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老いぼれは戦っていた
不善なる狡猾なるものと

周りは
祈っていた
でもただ視ているだけだった


老いぼれは戦っていた
媚び諂い己のみを守ろうとするものと

周りは
応援して ....
あるいは、私は人里から山を一つ越えたところにある渓流の脇を何も考えずに歩いていた。落葉樹が思い思いに枝を伸ばし、太陽は私の上に斑点を作っていた。渓流が川底の段差に応じて流れ落ちる音のほかに .... 離婚したやつがくるから同窓会へ行く *


小さい橋が覆われている雪に
街灯を胞子として映して
この道も失くなる向こうで交差する道路では
人の気配を感じない
自動車の車体が
音もない距離から
私の映像をなぞって ....
とろけるチーズのように
僕の心臓に絡みついていた
君の言葉は
冷めて
剥がれ落ちてゆく

今日からは
雨も風も雪も光さえ当たらない
地下歩行空間を
僕はずっと歩いていく

誰とも ....
いつかもここへ座って空気を吸っていた
ななめに流れる道路、さかりをすぎたさるすべり
ひらかれた場所に座ってみわたせば
蒸発するいくつもの過去
【また きます】


「雨が降り始めましたから
みなさん もう いそいで 降りてください」
と云われて 震えた
そういわれて わたしは いそいで 
その場を離れてしまった

ほんとう ....
太陽だって疲れるさ
毎朝 毎朝 地平を登り
夕な 夕なに 沈んで

一服させてあげたいけれど
誰もがそれを許さない

どんより色の雲のむこうでも
休みなく
疲れた太陽が微笑んでいる
 ....
育てた罪を持って市場へ行った
飢えていたから金が
欲しかったのだ
金があれば食える
食えば生きていける動物に
僕はなりたいのだ


老練な仲買人は言った
自分で育てた罪なんか
売り ....
HONEONNA (骨女)


わたしの肩甲骨を
あなたの冷たい指先が
抱き寄せると

わたしの胸骨は
哀しく軋んで
あなたの裏切りを覚った

わたしの鎖骨を
あなたの嘘が ....
きれいな子がいっぱいいて向かい側のホーム さよなら さよなら
季節は足早に過ぎ去って行く
あの頃の思い出も見上げた空の色も
今では遙か黄昏の彼方に

黄昏よ
いつの日もおまえはそばにいてくれたね
どんな時もその光に包まれれば
 ....
正義の上で踊っている我々はどこへゆく

世の中のクレーマーは正義漢だと自分で勘違いしている者が多い。
自分のけちな利益のために暇な時間を使って執拗に抗議しているのが現実的な評価である。し ....
青い空が広がる
絶好のボランティアデイズ

晴れ、ときどき孤独
フェイスブックは
今日もだれかれ楽しそう

どうかな
書き込む話題もないし

晴れ、ときどき孤独
 ー 行方不明 ....
君の言い訳の言葉に
のりーしろを作った



もっと本音を言っていいんだよ

紅茶を入れるから

夜は始まったばかりだ
心はどこにあるんだろう?
自分の体には心という物はない
でも、うれしいことがあると
体のどこかがあたたかくなって
かなしいことがあると
体のどこかがいたくなる
心は目にはみえない
触れる ....
いい女見れば都合のいい記憶喪失 暗いようで
ちっとも暗くない漆黒



夢心に
無心に
ああでもこうでもない躍動



思考を試行に結びつけ
必死に一つ一つを形に成就



シン ....
(知人)

友人ではないが、親戚ほど疎遠ではない。

最近は特に犯罪報道でよく見かける

匿名性を条件で被害者との関わりを能弁に語る者

推理小説の真犯人ではない。

現実の世界で ....
山形のだだちゃ豆をいただいた
採れたてを宅配便で送ってくれるので
翌日には届くそう
鮮度が落ちないうちに
すぐ茹でて食べてね
お裾分けするなら今日中に

すぐに小分けして
おつきあいの ....
朝の散歩に出る
内面の温かな海から
のぼる湿気
ぼくは挨拶したのに
無言のまま傍らを通りすぎる人の
視線に冷やされて
水滴になる
細かい不安が
その核になっている

他人の一言が
 ....
ぼくのすむ 高台の丘は みはらしが素晴らしい

ある風の強い朝 庭の柵がこわれて 

ぼくは 外の世界にでた

雨の日 ひさしのない場所ですごす


すこし 野性をとりもどす ....
 
夏の日差しをつめた小さなガラス瓶

机の上に ぽつり

砂に埋める勇気もなくて



 
{画像=140913144617.jpg}




僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
電池切れるまでオモチャ動いている ぼんやり開いた窓から
生活の群体が 声とも
匂いともつかない無数の触手を忍び込ませ
夕べを小さく折りたたんで往く
界隈のステテコ爺のように
この胸を徘徊する諦めの ブラシのような足音
持ち ....
盲導犬オスカー
オスカーにとって優先すべきことはパートナーを送り届けることだったから
フォークの様な物で刺されても声を上げなかった

こんなこと 息が詰まる
こんなこと 許せない

 ....
ああ
今年の夏もなーんにもしなかったな
毎年それいってる
花火は欠けらだけを見たけど
ちゃんとした円ではなかった

夏らしいこともなくただ、よく降る雨で

ぐにゃりとした時計だらけ ....
いくつかの
起承転結が
たとえば
レース編みの
小さな花模様のように
点在しているような
ひざかけを
(今朝、突然に秋が来たので、
 それが不意打ちであったため
 タオルケットだけの ....
ふたをする
という感覚

耳を塞ぐ
という感覚

たましいが
堆積して
そこにあって
そこにない

ぽっかりと草原に
ひざをかかえる
ような感覚

ちくちくと
腕に手の ....
イナエさんの自由詩おすすめリスト(3331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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