人の不幸を食べたい
人の不幸を食べる獏になりたい

獏じゃないと不自由だ、
誰かのことを「しんじゃえ」と言うことすら
ままならないのだから

しんじゃえ、ほんとに、みんなしんじゃえ
そ ....
悪くなったアイスコーヒーみたいな街の小さな川で
潰れた空缶が溺死している
ずっと昔のことを思い出す
買ってもらったばかりの
ソフトビニール人形をバラバラにして似たような川に捨て ....
走るトリル
軽快な鍵盤の連打を聴くうちに
視界が開けて広大な一本の道が現れる
どこまでも追いかけてくるスケール
トップスピードの旋律に
併走したくて意識を集中させる
Gコードを ....
明日は雨が降るかも知れないと傘を用意する。

きみが傘を忘れてはいけないと二つ用意する。

それから退屈させないようにと、ついでに釣竿をトランクに入れた 。

(明日は見事に晴れだろう ....
孤独のナイフを
ふところに隠し
獲物を狙っている
血に飢えた男

信頼関係がない
誰も信じられない
怖くて仕方ない
安心できない。

敵を見つけるのが好きで
味方には目を向けない ....
それはきっと些細な事で

幾重にも続く過程の先に
変わらない未来だけがまざまざと在り続けるだけ

変化が在ったと云う妄想だけの私は耐えきれずに崩れる

それはきっと些細な事で

幾重 ....
小さい時から、人の背中に蛇口が見えた。

それは、僕が小学校に上がるか上がらないかぐらいの頃だったと思う。
その日はとても暑くて、公園で一日中友達と駆け回って遊んだ僕は、夕方、皆が帰ってしま ....
好きなひとに
ぶしつけな手紙を
送りつけた
喜劇のような悲劇的予感
一線を踏み超えた僕に
僕の女神は微笑んでくれるだろうか
このことで
あのひととの関係が
気まずくなっても
後悔はし ....
{画像=110831002002.jpg}


夜の
瑠璃色の涼気に
夏は
フゥとため息をつき
頬杖をついて
浅い眠りを眠る
薄青い羽虫は
闇の中を飛翔するであろう
夏の夜に
 ....
この口説き文句で何人の女を口説いたんだろう。
あいつを最後の女と決めたのに、
結局目の前の女を同じセリフで口説いてしまった。

『本当にかわいいね。なんでいままで気づかなかったのか不思議なんだ ....
言葉から心根を理解出来ているとはかぎらない

君はまるでオウム

チャーチルのと同じ様に長生きするんだろうな
 
どれほど歳を重ねたにしても
夏の終りは感傷的で

どこかしらか和太鼓を叩く音が聞こえてくる

リズムを刻んでいるようであり
生の在り様を現そうとでもしているのか

小刻みに
あえて無 ....
  僕の中に小さな女の子がいる
  無垢な目に鋭さを湛え
  頭には白い花のかんむり
  僕の中に女の子がいる
  僕は彼女に恋をしている
  それは君じゃない



  君 ....
人と人が出会うように
男と女が出会うように
心と心が
出会い
お互いに触れて
重なり
子供が生まれた
彼らはその子を心と名づけた

生まれたとき心は水のようで
差し込む光は透過しな ....
優しい君はきっと言う
「貶める事なんてないよ」

僕は知ってる
そんな君に甘えてる

有るんだよ
そうする理由も
そうする意味も

繋ぎ止めていたい
惨めなやり方でも

優し ....
空いてます
ぼくのとなり

とても広くて
あなたのわがままはすべて叶います
来ませんか
ぼくのとなりへ

ちょっと高くてこわいし
階段もないけど
その右手も 左手も
ぼくに差しの ....
悲しみで張り裂けろこのからだ

遠くで雲が泣いている

からだを裂いて雨粒を落としている

悲しみで張り裂けろこのからだ


愛するひとなら耐えてみろ

愛するひとに同苦しろ
 ....
金曜の午後4時15分
学校帰り
アメ横手前のマックでコークのラージを買い
UJは
向かいのMODE OFFに入る
『 いらない服お売り下さい 』
コーラほどの肌色が目を引く
全面ガラスの ....
{引用=「葡萄」

  葡萄の皮を
  小さな部屋の
  ドアをひらくように……
  ……
  そのなかには
  何か
  静かな音楽を奏でているひとが
  椅子に座って
 ....
幻の魚と書いて げんげ

富山は 蜃気楼が有名な 魚津市が有るって
富山を離れてから 気付いた気がする

本当は 聞いて 知ってたけれど
すっかり 忘れてたんだ

こっちに来てから ....
おしとやかな君の
パンツが見たい

純白が似合いそうな
君のパンツが
紫のレースの
シースルーだったりしたら
あるいは
Gストリングだったりしたら・・・(ゴクッ)

ああ
どうし ....
理由もなく泣いたんだ

夕暮れの頃

蹲る背中を撫でる雲影は

声を消してはくれないくせに

そっと優しく抱いてくるから

泣いて良いかと聞いたんだ

雲は答えてくれないが
 ....
ひとの一生ははかなくて
ふいにやぶけてしまう
ぴんとはった
うすがみのように

3月11日
がんを患うあなたの目の前で

おそらく数千の一生が
一瞬にしてやぶけてしまった


 ....
自分を殺し
自分の死体を
自分で捨てにゆく

光も闇もない
密かな墓所へ
自分を捨てにゆく

人目を逃れて
死体を隠して
何くわぬ顔をして

死はもとより
生すら
なか ....
雲が

うえを向いている貴女の横顔

話かけてもいいか


さいきん

おれな

ドアとか扉とか

くぐるたびに思うねん

ドアとか扉とか

くぐるたびに思うねん

おれ成長したよって


雲が

う ....
感情を伝える。
難しい事
中間の思い
曖昧な気持ち

でもはっきりした
意見もある。
そうして欲しい
して欲しくない。

ダブルバインド
二重拘束は困る。
おっぱいを上げる
 ....
わだつみの声よ示せよその教え、遠くに見える鱶を眺めて

弾丸は砕くものだとこそ思へこぶしは何をするものだろう

もの言わぬ虫けらどもの歩み寄るそれを見ながら反抗するは。

オリオン ....
 
 
壊れたヤドカリが階段を上る
その先には二階があるだけなのに
暑いと感じる人は、暑い、と言う
今日という退屈な一日
下駄屋のおじいさんが亡くなった
母を斎場まで車で送った
一時間 ....
うらめしく掛け違いしブラウスのボタンの始まりいじる淋しさ {画像=110824232540.jpg}


人に優しいから自分に優しくなれる / 逆もまた真なりだ

一生懸命生きて来て楽なことばかりじゃない
辛い時にしっかりと支えてくれるもの /  ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
九月の呪詛- ブロッコ ...自由詩3*11-9-2
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モーメント- アラガイ ...自由詩3*11-9-1
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蛇口- ときこ散文(批評 ...411-8-31
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夏の夜に- beebee自由詩17*11-8-31
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支配欲- 徘徊メガ ...自由詩111-8-28
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モード_オフ- salco自由詩4*11-8-27
女へのコラージュ- 草野春心自由詩5*11-8-27
幻魚-げんげ-- 藤鈴呼自由詩3*11-8-27
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3月11日- 麦穂の海自由詩7*11-8-26
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人生捨てたもんじゃない_/_あなたに想う言葉- beebee自由詩21*11-8-24

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