SEX SHITAI
馬鹿野郎

たまにお父さんの悪口言うと
お父さんはいつも決まって冗談で

「生意気なこと言いやがって。お前は俺の精子だったんだぞ」

って言ってくる


それを言われると「オエ〜」ってなって何も言い返せなくなっちゃうんだけど
よく考えたら俺のお父さんも、俺のおじいちゃんの精子だったのだ

言ってしまえば

俺は精子の精子だったのだ


俺は


今、畳の部屋でほこりだらけのロッキングチェアーに揺られ
外を見ている、今にも死にそうなあのしわだらけのじじいの



精子の



精子だったのだ




そして
俺は

俺のお母さんの
まんこの中で
レースをしていたのだ

俺のお母さんの
まんこの中を
大勢で走っていたのだ





俺のお母さんの
まんこの中を
大勢で走っていたのだ





まぬけだ


まぬけすぎる











今、テレビで格好つけてる
イケメン俳優たちも
お母さんの
まんこの中を
大勢で走っていたのだ




雑誌の中で最先端のおしゃれな服を着せられて
可愛くポーズをきめているトップモデルたちも
お母さんの
まんこの中を
大勢で走っていたのだ


国会議事堂に集まって
日本のことを議論しているおっさんたちも
お母さんの
まんこの中を
大勢で走っていたのだ




いつか大好きな人と出会ったら
俺も自分のチルドレンたちを
その人のまんこの中でレースさせるぜ








自由詩 SEX SHITAI Copyright 馬鹿野郎 2011-02-07 07:02:17
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