すべてのおすすめ
詰めが甘いな
将棋だったらもう詰んでるぞ

何てことはいつも言われ続けていて
マトッリクスに配置された理屈に囲まれている

将棋だったらもう何度も詰んでいるのに
僕の人生は続いている
 ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
今日は
晴れてくれて
窓は全開
ほのかな潮と
草のにおい
洗濯物から漂う柔軟剤の香料も清々しく
戸締まりする気になれなくて
遠くの小型飛行機のエンジン音を聞きながら
まったりと
やじ ....
 ―あのね〜、お母さん!
  今日ね、お弁当の時間にね、
  ちーちゃんが一人で笑い出したの。
  だから「どうして笑っているの?」って訊いたら
  「分からない」って。
  それでもちーち ....
今日を生きて拾った言葉を句に変える 計算尺からこぼれた泥のにおいで
ぼくはいつも寝不足です
よどんだ街灯に殴られた両目を
どうやって隠そうか毎日必死

(ねごとは寝て言えと
(どやされた日はいつも
(近所のどぶ川でカワニナ ....
嬉しい嬉しいと動き回って 一時逆子になった君
この前2100グラム 少し大きめと

きっと愛情過多ね 今から親馬鹿ね 

嬉しい嬉しいと動き回って そんなに嬉しいの?
同じくらい嬉しいよ
 ....
34週で生まれた子は
肺の機能がやっとできたばかりだというのに
生まれてきてしまって
小さな体で
慣れない肺呼吸して
疲れてしまって
呼吸やめちゃって
保育器に入れられて
連れられてっ ....
子どもの頃
大縄跳びが苦手だった
自分の順番がきて
入るタイミングを計っているが
なかなか飛び込めなくて
戸惑っていた

後ろから
早くと背中を押されて
飛び込んだら
いつも縄を踏 ....
初めてのセックス 知らない人が死んだ日 いつの間に寝ていたのだろう

まぶしい

もう朝か

目の前に虹がある

壁紙のわずかな凹凸紋様と相まって
まるで絵画のようにかすれて
わずかに揺れているように見える

 ....
  つまり
  ラーメンとか
  カレーとか
  ある程度
  味とか想像できないとか
  いやなんです

久々に聞いた
とか弁

僕らの世代の流行りだった言葉づかい


  ....
ものすごく可愛い声で
鳴く動物がいます
ものすごく可愛い顔で
笑う女の子を抱いて
リボンで包んで大切にするのは
男の人じゃなくて
やっぱり女の人

男の人は
ただのラッピング ....
だから
直立猿人はマイルス・デイビスじゃないって
チャールス・ミンガスだっつーの

あいつは部室でカセットテープに録音した
直立猿人をよく聴いていた
そんな時のこんな会話を
あいつはきっ ....
分かって貰えぬ孤独を 考える時 
寂しさが 募って行きます

昨日の雨が 
今朝方から 雪に変わって

水物は 必ず 流されるとは
限らないのよ、と

釘を 刺されているような 面持 ....
いくつか星が降って朝を迎えた
そんな日は少し強くなった
大きな夕日が悲しげに沈んだ
そんな夜は心が豊かになった

babe babe babe babe
夜の伴い人よ
白い肌をろうそくが ....
女抱いて巫女のいない神社 ハズレくじで折った飛行機が飛ばない 偶数階に止まらないエレベーターが行かず後家でぎっしり そのわらべうたは
作者不明だという

畑に添って
作られた石垣
その隙間から
シダやペンペン草が顔を出し
しっぽがふたつに別れた小さな虫が
忙しそうに出たり入ったり
雨が降れば
水 ....
レイアウトを女性誌からトレースしたような
ヘブンズ・ドアの使い手のような君と
街道を散策
古書店
雑貨店
ランチは
イタリアンにして
君は大学病院で言われた診断を元に
チキンとドライト ....
左手首の動脈を
右手の指先でさぐり当てる
脈に触れれば
自然とそれを数えてしまう
まるで
生きていることを
確認するように
えいえんに似たそのリズムを

日が暮れて
血の匂いがする ....
オボカタさんの話題ばかりが優勢で
なんだか全然注目されないので
もう一度会見でも開いて
わたしもササイ教授にセクハラされたんです
とか涙ながらに告発するのを
虎視眈々と狙っているさむらごうち ....
凹んだままもどらないこころを
あえて膨らまして生きている弾力をおもう

生きることに引きずり回され
足下がみえないまま歩をすすめて行かねばならない
立ち止まるわけにはゆかないのだ
それが残 ....
耳につっこんだイヤフォンから
流れでるメロディとともに
バス停にたたずむわたし
の前を
容赦なく通りすぎていく
乗用車たちよ
ボリュウムをあげて対抗するわたしを
笑っているのかい

 ....
僕は書く

それは文字による記録ではなく
文学作品でもない
書いているのは

言葉

自分の考えや気持ちを表す言葉
つまり
自分を言葉で表した
自我像

僕は僕のことを誰 ....
本当が聞きたい あるものなら今ここで
僕の有限と君の有限の間で 不滅があると信じた
ずっと笑って指差して来たものを 君とだったから信じた

いつかは土に帰る
無かったことになる
五十年 ....
生まれ変わったらいっしょになる予定の男が何人もいる 教室
からのばされた
輪郭線にそって
歩いてきた僕らは
消失点にたどりついて
そのまま消えてしまえれば
よかったのにね
世界は
美術館ではないので
美しい絵画は
美しいだけ
途方 ....
愛の迸る行為の後、裸のお前に女を見る時、
俺はいつも大きな母性を感じる。
自分が男でいる事の頼り無さを感じる。
これは悪しき習慣だ。

ベッドの中で体を摺り寄せる女のお前に
俺は対等な ....
宣井龍人さんの自由詩おすすめリスト(2474)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
非将棋的人生- ichirou自由詩9*14-5-18
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩28*14-5-9
ちょっと遅れます- ichirou自由詩10*14-5-4
八本のダフォディル- 夏美かを ...自由詩18*14-4-30
今日を生きて拾った言葉を句に変える- 北大路京 ...自由詩514-4-26
ねごと- カンノユ ...自由詩514-4-26
母性本能- 朝焼彩茜 ...自由詩17*14-4-25
ごめんねとありがとう- 小原あき自由詩6*14-4-25
【_大縄跳び_】- 泡沫恋歌自由詩10*14-4-22
初めてのセックス_知らない人が死んだ日- 北大路京 ...自由詩614-4-21
小さな朝のギャラリー- ichirou自由詩9*14-4-20
とか- ichirou自由詩6*14-4-20
王子(カレ)という名の消耗品- 比良末潮 ...自由詩4*14-4-20
直立猿人をいっしょに聴けたなら- ichirou自由詩8*14-4-19
蛇の道は_藪蛇- 藤鈴呼自由詩4*14-4-19
星降る夜の恋人- 黒髪自由詩3*14-4-19
女抱いて巫女のいない神社- 北大路京 ...自由詩114-4-18
ハズレくじで折った飛行機が飛ばない- 北大路京 ...自由詩614-4-18
偶数階に止まらないエレベーターが行かず後家でぎっしり- 北大路京 ...自由詩314-4-18
アルカディア- そらの珊 ...自由詩20*14-4-18
エクスペリエンス・レクイエム[或いは]君と僕の円環- ゴースト ...自由詩4+*14-4-18
夜の洞窟で- そらの珊 ...自由詩12*14-4-17
帰ってきた、さむらごうち- 花形新次自由詩114-4-17
弾力- 梅昆布茶自由詩2114-4-15
遠い日の歌はバスにひかれる- 茜井こと ...自由詩6*14-4-15
自我像- ichirou自由詩1014-4-14
遠雷- クナリ自由詩21*14-4-14
生まれ変わったらいっしょになる予定の男が何人もいる- 北大路京 ...自由詩514-4-13
教室- めー自由詩3*14-4-13
男の小さな見栄- ヒヤシン ...自由詩10*14-4-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83