翼をください
卒業式に歌ったね
せんせい

こないだ雪がふった日に
ぼくのオカメインコが死んだんだ
ぼくの手のひらで
羽をいっぱいにひろげて
それっきり

飛びたかったのかな
も ....
最後を惜しみながら、父の顔に手を置いた。

最後を惜しみながら、閉じた瞼と睫毛に触れた。

最後を惜しみながら、聞こえるであろうはずの耳に話し掛けた。

最後を惜しみながら、車を見送り
 ....
シャンプーとリンスを間違えるように私のことをヨーコと呼んだ 視野の隅
磔刑の丘が緩やかに
空に溶けて行く先には何もない

君の指先は工場で品質を素早く読み取る
精密な器械でもあるが
ときにわたしを虜にしてしまう
哀しく白い造形でもある

時間 ....
 
雪が降る、雪が降る、

赤いハートに降り積もる

春はまだか、春はまだかと、まるくなる



 
気がつけば友達と会うことも
あまりなくなってしまった
日曜日の午後 今日も
理由もなく隣町へ歩いた

あてもなく ユニクロにはいると
安いようでいて 高い服 あてもなく
税抜きプライ ....
えば・るーじゅ、こころにことばがなくなってしをかくいみもみつけられない どうしようもない孤独が天井を塞いでいる
今夜わたしは何もかも捨てて森へいきたい

成しとげることも果たしあうこともなく
ただぶらさげてきたこの腕で
獣の皮をはいでみたかった
その夜の静かさ ....
朝の六時に開けたカーテンを夜の六時に閉める。正しさを追って、(正しくないことばかりをおこないながら)、たどり着くのは圧倒的な現実だ。たとえば紅茶を淹れるまえにはポットおよびカップをあたためておくこ .... 漢字の書き取りをしながら息子が大粒のなみだをぽろぽろとこぼしている
耳という字を書いていた
どうしたんだ?と聞いたが俺には言わないらしい
その後スマブラをしたんだけど俺の勝ちがちょっと続いたら
 ....
オイラおっさん猫2003年生まれだからおっさん猫

同年にあかねちゃんに拾われたから毛食住セレブ猫

時が流れておっさん猫 でもかわいい健在の猫パン チ

最近は赤ちゃんがオイラを ....
猫砂に埋もれた二人の思い出は
一部は綺麗に乾涸らびて
形だけくっきりと存在している

一部は砂がかけられずに
異臭を発して、未だ砂の上の鎮座する。


軋む心と身体を引き摺って
ほん ....
辛いときは
あなたのことを思い出す
あなたに比べれば
わたしの辛さなんて
細胞以下だもの

例えが分からない?
そうね、ごめんなさい

ただ小さいってこと

みんな
あなたを忘 ....
『お母さん、最初から一緒に寝てほしいの』
『あのね、お母さんは忙しいの。
 後で行くから、最初は一人で寝ないとね』

今夜も娘は
テディベアを抱きしめて寝ている
その規則正しい寝息を確認し ....
そうさ目が覚めて朝が来るただただただただ
そうか気づいたらどこにもいないなんでなんでなんでなんで
貴方はふたつ結びが良く似合う
幽霊船に乗っかっていた少女に似ていた
バイバイ幽霊ガール思い出す ....
  あおい瓶が 枯葉の水を噛んで
  斜めにさしていく光が さがしている
  あなたの瞳は 樅木の陰にいて
  微笑っている 葡萄のように
  ああ もっと遠くへいきたかった わたした ....
よろこび
いつくしみ
むさぼり

穢土はひとのこころにすむものか
浄土もまたひとのこころにあるものか

コーヒーに
砂糖とクリームをゆっくり溶かしながら
そんなことをおもう

そ ....
酸化し切った珈琲豆をドリップした
午前二時、それはクソみたいな味
だけどどこか落ち着く香りがした
古い本を開いた時の香りに似て

(朝を待つには長すぎる
 何か退屈でもい ....
母は女ともだちを読み返している
寝静まったあと
ベッドシーンだけ拾い読みする
あっけなく
ティファールが沸いて
急須に注ぐ
スキーの写真が挟まっている
男と女
アダ名が裏に書いてある
 ....
血を十九年垂れ流して
肌という肌から血を吹き出して
信じられるだろうか
俺は毎日死ぬような思いで
血を吹き出して倒れている
大袈裟か
お前らに耐えられるのか
俺は文字通り毎日大量の血を流 ....
えば・るーじゅが居てくれたらいいけれど
えば・るーじゅはわたしが考えたまぼろしの少女
電球がたったの一個の五畳の部屋で
ちいさなわたしがどんなにか想ってみても

紅(あか)い色が大好きです
パソコンは ....
十億年先は間違いなく未来だ
十秒先も

十光年先は間違いなく未来だ
十ミリ先も 

間違いなく
光は届く
例え
千を千乗した先の
未来や
暗闇にも
光を放つ
星やそれよりも小 ....
今回は詩を書くためのツールの紹介です。


▼TeraPad
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/

詩を書き出した頃はワードを使っていましたが ....
人づきあいは苦手ゆえ
頭に猫をのせることにした
出会う人たちは皆
頭の上の猫に気を取られ
(毛並みをなで
 喉をなで
 さかんにじゃらし)
私のことは気にも留めない
そのすきに私は
 ....
そのかなしみを

べつに

かなしまなくてもいいんだよ


そのくるしみを

むりに

くるしまなくてもいいんだよ


そのよろこびを

いちいち

よろこ ....




□愛している
□i see tail
□尾を参照してください
□オオサンショウウオしてください



◆i see tail
◆尾を参照してください
◆ ....
明けましておめでとうございます。
僕の書斎兼
食卓兼
呑み場所の
宇宙の中心に猫好きなくにちゃんのミニカレンダーをすとんと置いてあるので
ことしは猫年になりそうです。

除夜の鐘をききな ....
そのいざないにわたしは応えた
いまがそうなのだと

待っていたのは
鉛の、枝折りのようなものだった
視えていても
 視えていても
  視えていても

Ka-san Ka-san Ka ....
読書をしていると
知らないうちに
黒猫が膝の上に
男は一瞬たじろぐが
撫でてみると大人しくしている
そのうちに猫の毛並みは変化しはじめ
白い猫へと変わる
白猫はひょいとテーブルに飛び移り ....
畏怖を気高く朴訥に

口笛のように

風に身をまかす

大空をゆく鳥の飛翔のように


不安は不思議に不思議は確信に

確信は自然への畏怖に帰るのだ


畏怖を気高く朴訥に

口笛のように

風に身を ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくのオカメインコが卒業した- yo-yo自由詩9*15-2-25
惜しみながら。- 梓ゆい自由詩315-2-24
シャンプーとリンスを間違えるように私のことをヨーコと呼んだ- 北大路京 ...短歌415-2-23
磔刑の丘に- 梅昆布茶自由詩1215-2-23
まるくなる- 殿上 童自由詩17*15-2-23
日曜日とユニクロ- 番田 自由詩215-2-22
独白(短歌)- もっぷ携帯写真+ ...315-2-20
野うさぎ- ユッカ自由詩615-2-19
六時、現実、寝息- はるな散文(批評 ...315-2-18
死にたいと言うな_助けてといえ- 馬野ミキ自由詩27+15-2-18
毛食住おっさん猫- 朝焼彩茜 ...自由詩12*15-2-17
猫砂- ……とあ ...自由詩11*15-2-17
おぼちゃんを忘れない- 花形新次自由詩115-2-16
テディベアと詩集とブランケット- 夏美かを ...自由詩37*15-2-15
バイバイ幽霊ガール- こめ自由詩315-2-13
葡萄- 草野春心自由詩515-2-12
朝のユーモレスク- 梅昆布茶自由詩1715-2-11
珈琲と古本- xxxxxxxxx自由詩3*15-2-9
女ともだち- nemaru自由詩1*15-2-6
血を十九年- 奥畑 梨 ...自由詩4*15-2-2
2015.01.26(独白)- もっぷ携帯写真+ ...615-1-26
開け放ちながら未来を物語るように- rabbitfighte ...自由詩215-1-18
詩作をするときのお供2- 殿上 童おすすめリ ...7*15-1-18
猫かぶり- やまうち ...自由詩10*15-1-12
こころ- 青井自由詩515-1-12
ているすーぷ_(□こひもともひこ◆とよよんさん◇森朱鞠さん■ ...- こひもと ...自由詩18*15-1-7
明けまして猫年ですが?- 梅昆布茶自由詩13*15-1-5
無花果- もっぷ自由詩315-1-1
猫撫で- やまうち ...自由詩3*14-12-31
飛翔- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-30

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