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               090310




くたばりぞこないが
へっついにもたれて
大あくびをしている
家の前を通りすぎる
死に神のような男に
会釈をしてから
次の男を品 ....


私はなんのために生きているの?
なんのために、こんな苦しい気持ちにならないといけないの?
なんのために笑わないといけないの?


もう、自由になったっていいでしょ!
私の人生なん ....
繋がって
また
諦めた
歯がゆさで
ワンマン電車が走っていく

わたしの
肯定を知りたい

たくさんの競争心を
おぼえたふりをしていたらしい
甘やかされている時間にはふと
だれ ....
 *
世間は三連休で、海へと続く国道は、何処もかしこも車が溢れていて、どんなに急いでみても渋滞に阻まれ君の元に上手く辿り着けない
募る苛立ちは煙草の煙となって空に溶け込んで行き、延びて行く車の列と ....
おまえが売春婦なら

と思ったことがある

失礼な話だから

おまえに言わなかった

こんな関係なら

おまえが売春婦で

オレが客であるほうが

だれも苦しんだり

 ....
たのしいことを
たくさん
かわした

むねのひょうめんの
さかげが
なめらか

ほらこんなことばたちが
わたしを支えている
こえにだしてみても
書いても
つたわらないことが ....
 
春になると
わたしは
似顔絵描きになります

小さな腰掛けに
ベレー帽
お金はいりません

四十枚目の春
似顔絵はやはり
ちっとも似てませんでした
妻のやさしさ以外は

 ....
物語を失ったとあなたがいい

足を組んだ瞬間に春色のスカートの裾が膝のうえまで捲くれ
気づくまでの17分間

『夜のシャボン玉をすべて打ち落とすには
鳩が3万羽必要よ、きっと

あなた ....
白っぽい視野の中に
草の生えた道があり
知らない樹木が立っていた

母は和服を着て
道にひとり佇んでいた
すると向こうから
何年も前に死んだ父が歩いて来た

ぱりっとした背広を着 ....
誕生日の朝に
君から贈られたプレゼントは 
手のひらに乗るほど小さな
砂時計だった
君は透き通った瞳を向けて
僕にこう告げた

僕はこれから眠ることになる
僕は僕の夢のなかで 
タイ ....
闇よりも暗い海の底で
そっと 約束を喰い千切った

悲しい とか 苦しい とか
そんな言葉 もうひとつとして
聞きたくない 言いたくない

僕たちふたり
悲しみ以外のものを共有したかっ ....
四角い四角い箱の中
あの子は皆に殺された



ジリジリジリ

あれは何の音ですか
あれはあの子を焦がす音


ガシャガシャガシャ

あれは何の音ですか
あれはあの子を壊す ....
沈丁花の、
高音域の匂いがした

夜半から降り出した雨に
気づくものはなく
ひたひたと地面に染み
羊水となって桜を産む

  きっと
  そこには寂しい幽霊がいる

咲いてしまっ ....
この世で1番大切なものは何だと聞かれたら

きっと僕は何も答えられない
保つ?
波は平行
沖の・淡い・暈し
取り舵
様になって
狭間まで行って
飛んで
回って
波の上
薄めのサングラス
遠い目にはバラライカ
ジャマイカでは近いか
矢張りバラライカ
 ....
東京で傘を買った
気温が高くて雪にはならなかったから
雨なんて何ヵ月ぶりだろうと思いながら
コンビニで傘を買った

とことん後悔してへこんだ日だった
少し早めの時間の空港で電話をかけた
 ....
あなたが私のことを子供みたいだといふものだから、私は内心腹が立つた。
だが、少し経つと、成る程いい当てている処もあると感じた。
子供。
私は感情が細密な管を通して、妄りにだだ漏れしてしまうことが ....
狭くても
遠くでも
学生の賑やかが同じ

産み出そうとしたひとに
海がそうっと手助けをするから
不断の惰性が同じ

回転し続ける
日の出、日の入、コンビナート、
資源が好きなきみの ....
電車の窓に映る姿
流れる瞳や鼻に心の形を委ねていた
地下鉄は暗いので
ガラスに特によく見て取れる

プシュっと、
扉が開く度に
人が出ていくヘッドフォン

つり革につかまる自分の前の ....
男は声をはりあげる

もう何も言わせないようにと


しかし女は声を潜める


男に聴きとってもらえるようにと


ささやかな願いをこめて
「もう時は変わっているのよ」

その言葉は自動販売機で手軽に買えた
同じような味が
温かさと名前を変えて
いつも私の方へと急いで駈けてくる

わたしを
わたしのように生かし続けてい ....
保守的なフォームで癒し

好奇心と反応探している

銃声が聞こえる

聞こえたら絶命している

はずなのに

悪魔に憑かれた夢

霧のなかで

倒れてるのはだれ

そん ....
ぱしゃぱしゃと
雨が降っています

じゃぶじゃぶと
何か洗いましょうか

地球は
自分で自分に沈むことさえ出来る
降るものが詩なら
詩浸しになることさえも

スロウ硝子はまだ届き ....
 アロマキャンドルの
 蝋が尽きそうな炎を
 ただひたすら眺めている。

 ノエルの夜。
 火を少し怖がりつつ、
 キャンドルを掌で包み込む。

 匂いに鼻を啜りながら、思う。
 や ....
 
たかのり君
と呼んでしまった
生姜焼き定食のことを

もちろん
たかのり君が
生姜焼き定食であるはずはなく
けれども
一度そう呼んでしまえば
そのようにも思えてきて
こんがり ....
傷をつけると古びてしまう

古びさせるには傷をつけたらいい

ゴッホの絵のまえに立っている

ゴッホがいた距離のなかにいる

なんだか泣けてくる

あたまんなかで拳銃の炸裂音がする ....
 ━1
昼寝するあなたの枕となるような
陽射し遮る日傘となるような
本を作れたら良いと願うのです

ボロボロに擦り切れたその表紙には手垢がこびりつき、
セピアに色褪せた付箋は、いつも同じページに挟 ....
ころんで転がってこげ茶色のパウダーでくるんで
ぱしってぱしられてあったかいポタージュ握りしめて
ゆれてゆれすぎてブランコを壊して

使い慣れたノートに一行だけ
本音らしい文字を何色で
 ....
あれ?ってなって、そしたらぎゅうぅぅっと胸が締めつけられた。
それからドキドキがしばらく止まらなかった。


駅のホームで好きな人を見た。


…というのは少々語弊があって。本当は前に好 ....
覚悟なき身の恨めしき

堪へ難き痛み抑へむと

声を限りに叫びたるも

なほつらく

覚悟なき身の口惜しき

やるせなく すべなく

さけび叫びて惑ひたるを

ただ一人 
 ....
BOOKENDさんの自由詩おすすめリスト(972)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
表現の自由- あおば自由詩7*09-3-10
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冷たい戦争- 遊佐自由詩5*09-3-9
おまえが- 吉岡ペペ ...自由詩509-3-8
いちじかん- 唐草フウ自由詩3*09-3-8
四十枚目の春- 小川 葉自由詩209-3-8
(無題)- キキ自由詩709-3-8
- 壮佑自由詩19*09-3-7
朝の砂時計- 楽恵自由詩5*09-3-7
闇よりも暗い海の底で- セシル自由詩109-3-6
徘回する音- 青井とり自由詩409-3-6
さびしい幽霊- 銀猫自由詩24*09-3-5
クエスチョン- セルフレ ...自由詩209-3-5
バラライカ- aidanico自由詩309-3-5
傘一本で- chick自由詩209-3-4
私が子供だと- 前澤 薫自由詩109-3-4
回帰- 伊月りさ自由詩4*09-3-4
プシュっと- K.SATO自由詩409-3-4
囁く- 瑠王自由詩3*09-3-4
賞味期限- 伏樹自由詩2*09-3-3
好奇心と反応- 吉岡ペペ ...自由詩209-3-3
色鉛筆のためのパレット/懐かしい既詩感- 海里自由詩209-3-3
ノエルの夜に- 前澤 薫自由詩109-3-3
とおい水- 小川 葉自由詩15+*09-3-3
傷をつけると古びてしまう- 吉岡ペペ ...自由詩509-3-2
一冊の本- 遊佐自由詩8*09-3-2
セピア2- ひとあめ自由詩609-3-2
人違い- つゆ自由詩2*09-3-2
覚悟- 柊 恵自由詩4*09-3-2

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