からん からん
下駄が鳴る

くるん くるん
風車が回る

一歩ずつ前に進む
そのつもりだった

でも運命は
同じところで回ってるだけ

決まった時間にニワトリは鳴き
日々は ....
ゲストで15分枠のところを4分朗読をし
交渉したとおりの交通費をトイレの脇で受け取り
詩は、短ければ短いほどいいと思うのだ
家族の待つ家に帰る気になれず
かといって笑笑で
あの何行目はどうだ ....
帰り道
君の後ろを歩いてて
なぜ空を撮る?
見上げれば
























 ....
ほお杖をついていた

うしろから見つめられていた

棚のむこうにのぞいている

なにかの渦のなかにいる

黒服が遠くで踊っている

思考なのか感情なのか

運命なのか

そ ....
どちらにしても
人差し指と親指とを
くっつけたぐらいの大きさでしかない
わっか 
それぐらいの愛も私はもってはいないのだ
だれにも与えることはできないのだ

永遠だとか未来だとか夢だとか ....
私はもう
人間に生まれない
どんなに短い命であっても
どんなに簡単に滅びても
空を飛ぶ命に生まれたい

私は人間をやめたい
人間の今日を終えたら
一瞬のひかりになってもいい
ならなく ....
ジジジ ジジジ
地面にひっくり返って
のたうちまわる蝉の声

もう十分生きたのだろう

鳥に食べられることなく
人間に捕まることもなく

いのちの歌を響かせたのだろう

それでも ....
深い息を繰り返せば
みるみるうちに
あなたへと
浸透してゆく

震える場所
昨日よりも
支配したい

こうして
わたしだけが
秘密を増やす
天に唾を吐け

ここではない何処かに

理想を見定めるならば

おい、俺よ、

天に唾を吐け

じぶんの唾を

じぶんの顔にかけるんだ

そうやって落し前をつけて

こ ....
これって本物なの?

私の問いかけに彼は口元を僅かに歪ませながら首を振った

遊びに来ないかとでも誘われたのだろうか
今となっては定かではないのだけど

大手町あたりで待ち合わせ丸の内線 ....
おんなを縛りマッサージする
シチュエーションに酔うこともなく
こったからだをほぐしてやる
2時間でも3時間でもそうやってやる
そんな気持ちも次第に乳房にうつり
しこったつぼみに執着しはじめる ....
英霊は黙し語らず軍国の生霊ばかり生臭き夏 新学期一日目にさっそく実力テストとかいうのがあった
夏休みも終わりかけのころともだちからいっしょに勉強しないかと誘われた

そいつの家は古びてはいたけれどお金持ちの匂いがぷんぷんとしていた
床 ....
みんな孤独に部屋にいた

さびしい目をして

だれかの心の

ひかりは影になって

疑わずに抱きしめていた

疑われずに抱きしめられていた

ふたりともちがう空のした

雨 ....
ここはぼくのいる場所じゃない
だから余計真剣に事に当たる

じぶんの何かは分からないけれど
その何かをひきちぎるようにして
しぼりだすようにして事に当たる

そうやって最初っから存在して ....
歯医者にいった
芸能人やスポーツ選手も来ている有名なところだ
副医院長は長瀬智也に似ていた
たいして腕もないのにぎらぎらと自信満々に口のなかをいじられていると
とてもじゃないけど耐えきれなかっ ....
 うす墨色をした
 雨月物語
 その雨のない風の気配は
 前髪のような柳葉のむこうから
 あるいてくる
 二人連れのおんなが
 ゆうれいだと
 ぼくが気づいたのはどうしたこと ....
雨が煙る

夏の薄ぐもり

校舎は外装工事中

乳いろの海

潜望鏡だして

あっちを覗いては

こっちで息をする

おまえは海だから

おれは両生類みたいだ

敷布にくるまれている

外装工事中のよ ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ 

掴むものに ....
俺を必要としている女を捨てることがある

人生は花火のようだ、は芥川の舞踏会だ

花火はなにをものまねしているのだろうか

永遠という観念の嘘を暴いているのだろうか

永遠ではないこと ....
俺の腕から逃げていった
逃げたのはいいけれど
逃げた先生きていけるの
俺の方が巧く飛べる
俺の方が速く飛べる
俺の方が遠くへ飛べる
翼の急所を掴んだから
もう身動きできない
一緒におう ....
お茶の水橋から聖橋
まぁるい大きな輪っかが見える。
下半分は揺らめいて
昼間に鎮座する月のよう

にび色の神田川は足がすくむほど
高い地点からしか眺められな

その水面をじっと見つめ ....
たましいがつゆだくだ

秋の気配

空の雲のないところが

透明になっ



クーラーが前髪にあたっ




かなしくて幻になっていた

風が暑ぬるくほどけていた ....
貴方の染み付いた

唇の記憶を鎮めて
 
8時20分過ぎ
小洒落れた賃貸マンションの前に幼稚園のバスが来て
長男を送り出すと
夫婦はベビーカーを押して通りを渡り、家へ戻る
梅雨明けが発表された翌朝
アスファルトは早くも紫外線を乱反射 ....
戦略を持たない国だと自嘲するのはやめろ

出張の空は群青いろになっていった

リスクのとれない国だと軽くみるのはやめろ

どぶねずみ色の雲や空が群青になっていった

グローバル化という ....
みんな、この瞬間を待っていたんだよね

アナウンスに促され彼がリンクへ登場すれば
黄色い歓声とともにスタンドのあちこちでロシア国旗が打ち振られ

う〜む、ここって日本だよね

高田馬場で ....
立秋は暑い

暑いけれど

風がほどけ

空をおいて

雲が重なる

夕方の影は

 ....
統計的に晴れることが多いという日がある
八月六日もそうなのだと思う
エノラゲイは晴れた空からしか投下しないと決めていた
その女はどんな人生を生きているのだろう
人間に思いというものがあるならば ....
ぼくが死んでから分かったことだが家族はばらばらだった
じぶんの死よりそっちの方が悲しかったぐらいだ
ぼくはママやおにいちゃんやパパといつもいま一緒だ
時空をこえるというのはこういうことを言うんだ ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
tears- うずら豆自由詩210-8-18
朗読会の後にセックスをする- 馬野ミキ自由詩1110-8-18
ドコモを掲げて- TAT短歌2*10-8-18
殺らせろ!- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-17
もういいよ- 朧月自由詩210-8-17
私が空を飛んだら- 朧月自由詩310-8-17
夏の終わり- うずら豆自由詩210-8-17
秘密- 自由詩410-8-17
天に唾を吐け- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-16
四谷見附のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21+*10-8-16
午前1時23分- 吉岡ペペ ...自由詩12+*10-8-16
靖国- salco短歌1*10-8-15
夏休みの思い出- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-15
部屋- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-14
クライマーズ・ハイ- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-13
ぼくの居場所- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-13
夏の夢をとじておもう- 石川敬大自由詩710-8-12
外装工事- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-8-12
これ以上小さくなれないから- 鵜飼千代 ...自由詩19+*10-8-12
意味たちの置き場- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-12
小鳥- 黒い翼自由詩3*10-8-11
お茶の水橋から- ……とあ ...自由詩15*10-8-11
たましいのつゆだく- 吉岡ペペ ...自由詩1110-8-11
別れをクチにする前に- 徘徊メガ ...自由詩410-8-11
- salco自由詩4*10-8-10
何十億かいめのスペクタクル- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-10
This_is_loveのひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*10-8-9
秋立つ日に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...910-8-9
八月六日はいつも晴れている- 吉岡ペペ ...自由詩3*10-8-8
ぼくの役目- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-8

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