ドキドキごころの靴音たてて

地下鉄の風に吹きあげられて

黒い帽子のかぜひきの魔女

修業でつけた魔法のちからは

五六ねんまえの魅力のまんまだった


やっぱり魔女はなんにも ....
キャバ嬢に
職は何かと
尋ねられ
『まほうつかい』と
真顔で返す
溢れ出る言葉
消えていく言葉

伝えたかった想いは
半分も伝えられなくて

言葉は木の葉に当たる雨粒
弾けて細かい粒となり
散り散りに飛散する

きっと一滴の涙の方が
よほど饒舌 ....
当たるはずのない
宝くじ当たったら何をするかって

決まってんじゃん

書き貯めた詩を丸めてゴミ箱にポイさ

そして街へ飛び出し
ラジオ体操 イチに サンし

向かい風か ....
別の道を選んだ僕は今 何処を歩いている?

僕達が交わる
終わりまでの距離を

心の何処かで測っている
 
セックスがセックスだけが嘘を射抜く



至高の真実だとはぁはぁと










実際に汗ばんで硬化する乳首とか陰核だけが




 ....
重陽の蔵出しの美酒を酌み交わせ
この吟醸香
この酸味
この甘味
5人のミューズたちには
エメラルドの翅を与えよ

夜半には雨になるって
ならばあのブナ林まで飛ぼう
あの立ち枯れた樹々 ....
偽りのやさしさを振りまいてきた

悲しみも知らないし

よりそうこともできないくせに

見せかけの安い言葉を並べてた

ずっとずっと本当にずっと

抱いていて欲しかった  ....
ごめんね


そんなふうに


わらってあげられない



せめてどこかに


やさしいことばが落ちていたら いいけれど
スーツに袖を通し髪をセットして











バナナリパブリック




 ....
おれはおまえに似ているのか

だれかに言われたそのことを

おまえから聞いたのは十年前

秋も終わりかけのころだった


ふたりのあいだのせつじつを

わたり鳥のようなせつじつを ....
用を足すだけなんだけどね

うら寂しい公園の片隅にあるのは決まって便所ってやつで

おおむね和式の便器しかなくて
紙なんか無くて
げげげのお友だちなんかの手が暗闇からぬらりひょん

べ ....
高森草庵の休耕田
トンボ池の辺
俺たちはマコモの葉陰で出会った
その隠れ帯の中心に
少しずつ 少しずつ
確かめるように近づいて
恋人の懐に潜り込んで
伸びた4対の肢に触れる
特に交接す ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
上司にこころを許してはならない

仕事ができる部下たちのそれが鉄則だ


仕事とは愛人のようなものだ

最愛を具現化した愛人のようなものだ

愛人の白い肉を

部下にたわめられて ....
ねころがって

窓からの緑を見つめている

緑を見つめている

緑に見つめられている

緑のふちどりと空のコントラスト

ふちどりが風を見つけて揺れている

微笑んでいる

 ....
窓辺からずっと虫の音がしていた

部屋をくらくしてそれを聴いている

目を閉じているのか

目を暗やみに開いているのか

もうわからなくなるくらい

虫の音につつまれていた

 ....
風邪ひいた
鏡の私が情けない顔で
くしゃみを3発
脳味噌が揺れる
くしゃみを3発
モナ・リザもくしゃみをする
その時
?泣く女?もくしゃみをする
アイスランドもくしゃみにぶれる
世界 ....
パンクして
タイヤ交換
きつね道
ほんとお前は
ツイてないよなw
夕飯後の消化不良を酒で紛らわす
夜長だね。
こんなとき薄い水割りはいくら飲んでも酔うことはない

(ちっ ‥いやな奴らだ )
考えれば 考えるほど孤立した理由に腹 ....
おおきな雨のあとだった

朝の坂道を電動自転車であがっていた

坂道のうえの空がいつもより狭く見えた

木々のみどりがせり出していたのだ

夏も終わろうとしているのに

せり出した ....
ごはんにしようよ
エサじゃなくてごはんにしようよ
木の実が入ったパンがいいな
鶏肉は断固拒否だな
果物あるといいな
お酒はTullamore Dewにしてね …びばげかい♪…
ねぇねぇ テ ....
私の弱い心では
今は貴方の濃い影を
支えられはしないけど
側に居たいと願った

暑さの残る

八月の夕
 
僕の濁った瞳では
今は君を見詰められない
こんな理由の別れでも
告げると決め向かった

少し肌寒い

八月の夕
 
ベテルギウス

遠く遠くある物は 遠くにあるだけに過ぎず
遠くが近く感じるのは 心が距離を飛び越えるから
長く長く旅をしてきた 随分と時間がかかって
その光は とても小さくなってしま ....
臨月でお腹の大きい妻が呼んでいる。
僕はいつもの公園で二日酔いの頭を抱えながら、
三歳の息子と遊んでいる。

繰り返し繰り返し
同じ砂山を作っては壊し作っては壊し、
何回作っても彼の作 ....
普通の日々がすぎてゆくはずだった

なのにこの河の氾濫はなんなのだろう

明日に架ける橋なんてなかった

あるとすれば

荒れ果てた灰色の

置き去りにされたような橋ぐらいのものだ ....
これだけ地に足つかずにさびしいのなら

どれだけ傷つけあったって

会っているほうが

ましなんじゃないのかとさえ思えてしまう


神々の意思ではないのか


オリオン座だ
 ....
ぼくらは月下の一群だ

ここのつも年上のぼくだけれど

ぼくらは一群としか言いようがなかった

お互いかんがえていることぐらい

くるしいほどわかっていた

お互いのくるしみがわか ....
 
 
父よ
あなたをうしなって
私が何を
うしなったのかと言えば

男どうしだからこそわかる
男に生まれた
宿命についてなのだった

父よ
あなたはいつも
私を庇護してくれ ....
森の猫さんのおすすめリスト(2657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かぜひき魔女の修業時代- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-25
お遊び- TAT短歌3*10-9-23
通り雨- うずら豆自由詩610-9-23
くじ- アラガイ ...自由詩1+*10-9-23
交差点- 徘徊メガ ...自由詩410-9-23
百万ドルキッド- TAT自由詩2*10-9-22
Actias_artemis- 黒い翼自由詩1*10-9-22
孤猫- 三田九郎自由詩110-9-21
ひとりあるき。- 自由詩310-9-21
きょう、ぼくは、、、- TAT自由詩2*10-9-21
わたり鳥たち- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-21
流すひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*10-9-20
聖奠- 黒い翼自由詩2*10-9-20
帰る場所- 吉岡ペペ ...自由詩1610-9-20
コンクリートのルール- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-19
すこしあるこうか(3)- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-19
すこしあるこうか(2)- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-19
微熱- salco自由詩11*10-9-19
だまれ満月- TAT短歌4*10-9-18
余愁の水割り- アラガイ ...自由詩2*10-9-18
すこしあるこうか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-18
itchy- 黒い翼自由詩2*10-9-18
願い- 徘徊メガ ...自由詩210-9-18
決意- 徘徊メガ ...自由詩210-9-18
ベテルギウス- itukamitanij ...自由詩4+*10-9-17
- ……とあ ...自由詩14+*10-9-17
氾濫しかけの河に架かるあの橋のように- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-17
神々の意思- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-17
月下の一群- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-16
男類- 小川 葉自由詩310-9-16

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