秋のひとひら
白紙の日記に舞い落ちる
滲みた文字が
やけに霞んで飛ばされそう

移ろいゆく季節にあって
留めておきたい
ひとつの場所

君は覚えているだろうか
僕が挟んだ栞の
あの日

秋がやってきて ....
花を愛で
動物を愛し
自然を愛す
悪巧みがない

皆精一杯生きている。
キャンドルライトに
一杯のコーンスープ
体が暖かくなる。

世の中は優しい。
勉強は苦しかった。
誰も助 ....
その日は突然やってきた
いつまでも続くのかと思っていた
君はいつも笑わないけれど

はじめて手をつないだ
僕は泣いたけれど
君はじっと僕を見ていた

いつか必ず別れはくる
二人が出会 ....
星が鳴いている

ちいさないのちが鳴いている

何億光年かけて

星は

秋の虫になるの

ちいさないのちが鳴いている

星が鳴いている
そうやって大切な「もの」を失ってゆく

失ってゆくのはいつも「もの」だ

ぼくが「もの」にしてしまった「もの」なのだ


年甲斐もなくSMに溺れたのは

二十も離れた女と

ふた ....
ボックス席のような芝生に
投げ出された四本の裸足
滑って行く

青い単線
わたしたちを吸い込む
白い山々
爆破寸前の
たっぷりとした夏

見上げた
網棚の
麦わら帽子のなかは宇 ....
子供が鈴なら 親の愛は それを揺らす風

世界が鈴の音で いっぱいになれば いいのに
口がムズムズする
黙っていられない
うるさく思うかもしれないけれど
これが僕の性分なんだ
君にも責任はある
だって そんな素敵な言葉を 紡いでおいて
黙っていろという 法はないだろう
愛 ....
二十もしたの女にあらゆる猥褻を注いでいる

女に命令をする

女に触れずに女をいじめる

人工衛星から夜の日本を見つめている

青いバイブがふたつの穴をほじる

日本がライトアップ ....
絶望があるのと同じように
希望も存在する

楽しみが永遠に続かないように
苦しみも永遠に続かない

人生を希望の方向へ
希望の方向へと
向けていきたい
太陽に向かうひまわりのように
 ....
空を見た

写メを撮った

ヨーロッパの大聖堂

その天井絵画みたい

きっと

誰かがどこかで

奇跡をおこしている最中なんだ
まどろみの中で

あなたの体温を感じる

猫みたいに
ちょっと足先を
太ももの間に触れる

気がつくと
あなたの脚に足先は絡んでいた

胸に置かれた
右手には
あなたの左手が ....
ロケットが突き刺さったあの丘は
今日も明日も照らされたまま
火星人の去った夜に
一人泣いているモニタの少女
差し伸べられた手は
もう何万年も前のこと
そんな時からディスプレイで一人
ロケ ....
可能性は宇宙よりも無限
膨張していく宇宙よりも遙か
遙か背中を追って
{ルビ僕等=ぼくら}は{ルビ久遠=くおん}と疾走していく

広大な海原に踊る大星雲
幻でもない想い人たちが
明星より ....
人の会話がクルクルと
風に混ざって私を取り巻く

見えない心は
見せない心は

どこに舞っている

忙しく通り過ぎる感情の歯車に
私の心は振り回され

疎外感だけが
心を支 ....
新しいひと
きれいな声
その顔だけ
忘れないで
なみだの鎖
治療、放棄
手にしたい
まぼろし、
闇を着せる
どうして、
わたし
おわらない
それでも貫いてゆく

つぎはぎだらけの不動心

それでも貫いてゆく


うしろには沢山のひとがいる

このままで認められたいひと

このままで幸せになりたいひと

それじゃあ ....
広い道のうえには

太い夜空が延びていた

商店街を脇にそれて

焼き鳥屋で腹をみたして

通りにでると風

風が吹いていた

外灯がまだ優しくなかった

宇宙基地に取り残 ....
昼下がりの人気の少ない公園のテーブルで
ノートを広げ
考え込んでいる様子

まさか遺書でないでしょうね
まだまだ若そうな女性の人差し指が
あごを支えて止まっている

見知らぬ人だか ....
現住所に越して早4年
アシナガバチと共存して早4年

越して一ヶ月目に
換気扇から進入してきた時には
家中大騒ぎだったけど

今では お互いに干渉しない!ってことで
良い距離 ....
虫が一生懸命鳴いている

それが息切れしたのか止む

ちがう虫がたどたどしく鳴き始める

少し静かになっている


虫たちの声が星のようだ

あなたのことを考えながら

そん ....
空にサカナ
真夜中の太陽
緑色のオレンジジュース

永遠の幼児
逆向きの時間
現代の恐竜時代

金持ちだけの社会
命の定義
音楽のない世界
大空にはばたこう
全てを忘れて
ホップ、ステップ、ジャンプ

レコードのように
回転数を変えて
時には早く
時には遅く

ダンスを踊ろう
全てを忘れて
窓からはばたいてみよう
 ....
寂しい夜
一人ぼっちの夜
そんな時詩は生まれる。

忙しい時にはできない。
発想が豊かで
冷静な時詩は生まれる。

自分に向き合い
妄想を抱き
誰も傷つけない時
詩は生まれる。
 ....
朝蜘蛛を野放しにして数日
白い壁に
夜を引きずり出そうと
穴は這う
エアコンの吹き出し口を好む
わたしの目がかわく

土壁に
みつけた、と呟いた午後には
あなた つぶされてしまった
 ....
さいごの蝉が

真夏のふりをして鳴いていた

この坂は高校のときあがっていた

風が吹いていて

UFOみたいな雲がどきどきした


ぜんぶはぐれ雲だ

ぜんぶひとつの空だ
 ....
今年さいごの蝉が叫んでいた

地球さいごの涙が溢れていた

時計はもう戻ることはないのだ

だから哀しみ導いてゆこうか

せせらぎに小石の色

真っ白い月に青い影

海にささや ....
睡眠もそう

食事もそう

人間関係も

得意も失意も

喜びや悲しみも

利他やエゴも

愛も嫉妬も

なにものかへと向かってゆくには揚力がいる

この揚力をコントロールすることが必要不可欠


た ....
向こうから
すいかの香りがやってきて
私の横をかすめていった
甘やかな夏
やたら光らかす蒼天

降参する
陽炎
まとわりつく
それにも
気持ちの不愉快さにも
負ける
だだ吸っ ....
休日明けの朝
8時

初秋の太陽光は
さわやかに
澄んでいる

都心のここでも



ふたり
ゆっくりと起きて

ブュッフェ朝食を
たっぷりとる

彼の
ノーネクタ ....
徘徊メガネさんのおすすめリスト(597)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 乱太郎携帯写真+ ...12*11-10-9
笑顔でスマイル- ペポパン ...自由詩3*11-10-7
風のような彼女- 佐藤伊織自由詩111-10-7
秋の虫- 吉岡ペペ ...自由詩1811-10-6
宿命- 吉岡ペペ ...自由詩911-10-6
ブルーライン- 伊月りさ自由詩511-10-6
鈴の音- さすらい ...自由詩6*11-10-5
口がムズムズする- さすらい ...自由詩2*11-10-4
回転している- 吉岡ペペ ...自由詩511-10-4
無題- 渡辺亘自由詩811-10-3
誰かがどこかで- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-10-2
まどろみの中で- 森の猫自由詩14*11-10-2
火星の風- 佐藤伊織自由詩811-10-2
可能性- subaru★自由詩15*11-10-1
疎外感- 菜穂自由詩5*11-10-1
太陽- 自由詩111-10-1
つぎはぎだらけの不動心- 吉岡ペペ ...自由詩111-9-30
外灯- 吉岡ペペ ...自由詩511-9-28
詩作する人- 乱太郎自由詩28+*11-9-28
秋めいて- subaru★自由詩15*11-9-26
抱かれている- 吉岡ペペ ...自由詩411-9-26
ありえない- ペポパン ...自由詩7*11-9-25
全てを忘れて- ペポパン ...自由詩2*11-9-24
詩人は孤独- ペポパン ...自由詩4*11-9-24
あさぐも- 伊月りさ自由詩611-9-24
ひるまの星- 吉岡ペペ ...自由詩611-9-24
さいごの涙- 吉岡ペペ ...自由詩211-9-24
揚力- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-9-19
すいか- Hiiragi Yuu自由詩211-9-18
いってらっしゃい- 森の猫携帯写真+ ...6*11-9-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20