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帰ろうか、帰ろう
雲雀を見に
飛行機の音を聞きに

私の空想が止まる瞬間は
ワン!
という声が聞こえたとき
庭の草木すら記憶になく

ただ会うたび肯定してくれる
存在のもとに駆け寄 ....
暗闇の中 せせらぎの音だけが響いている
ぼんやりと見える水しぶき
岩陰には何も潜めないようで

だがそれは思い違いにすぎなくて
水しぶきのように見える放物線

微細な魚たちの鱗の鈍い光が ....
リンゴの皮をむいて
バナナの皮をむいて
梨も桃もむいて
あなたが食べて
おいしそうに
食べて

リンゴの皮つなげて
バナナの皮ですべって
梨も桃も綺麗にむいて
わたしの髪の毛さわっ ....
(一)

明治通りと靖国通りの交差する
新宿五丁目交差点から
ABCマートの軒先に並ぶスニーカーでも品定め
数メートル歩いたところに
スターバックス新宿三丁目店はあって
いつものように通 ....
昨日、暗くなってからした喧嘩は
今朝のうちに
昨日使った天ぷら油と
一緒に固めてしまうことにした
まだ熱いうちはなかなか固まらなかったけれど
なんとかゴミ出しの時間までに固まったので
きち ....
夏の雨が帰ってきた日
電車の行き交う河川敷で
嵐が運んできた枝で
薪には困らないなあ…って
ぼんやり過ぎ行く時間に蓋をして
現状のあまりのかなしさに
涙の雨も降らなかった日
写真にはやぎ ....
わたしに銃口をむけたら
あなたよりも速く撃つ

その瞬間を待って
わたしは草陰にひそむ

マシンガンのような武器は持たない

細い糸を張り巡らせて
その瞬間を待つ

あなたよりも ....
 
駅のホームで
乗り換えの汽車を待つ
少し味の濃い
月見そばを食べながら

かけそばにしようと思って
左ポケットを探したら
小銭が思ったより入ってたので

長い線路を
そばのよ ....
正直今日の日はえぐれるような1日だった
いろんな意味で
あたしはもっと強くなっていかねばならない
昨日よりももっとぐるぐるめまいがした
あたしはもっと強くならなければならない

 ....
ラピスラズリは、青い。

惑星に似た丸い石は、原石のまま磨かれずにいて、
濡れてもいないのにいつも冷たい。

時々、水脈を聞く。

明かりを知らない水の奏でる音楽を。
明かりの届かない ....
朝もやのむこう
沈む
直線の街
往かせてしまおう
数字にまみれる日々
眠そうな
新聞欄
凍りついた
積乱雲
隠し持った
意思は
幼い痛み

そっと
目を閉じ
透明になろう ....
書いて逆らうことを止め
暫く闇に流されてみる
空白は私を包んで
静かに冷える


蓄光時計は
カウントする
ゼロ−ワン、
光や熱の胎内で
確かに私たちは始まったが


彼 ....
秋分の日は久しぶりの晴天
スーパーへの道のりも
穏やかな陽射しに包まれて

欠伸している
のはこの僕だ

スーパーへの近道は
途中で寺の境内を貫いて
道幅が急に細くなる箇所がある
 ....
新しい報せとともに
伝えられた罪状


希望を記そう
涙につづろう


一緒に描いた未来と
ここにある現実
やはり2つは別物でしたか?


 ....
住んでいる町は田舎で
電車は一時間に一本あればよいくらいで
待合室があるのが不思議なくらいで
今日は一冊の小説を携えていて
外は雨が降っていたので
回数券を買った

駅の待合室で
携え ....
              080924


猫が毛を舐めるのだと
譫言のように呟く男
電車のドアからも
秋風が舞い込んでくる季節
Tシャツのメッセージを考える
Don't monke ....
道端に咲き乱れる
秋桜の色は チョコレート色

甘い匂いで世界を救う
なんて言ってた可憐な少女
いのちの欠片を 青い鳥を
いつも探し続ける・・・

転んで躓いて手を延ばして ....
 
本家にはいつも
猫がいた
本家とよばれる所には
いつだって
猫がいるのだった

お盆とお正月に
本家に帰ると
やはり猫がいた
けれどもその猫は
おなじ猫ではなかった

お ....
海にいくと思い出す
きっと記憶や思考は
脳になんかなくて
波の狭間でいつも揺れ動いているに
違いないのだ

幼い頃幼稚園で
真っ白な画用紙が配られると
クレヨンで
好きなものを好きな ....
息子の成績が悪いということは
幸せなことだ

悪いということで
親父は あれやこれやと説教し
妻は  ガミガミ小言を言い
息子は 神妙な態度でかしこまる
妹達は これはヤバイと脇目もふら ....
ギリギリでバスに乗りこむと
最後部の片すみに
ちょこん とすわっていた
同じ塾の子たちと離れ
まわりを遮断するように
本を開いている


「よかった 帰りが一緒で」
となりにすわると ....
どうやら僕は
今迄の思い出を 
大事にしすぎたようだ 

部屋の中は 
まだ終えてない宿題みたいな 
山積みの本  

ポケットの中は 
札は無くともささやかな記念日の ....
しまい忘れた風鈴が
スズムシみたいに鳴いている


次に子孫を残すため
切なく鳴いている


また、巡り来るとは
確証を得られない不安


不安を希望に変えるかのように

 ....
夜の大学通りは遠くまで見渡せる
ポツポツと等間隔で並ぶ青信号
の青色ダイオードの光が優しい

君と手をつないで歩く歩道
たわいない話と温もり

曖昧に相槌を打ちながら
けやき並木が夜空 ....
水溜まりが広がってゆく
落ちて
溶けて
零れて
散った


か弱い雲が満ちてゆく
解けて
崩れて
巻かれて
弾けた


屋根が哀しい音色を拾う頃
軒では波紋が跳ね返り
 ....
少年Aは今日も何気なく日常を過ごす

背が高い
その高さがよく目立つ
少年曰く、遺伝らしい
家族で外に出歩けないとよく言っている
彼ひとりでも道行く人々が二回ほど彼をちら見するらしい

 ....
目が覚めたら
ここは高円寺じゃないかなって
高円寺だったらいいのになって
そんなひどいこと思う。

傍らには布団をぐちゃぐちゃにして
気持ちよさそうに眠る坊やと
お腹には
小さい小さい ....
二十代が終わるときは

なにも響いてこなかったのに

きょう三十代が終わる

なぜか十代さいごのときが

懐かしくなっている

べつに追憶を重ねているわけではない

ただほんと ....
もうベビーじゃないこびとをのせて
ベビーカーを押している
愛しい生活にまみれた周辺を
いっぱいに抱えながら

秋は日に日に落ちてきて
車輪がとらえる枯れ葉の音が
肌の乾きを知らせてくれる ....
僕がそれを壊しました
真相を探りあてたのです


幸せの鐘の音
フラワーシャワー
未来の感触




僕が引き金引きました
丸ごと引き裂いたのです


甘い夢 ....
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