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女の嗤う声がする真夜中の三時
この部屋の時計はどれも狂ってる
一年ほど開けたことないカーテン風に揺れ
玄関のドア閉め忘れたことに気づく湿り気
秋の長雨がすべて腐らすって
何かのせいにできたら ....
傍らにつづくきみの面影に
いつか忘れようとした秋のいのちを
頑なに重ねることを覚えた日もあった

掬いあげた水溜まりの渇きに
助けられずにないた小鳥のさえずりを
音符に変えることも ....
酔うて足を探す幽霊 紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ ハロウインの仮装して残業つづけている 残業は満水のように人の呼吸を苦しくする
亀裂の入った脳髄は眼に映る街を遺失してしまい
人が慌てていると街の灯りは脳髄を修復してくれる
街の灯りは平等な優しさでどんな解釈も強いない
 ....
閉めきった窓が死んでいた 絶滅危惧種のような気分のときは
おもわず星を探している

頭の中が明瞭に区分けされないまま
時計の針は行ったり来たり

姿の見えない人々は
あちこちでちいさな吐息をもらす

拡散する ....
あたし今度けっ

何であんな奴となんだよ!

あ、あんな奴ってどういうことよ
彼はとても素敵な・・

俺がいるだろうが!

えっ?

俺が、
いる、
だろうが

ち、ちょ ....
原っぱで野球した

濡れたエロ本が干からびていた

日本シリーズ巨人と阪急

昼間の野球

夕方の郷愁

原っぱで野球した

濡れたエロ本が干からびていた

日本シリーズ巨 ....
覚えていられるのは
ほんの少しのあいだ
一呼吸するたびにね
少しづつ少しづつね
新しく消えていくね
都合よく消化なんか
したくなんかないの
過去が僕色にそまる
それは朝が来るよう
そ ....
目を閉じると浮かんでくる
夏の日 ゆるんだ瞳と影が音もなくさまよっていた
あの日私の時間が揺れた

蝉しぐれのカーテンを開ければ
幼子の手を引いた私が歩いている
名もない道を
あてのない ....
青い視界に
生まれた白が
消えないように
そっと水泡を浮かべる

いつだって
始まりは
静寂に包まれていて
はかない

小さな産声を
並べていく
孤独だっていうことを
気付か ....
               一日目


  朝、窓をあけると小鳥が歌を
  虫も合わさり
  やおら家々も窓をあけ動き出す音。
  足跡をつけたら直ぐさま飛び立つのか
 ....
わたしが何かを語るとき
あなたは何かを問うだろう
闇はふたつに離れ
それは風に運ばれ
光の雨を照らしだす
やがて氷河は乾き
海が聳え立つ
地に埋けるもの、
、その多くが応えに導 ....
それは時を越え届く手紙
――封筒は茶色く変色して
だが土色の背中に亀裂が入るように
そうして新たな啓示を告げ知らせる妖精が
花弁のような華奢な翅にその霊妙を巡らせて
そよ風とワルツを踊りなが ....
誰かの溜息で
紅く染まった紅葉
風に巻き散らされて
紅い絨毯が敷き詰められた
一歩 歩む度に
カサッ カサッ 
と、小さな悲鳴を上げる
その一枚を拾って
空に翳してみれば
紅い残像が ....
駐車場に車を止めて目をやると

2階の窓が明るい

携帯で電話



これからすることがあるので
今日はちょっと



すぐに窓は黒くフェイドアウト

駐車場に取 ....
 
前略 わたしはぼちぼちです

あなたはいかがですか 草々

追伸 ぼちぼちだといいな



 
荒んだ気分に吹かれているのも
快速電車の乗り心地です
時に青白い猫が追い越して行くのも新鮮
手放しで夜道を直進するも悪くない
見通しは甘くありません
集会に行くのだとばかり思っていたら
対 ....
アスファルトに打ちつける
雨の勢いが強くなり
せっかくの買い物も少しずつ
憂うつさを増していた

家に帰れば君がいるだろう
早くしよう
と足の動きが速くなる
最近キスが足り ....
腕には花の痕
ぬるくなった前頭葉から真昼が滴り
効き目のないエアコンの風が
指先を 揺らしている
デコルテの青白い呼吸が 唇から漏れる
白熱灯の陰り 閉ざした瞼から
上手に笑う あなたが潜 ....
陽光も届かない湖底には
二十世紀を抱えたまま山里が沈み
とある一軒家には歳経た鯉が住み 
いろりを囲んで小魚たちに昔話を聞かせる

山峡の淵に潜んでいた竜は
湖底に散らばっている屋敷を見て ....
都会にまだこんなとこがあったんだなぁ
という感じで、
私の中にも甘えたな声を出してじゃれ合う本性が残ってた。

人を楽しませるために生きる、
というのはいい考えかもしれない。

夜、 ....
オバケ同士で驚きあっている かわいい人が好きだけど
話しかける事は無理
だから顔なんて関係ないことにして
お前をぎゅっと抱き寄せる

決して美人に入る部類じゃないし
どちらかといえば個性的
んーでもなんかじ ....
フリーダイヤルじゃない早口で喋る 1515イチゴ苺に圧倒されてワタクシ5ジに目が覚めましたメザマシより早く目覚めましたともソンナ朝に79円だなんてワタクシ目を円くしてしまいますひらたく円くしてしまいますのよ皿のようにして15イチゴ苺を .... 金木犀
私好きなんです
少し香るぐらいが

香りすぎると
体を蝕んでいくようで
クラクラします

あの日
道で立っていたときも
こんな匂いが
あなたの首筋から香って
火照っ ....
たまごの殻が壊れたのはおまえのせいだから
よわむしを捻り潰してしまえ
思い通りに手足が動かない/セアカゴケノクモ
!来るな/寄るな/喋るな/やかましいわ!
※引用・・啼かぬなら殺してしまえ ....
宣井龍人さんの自由詩おすすめリスト(2476)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひきだしにテラリウム/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*14-10-24
たまきはる- かんな自由詩9*14-10-23
酔うて足を探す幽霊- 北大路京 ...自由詩514-10-23
紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ- 北大路京 ...自由詩314-10-22
ハロウインの仮装して残業つづけている- 北大路京 ...自由詩314-10-21
灯り- 葉leaf自由詩314-10-19
閉めきった窓が死んでいた- 北大路京 ...自由詩614-10-18
小景- 梅昆布茶自由詩1414-10-18
言われてみたい- 花形新次自由詩114-10-18
夕方の郷愁- 吉岡ペペ ...自由詩214-10-18
朝の15分間- こいち自由詩214-10-18
青の眠り- 山人自由詩5*14-10-17
born- 倉持 ひ ...自由詩214-10-17
推敲日和- ヨルノテ ...自由詩214-10-17
ロゴス- アラガイ ...自由詩8*14-10-17
敬愛- ただのみ ...自由詩15*14-10-11
【_レジリエンス_】- 泡沫恋歌自由詩23*14-10-11
サフランモンブラン- 芦沢 恵自由詩21*14-10-8
前略- 殿上 童自由詩24*14-10-5
夜道で猫に会う- Lucy自由詩19*14-9-28
79円- かんな自由詩15*14-9-28
日蝕- 為平 澪自由詩6*14-9-28
湖底幻想- イナエ自由詩11*14-9-28
蹴ったからいい- nemaru自由詩1*14-9-28
オバケ同士で驚きあっている- 北大路京 ...自由詩1814-9-27
かわいい人- まきしむ自由詩1*14-9-27
フリーダイヤルじゃない早口で喋る- 北大路京 ...自由詩314-9-26
79円/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*14-9-26
金木犀の夢- 瑞海自由詩7*14-9-26
ことばの虫- アラガイ ...自由詩7*14-9-26

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