と海は交じってなかった
羽と尾ひれ ....
木々は揺れてざわめき
雲は流れて、太陽が見え隠れしていた
放り投げたボールは
狙った所とは全く違った方向へ飛んで行った
花びらが舞い散り
砂っぽい空気で汚れていた

鳥はどうだろう
僕 ....
たぐり寄せた糸を
めちゃくちゃに結んで
ほどけなくしたつもりだったけど
あまりにもあっけなかったね
ハサミでぷつんと切られてしまった

縁があったらまた逢いましょう

空虚だ
君は
 ....
未来に向かう
一人歩きする夢の歌
消える、そのさまを見た

過去を憂う
引きずっている君の歌
消える、そのさまを見た

心をずっと
暗闇に閉じ込めた
微かな光にさえ
目が眩んだ
 ....
揺れる灯火を包んで
続く日々に身を揉まれて、君はどこか
溢れる言葉は加速するけど
消える日々に道を失い、君はどこか

溶ける蝋のような焦燥を零し
それすら熱を持ち 心、燃える
溢れる言葉 ....
助手席に座って流れる景色を眺めていた
運転席では母が久しぶりの運転をしていて
トンネルをくぐると
そこには雪が積もっていた
途中から
空から雪が降り出して
こうでなければ冬でない
な ....
紙ヒコーキの飛距離はそんな大したものじゃないから
紙ロケットをつくった
そんなに難しいものじゃない
簡単につくれるもの
だって紙だから
ロケットは宇宙へと飛んでゆく
宇宙旅行ができるん ....
人が死ぬ時
その人には
何が見えているだろう
もしかしたら

もう
何も見えないかもしれない



世界の時間




ゆっくりになって

身体が
ゆっくりと
 ....
電車に揺られて
ちゃんと見えない景色
この電車は
終点に着けば
もう一度
同じ線路を走る
あの駅で
降りるはずだったけど
もう
次の駅を降りる気もしないや

昨日は
もうやって ....
四本の腕の理由は
一本は
何かを取る為
一本は
何かに触れる為
一本は
何かを掲げる為
一本は
あなたを探す為

そして
想い募る度
この
四本の腕は
すべて
あなたの為 ....
か 母さんが言った
き 今日はシチューよ、と
く 久遠の幸せは
け 結構近くに
こ 転がっている


{引用=再びmikoさんへ贈るあいうえお作文。楽しい。}
た 絶えず繰り返される
ち 血で知を覚えぬ愚か者達
つ ツバを吐き散らして
て 手は決して取り合わぬ
と 時がどれだけ過ぎても

{引用=親愛なるmikoさんへ贈る。
こんなので ....
私は縁側に座り
お茶をすすって
あの時のように
溜息を空へと放った

魔王が消えて私は思った
なんてことはない
魔王の正体は
「恋」だったのだ

私は「恋」と出逢った
わかりづら ....
ついつい毒を吐いてしまう
ほんとは「好き」の裏返し
それでも君は気付いてくれないから
距離は縮まるどころか離れるばかり

気付いてくれとは言わないよ
僕が悪いだけだから

この毒だって ....
魔王が消えた
何も言わずに消えた
縁側には魔王がいない
まるでそこは別世界だった

家中探しても見当たらなかった
外も探した
それでも見つからなかった
魔王が消えてしまった

元々 ....
恋って苦いもんだ
良い意味でも
悪い意味でも
胸が痛む

思い切ってあの人に告白してみたものの
結果は言うまでもなく玉砕
当たって砕けろと言うけれど
それは他人事だと思ってるだけ

 ....
最近魔王はテレビを見ている
テレビの前で「武勇伝!武勇伝!」と言ったり
「フォー!」と奇声を発したりしている
どうやらバラエティ番組が気に入ったみたいだ

「笑わなければ始まらんぞ」

 ....
殻にこもれば防御は完璧で
そのまま突進すれば攻撃になり
恐れるものなんて無い

でも

君に出逢ってからは
身体を駆け巡る電流には勝てず
君を失うことを
恐れてる

もしよろしけ ....
どうやら魔王は
縁側が気に入ったらしい
老人みたいにお茶を啜り
箱庭を眺めて溜息を落としている

その光景は絵になりそうで
私はそんな絵の中に入り込んで
魔王の隣に座った
魔王の銀髪は ....
魔王が言った
神にできない事はない
神と対極にある私も
できない事はない

「恋愛は?」

私がそう訊くと
魔王のお茶に涙が落ちた
しまったと思って
私は魔王を慰めた

「空は ....
路地でしくしく泣いてる人がいた
黒いマントに身を包んだ
綺麗な銀色の髪をした人だった
気になったので声をかけてみたら
彼は自分を魔王と名乗った

私は魔王を家へと招待した
縁側に座らせて ....
私、S極
恋の電磁誘導切ないね
ケンカしちゃって
出てってよって
怒鳴り散らした

わたし、N極
あなたが出てってから
わたしは泣きじゃくった
すぐに後悔しちゃうんだ
戻ってきてよ ....
酔いしれて{ルビGOOD NIGHT=グッナイ}
魅せられて{ルビDoKin!=ドッキン!}
恋の花粉よ{ルビRAFFLESIA=ラフレシア}

鼻が邪魔にならないかしら
花が邪魔にならない ....
グル グル グル グルメ!
グル グル グル ベロリンガ!

大きな舌でぐるぐると
食せんものは一つも無い
食についてはうるさいが
その長い舌は本物だ(ベロリンガ!)

言いたい事は遠 ....
一番弱いとか
使えないとか
言ってるけど
コイキングなんだ
コイキング
コイの王様だよ
鯉か恋かって?
鯉に決まってんだろぉぉぉ

全てのコイよ!
彼の前にひれ伏せ!
鰭(ヒレ) ....
イズミナツキ(31)
タイトル カテゴリ Point 日付
文書グループ
魔王と出逢った文書グループ07/8/10
投稿作品
創書日和「靴」[group]自由詩3*08/1/30 22:15
創書日和「指」[group]自由詩0*07/11/25 23:23
創書日和「酒」[group]自由詩1*07/10/15 22:58
創書日和「砂」[group]自由詩1*07/8/9 23:36
創書日和「星」[group]自由詩5*07/7/9 21:46
創書日和「窓」[group]自由詩0*07/6/25 22:37
創書日和「風」[group]自由詩2*07/5/11 23:01
創書日和「縁」[group]自由詩4*07/4/13 22:17
創書日和「歌」[group]自由詩2*07/3/9 22:44
創書日和「炎」[group]自由詩6*07/2/17 23:10
創書日和「雪」[group]自由詩3*07/1/13 0:01
創書日和「紙」[group]自由詩8*06/12/16 23:23
創書日和「白」[group]自由詩6*06/11/18 22:45
創書日和「流」[group]自由詩4*06/10/25 21:56
ポケモン(カイリキーにて)[group]自由詩3*06/6/19 20:22
かきくけこ自由詩2*06/3/16 21:23
たちつてと自由詩1*06/3/16 21:03
魔王と出逢った(縁側の記憶)[group]自由詩5+*06/3/5 20:13
ポケモン(ドククラゲにて)[group]自由詩2*06/3/5 19:01
魔王と出逢った(出逢いの理由)[group]自由詩2*06/3/4 16:57
魔王と出逢った(マントの開店)[group]自由詩2*06/3/3 19:40
魔王と出逢った(笑顔の必要)[group]自由詩2*06/3/2 20:10
ポケモン(パルシェンにて)[group]自由詩3*06/2/28 21:23
魔王と出逢った(箱庭に在る恋)[group]自由詩1*06/2/28 21:17
魔王と出逢った(空の色と涙)[group]自由詩2*06/2/27 19:48
魔王と出逢った[group]自由詩9*06/2/26 10:47
ポケモン(コイルにて)[group]自由詩3*06/2/21 17:12
ポケモン(ラフレシアにて)[group]自由詩4*06/2/12 20:17
ポケモン(ベロリンガにて)[group]自由詩2*06/2/5 20:05
ポケモン(コイキングにて)[group]自由詩4*06/2/3 20:10

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