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僕は闇で君の姿を考えていた
朝焼けへと流れる波止場 けれど
そこに座ったまま 港の夜が明けていく
うっすらと見えたのは でも 遠くのたき火

跳ねる魚の音がする 
釣り人がたくさんいる 真 ....
君を傷つけてしまったかもしれない
僕は反省して
謝りたいんだけど
口を出るのはなぜだか言い訳ばかり

優しさは空を飛ぶ鳥のよう
僕の元にはやって来ない

なにも言わないでくれ

僕 ....
昨日の悲しみも喜びも
お持ち帰りは出来ません


沈む夕日と一緒にばいばい


明日はどんな日に
なるのかな
休日という空間に。
僕と言う固体が。
特に動くこともなくかといって空虚でもなく
ただなんとなしに呼吸を繰り返しては
ただなんとなしに歩を進める

繰り返される幸と不幸を謳うテレビ番組
す ....
職場の前にある信号は待ち時間が長くて
目の前で赤に変わってしまうと本当にゲ
ッソリする。それは僕がせっかちだから
というわけではなくて走行車両がなけれ
ば赤信号を冒す奴も現れるくらいに。(
 ....
眠れない夜がしんどくて
噂の狂犬をしばく事にしました
みんなで力を合わせて

平和に飼い慣らされた 僕達は
戦う前から負け犬でした

死にぞこないの狂犬は言いました
「逃げろ!」

 ....
ベットの上で外の様子をうかがった
街は未だにクリスマスムードが漂っている

サンタさん
今年はこんな高価なものは入りませんでした
私が欲しいかったものは
街のイルミネーションより温かく輝く ....
今日は水族園の定休日
清掃はぼくの仕事だ
すっかり水の抜けた巨大水槽の中
頭上に燃える太陽
遠くジェット機が白い尾をひいて空を行く
濡れたコンクリの地面に空から落ちた星のように
 ....
毎日 自分が最低な人間だって確認するためにパチンコにいく
何かにすがるような思いでバックに詩集を入れて持ち歩く
喫茶店の前で立ち止まるけど中には入れない

友達がひとり去って 
またひとり去 ....
幼き者 か弱き者たちよ
休む前に ここに集まり
静かに頭をたれ 心の重荷を降ろしなさい
今日一日 多くの出来事にあい
喜びや悲しみ 希望や不安に
心おののいたことでしょう


今日一日 ....
カーテンのむこうの窓ガラスが

いちめんに結露して

ひとしずくがとなりのひとしずくとひとつになり

つるつるとつたって流れおちた

ボトリというおおきな音が

ねむりについた鼓膜 ....
これが何本目だったか
数えるのは野暮と言うものだ
どれだけ飲んでも酔えはしないで
こつこつと刻む夜が在る

一日中雨が降っていて
何時間寝ていただろう
疲れはまるで取れないが
もう既に ....
猫と幻は相性がいい
何もないところを
よく見つめたりしているのは
何かをそこに
自分で描いてみているのかもしれない

抱き上げて覗き込む目の奥行きは
頭の大きさの何倍も深くまでありそうで ....
小学校四年生の娘と姪っ子は
互いに追い駆けっこをして
おじいちゃんちの六畳間を回る

クルクルクル クルク ル

いつ果てるともなく回り続ける
ように笑顔に笑顔を重ねて弾ける

そ ....
夜は
重なり合って
ひそめく


息でくもる
ガラスを隠して
なだらかに波うつ
カーテンの裾で
夜は広がる


冷たい
アルコールが注がれた
二つのグラスが
擦れあった
 ....
わたしたちの夏は
ガラス玉みたいに透き通って
どこまでも不安定に揺らめいて泡してく

炭酸水の中でうまく泳げない
わたしとあなた
きっとまったく別々のままに飽和して
まぶたの裏でまだ小さ ....
 
その人のことを
空さんと呼んでいた
空さんは
だだっ広くどこまでも
青くなったり赤くなったり
涙したりして
人のようだった

空さん

時々丘の上から
呼びかけてみるけれど ....
眠らない町で息してる
ネオンの輝き眩しすぎてくらむ
目の前が
足元が
見えないよ
迷い子の思春期 大人たちは神隠し
ミルク飲みの赤ん坊泣いている

灯りのない部屋 唯一の居場所
「探 ....
かわせない約束が
雨が降る度
降りかかる

流れるけれど
流れるけれど
降ってくる

そこにあるような気がするものを
自分の力で形にできず

変化とか
不変とか
消滅とか
 ....
壁が崩れる
規則正しく積み上げられたレンガの壁が
ガラガラと

壁の向こうには何がある
知らない
すぐに背を向けたから
恐ろしいよ 外は
何が降りかかるのか分からない
両手で身体を ....
あなたが一人ぼっちなら、また全てを捨ててもいいかもしれない。 アイシャドウは塗るけど
ルージュは塗らない

赤いくちびるのあとを
どこにも残したくない

カップラーメンすすりながら
安いウォッカ飲んで

ねえわたしたちはいつもそんなもの
ねえ ....
今夜の雨は悲劇に酔っている
私だけは違うといいながら
誰もが同じように濡れている
無邪気すぎるから
傷付けられたことさえ忘れて
私だけの痛みが欲しいと
傘を風にあずける

  焚き ....
体と言葉でそばに
あたしのそばに

いるフリ、して

心はいつもどこか
ちがうどこかに
王様の肩の上の蛇はいう
私の、滑らかな
燕尾を返してくださいと
わたしはいう
お葬式には型押しは
きまりで持ってゆけないよ
それでなくとも
たとえ鱗が無くたって
うなぎでいればいい ....
小学校に行ったよ
山奥の
廃校になった

なにもかも小さくて
洗面台なんかほんと低くて
でも何でも揃ってて
まだ、ひとの気配がした

あんまり陽あたりがよくて
運動場も広いから
 ....
グラマラスバタフライ
僕を狂わす炎

美しい人よ
その魅惑的な瞳で
僕を誘惑しておくれ

今宵僕らは二匹の蝶となって
真夜中へと堕ちて行く
二人の体は絡み合ったまま
二度と離れられ ....
あなたは 大きな氷をひとつ入れたグラスでお酒を飲むのがすきだったから
わたしも今日はまねしてみた
酔っ払ったら泣けるかなと思ったけれど
いつまでも静かだった
氷が割れてしまっただけだった

 ....
お盆から2ヵ月半
無人だった家は思ったより荒れていなくて
ただフローリング部分を歩くたびに
キシッ、パシッと軋む音がする

家が早くも傷みだしたのか

大工の従兄弟に不安を口にしたら
 ....
造作もない 踊り場の片隅
傾きかけたグランドの
後追いかげに
揺らめいていた、
差し向いの海霧を
見ていて下さい と
私、

永遠よりも
変わってしまう哀調で
音という音は隔され
 ....
BOOKENDさんの自由詩おすすめリスト(972)
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