すべてのおすすめ
 いつかこんな日が
 来ればいいと思っていた

 待っていたよ
 二人が結婚したいと
 言ってくれる日を


随分とお転婆で
跳ねっ返りの娘が
いつしかおしとやかになり
君を連れ ....
 
高層ビルが建ったとか
そんなことで揺らぐ
モノでもなかった
 
それでも
"変わらない景色"さえ
風化されていたから
もたれる場所を見失った

 
 
 ....
車道を行く
ひたすら行く
迎えは居ないが
歩く、ただただ道程をたどって

後頭部からカット・インしてくる
車両の音
踏み切りのベル
仕事帰りの会社員の独り言

二階から自販機に家族 ....
親子であったり

夫婦であったり

友であったり

天使たちの遊戯

声のない

音のない

天使たちの遊戯


しびとになって

このよをのぞいていた


光 ....
何故かあのひともそうだった


年上の素敵な奥様がいて
それなりに幸せな家庭を築いていた
そしてそんな男の軽い浮気心に惚れてしまう女がひとり

初めて出逢ったのは真冬に逆戻りしたような夜 ....
 時折見せる
 あなたのかなしい微笑に
 わたしは茜の放課後をみる
 琥珀に澄んだ
 あなたの真直ぐな瞳のなかに
 わたしはゆらめくさかなの影をみる
 あなたは そう いつもやさしい
  ....
騒ぐ鼓動が駄目だと叫んでも
はぐれた心 繋ぎとめておきたくて
涙を流してすがりついた
醜いその姿をはずかしむより
失うことを怖れて
私は空に手を伸ばす

掴んだ手の内が空っぽ ....
忙しい日々から逃れ 
疲れた体を暖めようと 
平日の{ルビ人気=ひとけ}少ない温泉で 
頭の上にタオルをのせて 
露天風呂に沈んでいた 

ゆげの立ち昇る 
水面に 
現れては消えてゆ ....
信号待ちの車の中

ふいに
シチューの匂いが

忍び込んでくる

こんなに濃厚なシチューを作る
幸せな家はどんな家だろう
と思うけれど

走り出した車の中
すべては押し流され
 ....
彼が、胴体と精神を切り離したいと願っていた
つづけざまに失ったものが大きすぎたといっていた
そういう感情らしい勢いを大事にするタイプにはみえなかったので
金さえあればなんとでもなるのでしょう ....
道の途中うずくまってたんだ
横を通り過ぎる雑踏
遠くなる意識のなか助けを求めてたんだ
胸に渦を巻く葛藤
力無く手をのばして…

独り
戦う
怖くて
不安で
手をとって…
アスファ ....
こどものころ

公園は島だった

オレにとって

公園は島そのものだった

いくつもの島を

オレは巡るのだった

そのなかでも

雨の無人島がいちばん好きだった

遊 ....
湯船のふちまでお湯を張る
そっと揺らさぬように
しずかに身を沈めると
溢れ出たお湯が
洗面器をさらった


体の芯がやわらかくなるまで
ゆっくりと数をかぞえる


  幼い頃
 ....
砂まみれの虹をわたりながら
つや消しの空間に夢をトレースする
幸せそうな光たちをそういう気分で俯瞰する
本当の意味で読み取る歴史の上の明日の流れ星を数えて
血まみれのキーボードに移植す ....
 誰も何も
 映さない鏡
 昨日も明日も
 今この瞬間も
 映さない鏡が欲しい
 何もかもが
 映り込みすぎて
 息が苦しい
 誰も何も感じずに
 通り過ぎていくだけなら
 不透明 ....
君のセーラー服のスカートの
いわばちいさな海のようなプリーツと
さっきからずっと飛び回っている
黒いちょうちょの羽についている窓に
使い終わった水彩絵の具のパレット
みたいな夕暮れの ....
文字が映像に感じるような

男性が女性に感じるような

そんな嫉妬。



さっき僕が感じたのは大袈裟にいえばそんな嫉妬。


縦組みの日本語よりも
横組みの英語のほうが

 ....
 遠くながい光よりも 
 今、あなたの目の前にある
 一秒の光を
 直視しなければ
 あなたの壁は壊れない
 あなたが逃げれば逃げるほど
 壁の数は増えていく
 わかってはいる、とあなた ....
わたし 話す
わたし 笑う
わたし 怒る
わたし 学ぶ
わたし 寝る
わたし 恋する
わたし 泣く


わたし 跳ねる
わたし 落ちる
わたし 病む


わたし 挫折する
 ....
とっくに詩人でなんかなかったことを
ようやく認めようとしている

 もういらない飽きた
 雪でもいい 食べたい

とっくに凍えて死ねてしまうのに
肌の強さで生きてしまえる
身体は絶えず ....
 終わり

やがて
空が蒸発する

  僕は無機質になる


やがて
風が風化する

  僕の最後の灯し火を消す

終わりの時は
最初から始まっている

  僕は知らな ....
パワートゥーザピープル
その意味を履き違えた人が
ユンボに乗って大暴れ
往来の人の頭をつぶして
得意になっている姿が
全国のお茶の間に生中継され
それから半月ほど
世間の話題を独占したが ....
引力が、

 ある

きみと、ぼく

 地球と 月

  引力がある

 ひきあう

すべては ひきあう

  きみに ぼくはひかれる

 きみも ぼくに 月に
 ....
いつもの背景
崩れる関係
いつかの嘘が
息を潜める

巻き戻しした
フィルムの中まで
過去のふたりは
他人の顔

シナリオ通りに
期待はないさ
だけど台詞が
空白ばかりだ
 ....
 
わたしは
救急車を運転してみたい

それはかならず
東京で

あかい
サイレンを鳴らして

夜の街を
走り抜ける

それはかならず
東京で

くるしんでる人を
救 ....
自分で買ったネックレスをひとつ 眺めてみる

気に入って買ったから
今でも気に入っているけど
なんだか軽くて
さらさらと私の手を通り抜ける

例えばこれが 誰かからもらったものだったら
 ....
この狭い都営住宅の部屋の中にも
20×30の空間は無数にある

その空間をキミたちは
自由自在に遊びまわる

カーテンのかげ
天井までとどくタンスの上
押入れのすき間
整理ダンスに囲 ....
幸せになりなさい
私の分まで幸せになりなさい
こんなところに君はいてはいけない
こんな暗闇の中に君はいてはいけない
私は放っておいてはやく行って
光射す眩しい世界へ

私はここから出れな ....
話を聞いて
理解して、
誉めて
ご褒美をあげる。

そうすれば
自信がついて
自分が好きで
NOと言える。

すくすく育って
育んで、
人生悩んで
楽しんで。
ひとりが
ふたりになっていくのがわかる

噛み合っていた歯が抜けていく
背中が剥がれて
一分が長い

あなたはあなたと会話する
わたしはあなたを盗み見る
ひとりがふたりになっていく
 ....
BOOKENDさんの自由詩おすすめリスト(972)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
良き日- 青い風自由詩13*09-2-17
移ろう景色、流れゆく- れるむ自由詩1*09-2-17
ハイウェイを走る- aidanico自由詩6*09-2-16
天使たちの遊戯- 吉岡ペペ ...自由詩309-2-16
螺旋のひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*09-2-15
『父へ〜詩人・上手宰氏へ〜』- あおい満 ...自由詩5*09-2-15
空に伸ばした手は水面を破り、- 百瀬朝子自由詩2*09-2-15
泡の鏡_- 服部 剛自由詩1009-2-14
仄かな光- kauz ...自由詩6*09-2-14
飛び立つ日- ひとあめ自由詩309-2-13
迷ったとき- 相羽 柚 ...自由詩3*09-2-13
雨の島- 吉岡ペペ ...自由詩409-2-13
浴室- ことこ自由詩11*09-2-12
砂まみれの虹- モリマサ ...自由詩1509-2-12
『鏡』- あおい満 ...自由詩2*09-2-12
さよなら春の日- アヅサ自由詩9*09-2-11
そんな嫉妬。- Anonymous自由詩109-2-11
『わたしへ』- あおい満 ...自由詩5*09-2-11
わたしってなんだ- つゆ自由詩3*09-2-10
雪ならいい- れつら自由詩2*09-2-10
終わり- 乱太郎自由詩15*09-2-10
パワー- セガール ...自由詩309-2-9
ぐるぐる- 北大路京 ...自由詩21*09-2-9
- 宣隆自由詩109-2-9
東京救急車- 小川 葉自由詩2*09-2-8
プレゼント- 真琴自由詩2*09-2-8
20×30の幸福- 森の猫自由詩7*09-2-8
偽善じゃない、真実- 緋月 衣 ...自由詩11*09-2-7
子供- ペポパン ...自由詩7*09-2-6
たしかめる- 伊月りさ自由詩3*09-2-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33