そして瓦礫の中で何回も目を覚ます。事実だ。メタファーでもマボロシでもない。またはずれくじをひく。くりかえしだ。一日経てば、今日がまた昨日になる世界で。



ニュースはかったるい。 ....
 
 
消しゴムを食べていると
母が気を利かせて
夏みかんのジャムを持ってきてくれた

消しゴムなど食べられるはずもないから
いらない、と断ると
代わりにコーヒーを入れてくれた

 ....
今すぐ結婚しないひとの

いのちの心配をしてはいけない

花びらがすき放題に散っている

桜木も見あたらないのに

どこからか来て巻きあげられている

雨のあとの曇った朝だった
 ....
腐った夜。隣の部屋で愛を営む学生カップルの残虐性は情状酌量の余地がない。今夜僕はあまりに寂しく気付いたら死んでいそうなのでとりあえずウイスキーをグラスになみなみと注ぎ貧乏ゆすりで下の階の住人の睡眠を妨 .... 死が
眠りのようだったら良い

いつもの眠りのように
目を瞑り
深い夢の中へ行く

それはとても深くて
なかなか目が覚めることはない

そうして意識だけが残り
肉体は土へ還る
 ....
散って、なお、
地に咲くさくら
錦糸町へ行かなくちゃ
錦糸町南口のエイコっていうスナックへね
あの子に逢いに
何!
好きなバーボンアンドソーダを飲みに行くばかりだけど

かわいいな
ほんとにかわいいな
汗に濡れた肌を ....
遊びにきてよ
窓はがたゴトゆれるけど
月はさかさまにみえるけど
(誰も知らない夜の色)

遊びにきてよ
雨がふっていないのに
雨がふっているような気がする夜は
(それは一人だってこと) ....
寒村にも桜が咲いている

老婆が田んぼをととのえている

大飯原発に向かっている

福島第一のまわりにも

かつて静かな時間がながれていた

田んぼのつぎの担い手は

いまどこ ....
取り残されたみたいになって

みじめになって

ずっとひとりだった

そんな気持ちを

久しぶりに忙しなく味わっていた

こころの恐慌は

津波のように水位をあげて

無責任にふくれあがっていった

 ....
先月 .... 呼びとめてほしいと思った
知らぬまま行こうとする私を
踏んでしまったものからの声で
呼びとめてほしいと思った

抑えることが美と思うのかと
桜はおもいおもいに散る
だれも連れず
自分の ....
長崎に着くと雨に降られた

道に迷い倒れ込むようにして部屋に入った

さっき居酒屋で着信があった

もう五年会わない東京の女からだった

再会をやくそくして電話をきった

つぎの日仕事を済ませそれから ....
 川面で光の魚がはねている
 春と霞を点描で描くのはぼくではない

 土手の並木の樹勢のなかを
 グングンふくらみ育ってゆくもの
 ふくらみみもだえて勢いを増してゆくもの
 樹 ....
行きたくないのにそこに行った

行かなくちゃならなかったからだ

ずっとこわかった

心配するだけではいられなかった

そのあとの

こころの恐慌は覚悟していた

はずだった
 ....
何故に詩という詩人にとって最も
その存在を証立てするものを
便利な道具として使うのだろうか。

「あなたが嫌いです」

何故メールなり私信なりで直に言わないのか。
それを言う度胸の無い小 ....
  軽蔑されたことのないひとは
  ぼくが軽蔑してやる
  殴られたことのないひとは
  ぼくが殴ってやる



  傷つくことに慣れたというなら
  死んでみな
  心をつぶして平 ....
蜜を食べにおいでよ 微笑み浮かんだら 授業は うわのそら
教室で運命・赤い糸さがしてる

願いが叶うなら 君の泣きじゃくる顔も
見たい 見ていたい 10年後も その先も

 君に惹かれるのは なぜ だろう ....
頼りたい
頼られたい
苦しい。

情報の溢れた昨今
蝋燭に火を燈し
骸骨が笑う

食ったら吐いて
また飲み込む
不器用な私
好きだったのは 結い髪のしなやかな流れ

好きだったのは 頬杖の中の虚ろな瞳

好きだったのは 絡み付く癖のある声

好きだったのは 間違いなく貴女だった

好きだったのは 間違いなく ....
きのう 被災地の蔵人さんの作ったお酒が とどいて 嬉しかった。タイミング 良すぎで届いたので、涙が ちょちょぎれたくらいに嬉しかった。ネット家計簿ソフトを開くと、被災地にできることが何か解らない、 お .... 水面を見上げると
ちいさなおんなの子の顔

こちらの様子が気になってしかたないのか

大きくなったり小さくなったり




わたしだけの世界
酒屋さんの軒先に置かれた古い火鉢
 ....
いのちふわふわ風の中
いのちふわふわ風の中
命いっぱい風の中

ふわふわふわふわ
空の上
ふわふわふわふわ
風の中

いのちは心の写り映え
瞬くうちに消えて逝く
いのちを持った我 ....
東京について朝の電車にのった

なにか貼られたような顔つき

考えている

見つめている

お堀にみどりが映っている

黄いろを嗅いだらなつかしくなる

さくらの白が群れていた ....
だれの心にもあるの?不安が

外ではきらきらと太陽が輝いてる

一瞬忘れたい

なんて思うそれはいけないこと?

桜がまた咲いたよ

花びらは同じじゃないけど

あなたの悲しみ ....
これからの僕は 
嫌な上司のみみちい小言を、撥ね返す。 
これからの僕は 
苦手な注射も唇結んで、ぐっと耐える。 

どうやら親父になるらしい 
僕は自分の弱さを抱き締めながら 
日常の ....
どうして涙がでるのだろう

水に戻ると書くように
海から生まれた僕たちの
からだの中の塩分が
外へゆこうとするからなのか

どうして涙がでるのだろう

広い世界のかたすみで
こんな ....
合浦の浜さ 藤ば見さ行ぐの好ぎだって
ばっちゃ わーさおがしば買ってけで
二人すてバスさ揺られで 行ったっきゃね

さぐらもてっぺな公園だっばって
そったどぎだば いづも人っこ ごだごだ ....
むかし、むかし、
世界なんて滅びちまえ
って切に願っていた少年がいたんだ
でも、
いざ、世界が滅びる
その日に
彼は
僕とお母さんとお父さんと
あと、同級生の千絵ちゃんだけは
救って ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もう、ほんとうのことしかいわなくていいだろ?- ねことら自由詩511-4-16
右利き- たもつ自由詩611-4-16
花散らしの風- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-16
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さくら- はなもと ...携帯写真+ ...5*11-4-15
蛙のバーボンブルース- ……とあ ...自由詩811-4-15
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ふるさと- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-15
水位- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-4-15
今日は三番方なんで、これから帰って寝ます。- TAT自由詩2*11-4-14
私を呼んでほしい- 朧月自由詩311-4-14
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理由- 吉岡ペペ ...自由詩111-4-13
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軽蔑- 草野春心自由詩2*11-4-13
おいでよ- アラガイ ...携帯写真+ ...3*11-4-13
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草食性動物- ペポパン ...自由詩4*11-4-12
見惚- 徘徊メガ ...自由詩411-4-12
今こそ、詩を書こう。- るるりら散文(批評 ...10*11-4-12
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いのちだま- ……とあ ...自由詩7*11-4-11
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新米親父の詩_ー胎児の合図ー_- 服部 剛自由詩611-4-10
どうして涙がでるのだろう- ベンジャ ...自由詩611-4-9
藤ば見さ_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-4-9
青春- 真山義一 ...自由詩1611-4-8

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