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不幸を願う柏手が冴えて響いている 歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ....
まちぼうけをしている
霊園のお墓のなかで
白白と明ける白骨のわたしは
時時
霊園の枯れた草陰から歩き出して
近くの空き地にいき
忘れ去られてペンキのはがれた木製のベンチで
しずしずとひな ....
 カーテンを開ければ あたり一面銀世界

「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ....
いちにちたっても

いっかげつたっても

村上春樹も

古今亭志ん生も

生きてたって

死んでたって

あの日のあのとき

ハッピーバースデイ

木枯らしなんて

 ....
夜も光が満ちあふれている
というのに何という暗さだ

積乱雲の内に潜んでいた狂気が燃え上がり
炎となってなだれ落ちた北の空
燃え広がる炎は山を飲み込み
夜と昼 夏と冬が入り交じった都会の
 ....
あいつは何をやっているのだろう・・・・
小さな世界の自身の等身大との格闘

アタシは審判なんて頼まれていないけれど 裁く慰めもない
傍観の繋がり魂 他人さ
眺めてはいる

いい景色さ
 ....
しんどい時 

メールすら したくない 
何も したくない って時も あるだろう、

そんな中での メールに
心が ほぐれた

今回は 長い 長い 氷河期
年齢を 重ねた分だけ 悩み ....
盲の猫の爪が長い 三半規管がサンバで踊る酔っ払いが
縁石上で
綱渡り

両手を広げお尻をフリフリ
綱渡り

街灯のスポットライトを浴びて
綱渡り

電柱に出会ったら
左手かけて
ターンで かわし ....
瓶の中にとり残された
ピクルスひとつ

蓋が開くのを ただ
待っているだけの日々

見通しが良すぎて
すっぱい孤独

 
 《ピクルス:2013年11月10日》
腰が大きく曲がった
近所のおばあちゃんが通るたび
あの中には何が入っているの? 
と、母に質問して
そんなこと聞いてはいけません
と、言われた

大人はいつだって
ほしい答えをくれやし ....
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく

遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空 

若くて死ぬことも
老いて生きることも  ....
 
言葉を編み

視線を編む

少しは暖かくなってくれたかな



 
呆けた猫が毛づくろい忘れている 半年ぶりの実家はいつも通り
父は孫と はしゃぎ
母はセカセカと 動いている

ちょっと気になる
カレンダーと
冷蔵庫に貼られたメモ用紙の枚数が

カレンダーはもう日付がわからないくらい ....
あなたの必死さが 粉になった
ふらふらと微笑む天使が 手を広げたら
心ごと 舞い上がって 踊った

くるくる と 花びらのような 儚さで
瞳の上に 落ちたから
それ以上 涙を拭う 必要も  ....
素顔にハジメマシテ 喋らない靴を履いている オレが愛してやるホトトギス 林檎の花は雪色 蕾は朝焼け
雪に枝を折られながら
木を裂かれても 根は雪を吸う

発芽し実になる芽の成る術を
同じく過ごし 来年の芽は待つ

芽が実になるのは二年越し
熟成は枝から始ま ....
みなさんどうかよいお年を
今年一年数々のご無礼を働いたことも
どうか水に流してください

わたしとしては
それなりに
誠意を尽くしたつもりです

努力が足りない事も
わかっています ....
悲しみは

だれにも知られず

降る小雪

夜にかくれて

降る小雪

悲しみは

ひとりピエロになれるまで

降れ小雪

夜にまぎれて

降れ小雪



 ....
薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ....
不満足の象徴としての道路

なぜなら

そこではだれでも自分のいる場所から

足を上げて

立ち去ろうとしているから
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ....
寝室の窓の外で
また今夜も
切れかかった街灯が
青白い点滅を繰り返す

この世に未練があるのか
ただ惚けてしまったのか
それとも
死二ユク前のあがきなのだろうか
今夜も
わたしの静 ....
コートの袖に去年がついていたの
で振りほどき
目の前を続けるの
です
名前のない雨が一粒一粒
ざあざあと集団自殺すれば
水槽から濁った冬があふれだす
私は言葉を投げつけたの
に水面には ....
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ....
サンタは日曜日もクレーンの玉掛けをする

 もうすぐクリスマスじゃけん
 ガンバラニャ

サンタは祝日もクレーンの玉掛けをする

 わしは大黒柱じゃけん

サンタは家族思い

  ....
宣井龍人さんの自由詩おすすめリスト(2476)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不幸を願う柏手が冴えて響いている- 北大路京 ...自由詩314-1-13
ヴォカリーズ- ichirou自由詩6*14-1-12
まちぼうけ- こしごえ自由詩5*14-1-12
スノーマンと雪だるま- 夏美かを ...自由詩34*14-1-12
ハッピーバースデイ- 吉岡ペペ ...自由詩314-1-12
クリスマスローズ- イナエ自由詩13*14-1-12
あいつは何をやっているのだろう・・・・- 朝焼彩茜 ...自由詩7*14-1-11
人生の約束- 藤鈴呼自由詩2*14-1-11
盲の猫の爪が長い- 北大路京 ...自由詩314-1-11
綱渡り芸人から飛行機になって飛んでいく- ichirou自由詩6*14-1-11
ピクルス- ただのみ ...自由詩31*14-1-8
たからもの- そらの珊 ...自由詩2314-1-8
飛行模型___(第三稿)- るるりら自由詩26*14-1-6
編む- 殿上 童自由詩23*14-1-6
呆けた猫が毛づくろい忘れている- 北大路京 ...自由詩814-1-5
メモ- ichirou自由詩16*14-1-4
ふらふらと微笑む天使- 藤鈴呼自由詩5*14-1-4
素顔にハジメマシテ- 北大路京 ...自由詩213-12-31
喋らない靴を履いている- 北大路京 ...自由詩913-12-29
オレが愛してやるホトトギス- 北大路京 ...自由詩3*13-12-29
ゆ木- 砂木自由詩16*13-12-29
今年はこれでお終いです__(詩人サークル「群青」今月のお題「 ...- Lucy自由詩15*13-12-28
夜の小雪- 吉岡ペペ ...自由詩513-12-28
安らかに眠れ- ただのみ ...自由詩29*13-12-27
無題- 駒沢優希自由詩413-12-27
味噌漬けと詩集- 夏美かを ...自由詩32*13-12-27
死二ゾコナイ- そらの珊 ...自由詩17*13-12-27
365+1- 左屋百色自由詩9*13-12-26
こわれもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-24
玉掛けサンタ- ichirou自由詩11*13-12-22

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