すべてのおすすめ
 埠頭から埠頭へとコンクリートと鋼鉄の道を手わたす
 橋の下で
 アキ缶を叩きつぶしながら
 男たちがラアラア話をしていた
 母音/子音
 混ぜあわせたコトバが
 まったく意味 ....
寒い時 防寒着をかしてくれた人が居た
都会の職場へ戻る夜行列車の戸口で
切符の予約をとらなかった甘い自分を悔い
朝まで立つ気で汽車に揺られるさなか
途中の まだ雪の見える駅から乗り込み
戸口 ....
待ちぼうけのカフェで
冷めかけた紅茶をもてあそぶ
スプーンのあてどなさ

間延びしたリビングで
戴き物のゼリーをふるわせる
スプーンの退屈

行きつけのファミレスで
カツとカレー ....
「探さないでください」

そんな手紙を残して
君がいなくなってしまったから

僕はちまなこになって探したんだ

押入れ、風呂場、トイレ
良く行くレストラン、レンタルビデオ屋

何処 ....


湿気

ききすぎの暖房

足もとがすべる

音のない洞窟はどこにあるのか


無理をして

若者たちはいつどこで

なにに傷ついたのか




湿気
 ....
すっかり散ってしまった桜を悼むように
さらさらと春の雨が風景を切り取っていく
いつまでも途切れることない透明の線
どこまでも終わることない静かな調べ

その中で独り まどろむのだ。
今日は歓迎会だったので
先輩が顔のきくバーというところに行ってきました
古典的というかなんというか
カウンターとボックスと通信カラオケ
カラオケは得点制 まあ
それはいいんだけど
得点に応 ....
見えたすべてがうれしいと思った
聞こえた その 街じゅうの音楽を
今日も そこで 眠るときに
目覚めた 私は 聞き間違えた いつも
じめんのうえにたっています

あしのうらにたいおんがあって

じん

とします

ときどきそらをみます

とんでいるものがあってわたしは


鳥瞰図


みごとなけしき ....
言葉って時に邪魔だね
あわないトランプのようだね

二枚重ならないと
意味がないみたいな夜

言葉って時に冷たいね
ぴたりと当てはまらない

順番守らないと
叱られそうな夜

 ....
雨が窓に描く模様は
脳幹で鳴り続けるノイズの色をしてる、指でなぞると
細胞がどのくらい損失しているのか判る
軽く頬を叩くくらいの雨降りのくせに
それは必ず鼓膜まで届いてくる
 ....
攻撃性を止めない大人の刻
ふしだらに病むのは男かい
初心を気取る女かい
震える手を捕まえる 何故に泣かない
熱く燃える夜中に血化粧の儀式
痛みを知らない男は何を感じさせる?
痛みを知らない ....
風ふくらんで
煌めき差す日
川面なみ立ち
岸辺に寄する


空気の曲線
身を包み
雲も宙(そら)も
皆まるみをおびる


この世これきり
散る花弁
越しゆく季節の
 ....
私がまだ小学生の頃
同じクラスに「わたしのパパはパイロットなのよ」と言っていた子がいた
後日違う子から「あの子の家は古いアパートなんだから絶対に嘘よ」と聞いた

私はその子が嫌いで
私はその ....
くちをぱくぱく
ぼくはおぼれてしまった

しこうよりもおもい ことばのうみで
ぼくのからだは みにくくふくれあがっている

だらだらと くちからこぼれることばを
えりわけられなくて
あ ....
南端の小さな汀で
大陸に関する夢を見ていた
光と影を橋が画す
波はただ繰り返す
私達の足跡は消えてしまう
砂に拾う珊瑚は人骨のよう
堆積の蜃気楼を踏みしめて
旅はみな予め潰える
岬の先 ....
知らぬまに
むかえた春の
さくらの 花が散る
ただ、はらはらと

ほら、春かぜが みなもをはしる
みあげる橋のその下を
通りすぎる水上バスに きそいあい
少女のスカートを
ほんの少し ....
?

無言の哀しみを垂らすカオス
木霊する虚数の戯れ
無限と背中合わせになって
月が次第に傾く
頂点で迎える明日は
まだ迷いながらも十二単を纏いはじめる


?

今昔のとき
 ....
桜ひらひら風の中

聖橋の南詰め
大きな大きな椋(むく)の木は
元宮稲荷の一口(いもあらい)

小野篁(たかむら)の霊験の
実はお狐、太田姫
それでも道灌ゆかりの地

こんこん狐の ....
おまえにやしなわれる
つもりはない

といって
わたしをあたためている

わたしのちちの
つもりなのだろうか

たずねても
なにもこたえない

こわれたらしゅうりし ....
軽やかに街を吹き抜ける風が
まことしやかな君の噂を
僕の耳元で囁いていく

騙し絵もどきの日常の水路を
予定通り流されながらも
まだ僕はなくした鍵を探している

散り終えた季節に
 ....
 胴体に日の丸をつけた飛行機が
 滑走路から飛び立ってゆくのを見送っていた
 まるでデジャヴュでもあるかのように

 ものを書き
 考えることをしてきた
 だのに、なにも残って ....
私にとってつまらないのは言葉
そこで 物事を吐くのに
誰のためであったとしても 本当に 何にも 聞こえなかった
自分とは違うものなのだと 座り込んでいた
一体 それは 何なのだろう

 ....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない

かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから

こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
きっと
当たり前すぎて前景化しない
大事な「大切」と抵触し続けているから。


しこりというには形はなく
重石というには存在感が希薄。
だけど気持ちの辛さは確かにそこにある。
場面場面 ....
幾重にも重ねられた
朝霞の様に
私は青く塗られた
何かが蠢くカンバスに
薄く薄く白を塗る

決して無理をしては
いけない
分厚く塗り込めば
いずれ割れ、剥がれ落ちる
薄く薄く白を塗 ....
節電ムードの中

いっぱいに
電気の明るい部屋で
うたた寝をして
しまった

少しの罪悪感と
安らぎ。

罪悪感は
安らぎを
与えてくれる


貴方の夢を見た

逢っ ....
一年生になった息子が
おねしょした

小学校には
楽しそうに通ってるけど
子供は子供なりに
新しい環境に緊張してるようだ

昨年
死んだばかりの父も
あの世でゆっくり
 ....
 葬儀場では僧侶がお経を唱え 
 遺された息子と母親はじっと 
 額縁から微笑むひとに 
 何かを、語りかけていた 

 お焼香の短い列に 
 思いの他早く僕は腰を上げ 
 額縁から微笑 ....
わからないから不安になるんだよね

好きなひとの心うちと
明日の空模様

開けてびっくりでは困るけど
あてにはならない春の天気予報を頼りに
ご機嫌いかがなんて訊ねてみる

わたしから ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5718)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
橋は、スイッチである- 石川敬大自由詩10*11-4-23
正月休みの列車で- 砂木自由詩9*11-4-23
スプーン- nonya自由詩15*11-4-23
グラタンと君と- ベンジャ ...自由詩811-4-23
音のない洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩111-4-23
雨にまどろむ- れもん自由詩2*11-4-23
ラブあんピース、なんだよなあ- umineko自由詩9*11-4-23
スリープ- 番田 自由詩211-4-23
ひこうき- にしなま ...自由詩711-4-23
言葉が悪いから- 朧月自由詩311-4-22
そんなことどうだっていい- ホロウ・ ...自由詩3*11-4-22
真夜中の処女- 大祐自由詩2*11-4-22
四月の四行四連詩- シホ.N自由詩311-4-22
- 村上 和自由詩711-4-22
ことば- 由志キョ ...自由詩111-4-22
四月の神話- salco自由詩5*11-4-21
さくらから- 月乃助自由詩10*11-4-21
君はかぐや姫だったのかも- 乱太郎自由詩1211-4-21
太田姫- ……とあ ...自由詩7*11-4-21
ストーブ- 小川 葉自由詩111-4-21
葉桜- nonya自由詩19*11-4-20
終末論の週末にくるものは- 石川敬大自由詩15*11-4-20
手の中の何を思えば- 番田 自由詩211-4-20
かなしみを- はるな自由詩811-4-20
半端の効用- 電灯虫自由詩3*11-4-20
白を塗る- プル式自由詩10*11-4-19
うたた寝- 森の猫自由詩4*11-4-19
おねしょ- 小川 葉自由詩411-4-18
いのちの灯_- 服部 剛自由詩311-4-18
落ちるひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-4-18

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