気がつくと

あなたと同じ背格好の
ひとの首筋を捜してる

忙しいひと

メールも 
ままならない・・・

でも でも
あのときの笑顔
だけこころに残して

日々を送ってゆ ....
煙草を一本、灰にするあいだ

曇りの夜空、見上げているのは

この道で自分がしでかしたことへの

悔いと純情を見つめるためなのだ


風のうわさ、本当にあるんだな

秋の雨はどこ ....
空は夜空ではない

星でもない

宇宙そのものだ

宇宙そのものから

虫の音が

降るように聴こえている


哀しみ

孤独

裏切り

不実

それらは
 ....
いつか会う日のために
まいにち小まめにお手入れしよう
その アイスクリームも
まった 少しガマンしよう

いつか会う日のために
まににちちゃんと暮らそう
キッチンもキレイにかたづけよう
 ....
カミナリが鳴ると

暗いお外は夕立のおと

リビングのテレビは

昭和四十年代の時代劇

はんぶんに切ったメロンを薄い皮にして

セブンスターの吸い殻をそのなかに捨てた

暗い ....
脳がとろけてる

この前の暑さと汗で
あたしのなかの全部が
流れ出していった

かろうじて残った感覚で
指令が下る

眠い、眠い、眠い・・・

弱い弱い感覚は
義務感でカラダを ....
ガストで
ましろいA3のコピー用紙に
ボールペンで
いままで実行してきた戦略を書き連ねていた
そうやって戦略を練り直していた

斜めまえのテーブルで
四人の若者たちがくだらなかった
三 ....
ねばい黄色い熱が

女たちの声に裂かれている

それはずいぶん

長いあいだ裂かれていた

腐りはじめた原色

そのひかりが黒に吸われている

まばゆい闇の中で

彼女のこ ....
僕の住む街に国内二次感染が確認された
なんで神戸なんだろう
僕は悲しみに襲われている
地震や感染症がこの街で起こったことに
僕らはどういう意味を見出だしたらよいのだろう
雨が降っている
ニ ....
九十まで生きたいとか言っていた姉が
今は七十でいいみたいだ
介護を受けれるか受けれないか
ボーダーラインの老人たちの調査をするのが姉の仕事だ
老人は環境をかえるとすぐにボケてしまうらしい
だ ....
人生は旅だ
旅のようなもの、ではない
人生は、間違いなく、旅だ
私たちが生まれるまえ、じぶんで買った旅なのだ


そのイメージはこうだ
私たちは生まれるまえ、お金を貯めに貯めた
そのお ....
ふきっさらしのこころ

きみのしろいからだ

ぼくをとおせんぼする

珈琲にさそってみる

いたいけなオスになる

みんなのしあわせを

かんがえる立場なのに

新緑は幽霊 ....
深い河ほど静かに流れる

誰かこのざわめき消してくれないか

神さましか知らない孤独

そんなもの誰の支えになるというの

オレはろくでなしだから

大義名分もなくじぶん殺している ....
旅の途中 急に左足の付け根が痛んだ

引きずるように
そおっとしか歩けない

母のことを想った

74の母は 50代から
股関節痛に耐えている

こんなひどい痛みだった ....
こじつけて
逃亡します、今夜
明かす寝台列車
明けるわたし

行き先は戦地ではないから
安心して送り出して

きみの脳内の
道徳をくすぐった名作を携えて
逃亡します、今夜
逃げ出 ....
ダッシュコマンドを使うと
壁にぶつかるまで止まれないから
砂漠のようなフィールドで敵に遭遇した

相手は炎系の魔法を使うモンスターで
僕は逃げるコマンド何回も失敗して
全滅しそうになってし ....
カッ、カッ、カッ、カッ

無心に響く物書きの音

カッ、カッ、カッ、パラッ

あっ、もう誰かが裏をめくった

カッ、カッ、カッ、カッ

――――ハクション!


一斉に持 ....
もうだいぶ短くなった青鉛筆を
今日も必死に削っている
先を細く細く尖らせなければ
気がすまないんだ
そのくせ
極度の尖端恐怖症なものだから
どれほど尖っているのか
目で見て確かめることも ....
確かなものが欲しい、と泣いた


そんな日々には

野良犬たちも

たんぽぽも

いつもの帰り道さえ

他人だった





君の小指と僕の小指を何度絡ませて

 ....
初恋の人に似てたらそりゃぁもう


チラシ持ってお一人様は断頭台


布団から足が出ているよ啓蟄


さくらさくら青い青い青いさくら


カレーより大きいスプーン隠し持つ

 ....
春めいてうとうとしててお正月


俺パソヲタだから眼鏡買わなくちゃ


耳のある方へ曲がっていく轍


日に一度指の本数確かめる


可哀そうな美人倒れていないかな


 ....
大車輪してもいいかな恋してる ナメクジにキラキラの道誘われて


雨の日は憂鬱。って言っていいよ


骨一つ拾われもせぬかくれんぼ


落とし穴せっかく掘ってまた君か


よそ行きの顔のチャックが開いてます ....
シャーベットブルーのグッドモーニングサイクリング
期待混じりの小石飛ばして
12のままの感性隠して
潰れた空き缶わざと踏みつけ
抜けてく空気で甦らせた

なくしたノート
もらった消し ....
フィチカ、雨の国。

春には雨の花が咲き
夏にはきらめく雨がふる
秋には雨も紅葉し
冬には白い雨がふる

   (誰か)が「冷たかろう」と言い
   (誰か)が「寂しかろう」と言う
 ....
ウォーキング石仏いちいち撫でている


どこへ行こうが地球ばかりさ笑え


あからんの間で何人でも殺す


虫の音が なのでテレビをつけている


ひろしまと書いたがコンビニと ....
俺の稼ぎは飲み屋が使う

におい嗅ぎ大丈夫なら大丈夫

お隣が寂しい顔でほっとする

棒きれに耐久性で負けている

トイレが綺麗 おそるおそるだ

すぎた事を占っている泣きながら
消えるまで見てあげたこと無いね虹


泣いてるとこれでもか的日本晴れ


茶柱が人相を見て思案する
なくし物を忘れることと
さがし物を思い出すのは
どこか似ている
{引用=これでおわりかもしれないことが

毎日たくさん響きあっていると知って

目の中だけにある見えない雪に溺れた、溺れそ ....
これでおわりかもしれないことが

毎日たくさん響きあっていると知って

目の中だけにある見えない雪に溺れた 
徘徊メガネさんのおすすめリスト(590)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたの背中- 森の猫自由詩4*09-10-5
秋の雨はどこ- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-29
秋の宇宙- 吉岡ペペ ...自由詩1009-9-28
いつか会う日に- 森の猫自由詩4*09-9-10
弾劾- 吉岡ペペ ...自由詩1009-7-24
とろけてる- 森の猫自由詩7*09-7-8
ストラテジィ、ガストで- 吉岡ペペ ...自由詩1009-7-1
まばゆい闇- 吉岡ペペ ...自由詩409-5-17
インフルエンザの夜- 吉岡ペペ ...自由詩509-5-16
老いるということ- 吉岡ペペ ...自由詩1109-5-6
人生は旅だ- 吉岡ペペ ...自由詩1309-4-27
とおせんぼ- 吉岡ペペ ...自由詩609-4-22
ディープリヴァー- 吉岡ペペ ...自由詩809-4-8
母を想う- 森の猫自由詩3*09-4-7
サンライズ- 伊月りさ自由詩5*09-3-9
オートセーブ- 1486 106自由詩1*09-3-6
テスト- きりはら ...自由詩309-2-13
「削る」- ルナク自由詩43*08-7-28
朧月- COCO自由詩15*08-5-20
無題- しみまん川柳2*08-4-25
無題- しみまん川柳4*08-3-15
無題- しみまん川柳2*08-3-14
無題- しみまん川柳2*08-3-1
鼻歌- sunaosnow自由詩18*08-1-3
フィチカ- ルナク自由詩44*07-12-2
今日書いて寝かしてないぞ、いいのか川柳!わりと気軽- しみまん川柳3*07-9-15
俺の男気- しみまん川柳6*07-8-14
こっそり川柳- しみまん川柳7*07-7-7
傾く- 唐草フウ自由詩15*07-6-11
傾く- 唐草フウ未詩・独白8*07-6-9

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