かなしいと つぶやいたはずの くちびるが
さびしいと きこえてしまいそうな よる

しずけさは するどい はもののかたちをして
よわいわたしの かんじょうを なぞる

けれど ふるえるゆび ....
ずっと受け取っていない郵便物がある。私はその中に何が記されているかしっている。
―タイミング
雲と雲とが重なる。煙と煙が混ざってゆく。
存在を認識していた人とやっと出会える瞬間があった。 ....
初めてあいさつに行ったあの日 
「箸にも棒にも引っ掛からん奴だ!」
と言われ互いにテーブルを平手で叩いた 
嫁さんの父さんが 

同居を始めて数日後 
仕事から帰り 
下の階で勉強する僕 ....
出かけようとして出かけられなかった朝に
ひとりの女性の顛末を知る

喩えようのない過去の行状
足跡の是非はともかくとして
不治の病に長らく臥していたとのこと

病棟の小窓に映す時代の移ろ ....
全てを形作っている
枠組を外して
何もない状態で
もう一度
生まれた時の様に
世界を眺めてみる

人間と人形
太陽と蛍光灯
動物とぬいぐるみ
鏡の前と鏡の中

誰かの意見
違 ....
ありがとうございます
と自然に頭がさがるとき
心がかしこまっています
裸でいるようです
あなたに抱きつきたいです

うれしいの最上級の言葉を
早く知りたい
大人になってもまだわかってな ....
たまにお父さんの悪口言うと
お父さんはいつも決まって冗談で

「生意気なこと言いやがって。お前は俺の精子だったんだぞ」

って言ってくる


それを言われると「オエ〜」ってなって何も言 ....
河に飛び込み死にきれず
首を縊って縄切れて
手首は切る部位無くなって、
やはりその日も死にきれず

昨日も一日長く生き
今日も一日長くイキ
明日も一日生きるのだ

死んで花実が咲 ....
 農業をする蟻ハキリアリをみていた
 福山雅治が
 素っ頓狂な声をあげた
 列をなして葉っぱを運んでいる
 きりとった葉っぱをミドリの帆にして巣穴に運んでいる


 蟻の道が ....
「なんでくやしかろ」
早朝の庭で蛙が聞く
「お前はのんきだ」
私が答える
ひとのもんじゃ
もともとじゃ
愛しただけでいいじゃあないか
蛙が言う

夢をみたのだ
ひさしぶりに
その ....
何度も悩んだ

何度も諦めようとした

あなたをこの世に誕生させること



私はあなたを生むべき体ではないと

薬を治療のためとはいえ

飲み続けなければいけない体で

 ....


(香る
話しは途中で腰を折らなければならない
あの川に行き着くとまだ薄い肌着を脱いだばかりだから
忘れてた
寒さに震えて地上を曝け出すなんて
微汗にもならない

匂いは幹 ....
よるが青かった

星がすこし散らばっていた

このなんねんか

いつも腹が痛かった

死んだらこの青いよるに召されるのなら

こわくなかった

あそこにいけるのなら

こん ....
飯も女も喰わねぇで













生きているのは何でだ?って





 ....
書こうとしてごめんね
そのときにはもう 文字がみえていた
探そうとして疲れた
そこにあるものを
手に取れないから残そうとしたんだね

連絡船のよに返事がほしかった
届いているのか不安でし ....
面白いことを言うと部長はわらっていた

目をとじたままわらっていた

腹水がベッドのしたに溜まっていた

なにかの拍子に一部が床にこぼれていた

それはあざやかな黄色だった

ダン ....
彼らは笑う
彼らは歌う
彼らは強者

そして私にゃつまんない人ら。

元来ブサイクとばかり仲良くしてきた
男の子は友達だった
けして彼氏なんかじゃない
友達だった
田中くんとは丁々 ....
足がすくんで前に出ない 声が声にならずに消えてゆく

臆病風が吹いてる
身体が微妙に震える
回避しても逃避はしちゃいけないんだ

心…

踊るような些細な不思議を見つけよう  ....
カナリアが鳴くまでは炭鉱を進め








酒量がヤバイが呑むしか道は無い
なら呑めよ
ザッツオーライ分かってる引っ込んでろ犬の糞あと勝てよ
阪神タイガース
呑める呑める ....
愛さえあればなんてね
でもそれってお金で買えそうな気もするよ

何もしないからと言いながら
私の背中に変なのを押し当ててくる

そんな安っぽいんじゃなくてさ

至高の愛
とか
無償 ....
)きみは髪を切ろうと確信する(瞬間 (
〜風は塔の雲に被われ
意識は陽射しから排除された 。
(音楽と額縁のまえで「森のように」キルトして下さい
)と
(木綿を差し出す少女の指先 ....
中央ユニバーシティ
動物園を追い越し
山に向かって行けば
都心より
最低気温が5℃は下がる

中央ユニバーシティ
南に見える帝京大学
東は明星大学
位置関係は
ちょっと適当よ
ど ....
雨は世界が流す涙なのだと
誰かが言った

あらゆる痛みが雫となって
ひとしく僕らの真上から
降りてくるのだと言っていた

それが本当か嘘なのかなんて
どうだっていい

季節が冬のせ ....
ともだちと遊ぶ約束をした学校の帰り道

違うともだちに遊びに来ないかと誘われた

約束があるから、そうことわったのだけれど

そいつのうちだとマンガを読むだけで面白くなかったのだ

そしたらそいつはこ ....
消えてしまいそうな

私は目についた雑誌を一冊手にとって
日曜日の空気に紛れた

昨日の電話

聞いてよと願えば3日以内に会えた頃とは違うから
突然の変化を驚かない
痛くない
なにもないところにど ....
そんな色合いのトレンチコートを
君はどこで手に入れたというんだ
そんな風合いのトレンチコートを
君はいつどこで買ったというんだ
まるで寝間着みたいじゃないか
まるでバスローブみたいじゃないか ....
いやあ おにィさん 
真っ赤にならはりまして
うぶどすなあ
世間の風あたり冷とうおますので
この密通がばれたら
また おまめさんを なげられますなあ

先日 おにィさんが わ ....
あたたかそうにみえて
寒いだなんてずるいね
春はずるいね

期待したひかりは
確かにあるのだけど
受け入れないと風がふく

すべてのものと
一列に並んで
おはらいを受けるように首を ....
ほっとした
「有無で
ほっとし」た
老)慕
破裂する
(子宮に
)またみずは
新しく、形成される
((のか (
(因子)の(分
子)は
濾過、され、無値、に
引き ....
愛ってなんだ
ひとりにしたくなかった
愛ってなんだ
誰にも渡したくなかった
愛ってなんだ
体中と心はオレのだって
愛ってなんだ
かなしくなんかなかった
愛ってなんだ

繰りかえされ ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ながいよるにためいきのようなことばがこぼれる- ベンジャ ...自由詩6*11-2-9
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