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孤独はあたたかい
闇はあかるい
しずかに私をつつみこんでくれる
そしてその中で胎児のように眠るのだ

罵倒や嘲笑・裏切り・暴力
全てから私を護り
私の存在を否定しない
理想的な母親のよ ....
遠くで歓声や笑い声が聴こえる
輪に加われない
何時だって 私は唯の傍観者

影のように
ひっそり誰かの後ろについて歩く
存在自体消えてしまえばいいのに

眩しすぎて目を開けていられなか ....
がらんとした部屋に
淡い光が射して
細く長く伸びた観葉植物の葉の

あまりの碧さに目が眩んで

倒れてしまいたい
そんな独りの或る昼下がり。
抜けるような?空
白い鳥が羽ばたいた
窓辺に揺れるカーテンが頬を掠める
また僕は他人の幸せを無責任に願った
自分の幸せを未だ願えないまま

あきらめてしまえば
努力する必要だって無いだろう
そんな弱虫の言い分

君が笑ってくれればそれでいい
そんな僕の奢り ....
晴れた日の陽射しはいつも私の眼には眩しく、外に出掛ける際にはいつもサングラスをかける。
家には何種類かあるけれど、最近はVivienne Westwoodの青いサングラスをかけている。
外界と自分 ....
あなたがこの世から消え去ったら
思い切り笑ってあげる。

あなたが望んだ通りに
悲しまれるのなんて嫌だ、みんな笑っていてほしいって

確実に泣き笑いになってしまっても
でも私、笑ってあげ ....
またひとつの魂が消えた
そして別の場所で
またひとつの魂が生まれた

いのちをつないで
絶えないように

あなたのいのちは
わたしのいのちは
どんなおとを奏でる?

いのちの音楽 ....
水たまりに映る月影
安堵の帯びる人々の話し声
再び訪れた平和

通りはいつもより少しだけ明るい
猫と人間
解り合うなんてまやかし
だけど確かにその目線の先にお互い存在して

真夜中に交差する心
喧騒から逃れて
唯 静謐な箱庭の中で
君は自由を求めて翔ぶのだろう
いつも自分を赦せなくて
だからせめて貴方に赦してほしくて

唯、赦されたくて
薔薇色の浴槽に
ブランデーと煙草
無為に過ごす休日
コンビニで二つあるレジの一つで順番を待っていた
丁度私が並んでいた方じゃない方が空いた時
オヤジが割り込んできた
「先並んでたんで」
そう言って私はレジに商品を置いた

そしたら
「ちっ ....
ベージュの口紅を塗って
いつもより控え目なメイクで
つば広帽子を片手で押さえる

伸びた背筋にきっぱりした足取り
威圧感はないけれど有無を言わせぬ機敏さ


淑女として扱われたいなら
 ....
負け犬は社会からはじき出されて
今日も部屋に籠って
「芸術」という免罪符を貼った
自慰行為に走る

そうやって世間に
ひそかに楯突くことしかできず
負けを認めずに空威張り

それが ....
夜が来るほんの少し前
西向きの部屋には
橙がふんだんに降り注ぐ
いくつもの世代交代を経て
現在がある
永い間お世話になりました
ありがとう

今までいくつもの風景を映し出し
数々のメッセージを伝えてくれた
その分厚い顔
忘れはしないよ

過去は ....
ねえ

もうためらわずに

道路のまん中を歩こう
失われたあの日を探して
あてもなく歩き出す
切望していたものを手に入れた瞬間
当たり前にあったものが音もなく消え去った

犠牲になったもののことを思い出しもしなかった
息を潜めていた痛みが ....
窓から降りしきる花びらは
想い出の涙のように音も無く
唯、湿った空気の中に消えていった

雨音は誰も否定しない
部屋の中の孤独をひっそり温める
唯、自己愛のかたまりを照らし出す
美しすぎる自分に恋してしまった
ねぇナルシス、あなたは誰のもの?
隣に居ても 抱き合っていても
あなたはあなた自身を愛してる

美しいナルシス、あなたを否定しないわ
唯、これだけは赦して
 ....
満たされない
満たされない
満たされない

その隙間を感じることで
満たされる

満ち足りた瞬間
何故か
満たされなくなる

渇いた口に水が注ぎ込まれる
その刹那に最上の歓びを ....
コーヒーがcoffeeでもなく珈琲で
カフェがcafeでもなく喫茶店で
レトロなものがハイカラだった頃

右肩上がりの時代はもう終わってしまったのか
無気力を必死に押し留めようとしながらも
 ....
見つめ合うこともなく
言葉を交わし合うこともなく
唯体温を感じる距離で
お互いを認識している

肌が触れ合うことに
どんな意味があるのか
きっと答えは無いのだろう
そこに在るというだけ ....
信号無視するあなたが好き
駆けることもなく悠々と
赤いランプの意味をかき消して

あなたはそんなあなた自身が大好き
私よりも家族よりも誰よりも

孤独の壁はそびえ立ち いつまでも近づけな ....
あなたの存在を
あなたの不在によって
より一層実感する

今此処にない腕や声の
あたたかさを
心で抱きしめる
アールグレイの薫りが
そこはかとなく漂う部屋に
雨のそぼ降る初夏の午後
やさしくありたい
でもやさしさって何
あなたのやさしさは十年前の私には届かなかった

星の光のように
遠くからやっと届いたんだ
今そのぬくもりをゆっくり吸い込んだ

もう愛の押し付けは ....
今日もまたブルーに沈む
青い視界には曇りがない
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あたたかい孤独の中で- れもん自由詩912-8-23
とるにたらない人間の戯言- れもん自由詩312-8-3
孤独のおと- れもん自由詩6*12-6-11
あの日、僕は少年になりたかった- れもん自由詩5*12-3-16
只、願う。- れもん自由詩212-3-6
青いサングラス- れもん自由詩5*12-3-4
あなたが消える日- れもん自由詩411-10-19
いのちのおと- れもん自由詩511-10-14
嵐が去った後- れもん自由詩411-9-22
真夜中に見つめ合う二つの生命体- れもん自由詩211-9-14
butterfly.- れもん自由詩2*11-8-31
forgiveness.- れもん自由詩211-8-29
dead_mind- れもん自由詩211-8-25
割り込んできたオヤジ- れもん自由詩6*11-8-21
ladyと呼ばれたいのなら- れもん自由詩311-7-17
loser's_song- れもん自由詩711-7-13
打ち捨てられた橙に- れもん自由詩611-7-5
さらば、ブラウン管- れもん自由詩5*11-7-3
middle_of- れもん自由詩4*11-6-27
lost...- れもん自由詩411-6-15
petals.- れもん自由詩4*11-6-12
ナルシスの悲劇- れもん自由詩311-6-9
満たされない初夏- れもん自由詩211-6-8
昭和のかほり- れもん自由詩8*11-6-6
完全なる沈黙の中で- れもん自由詩411-6-3
信号無視- れもん自由詩5*11-6-2
absence- れもん自由詩411-5-11
アールグレイの部屋- れもん自由詩511-5-9
やさしさを贈りたい- れもん自由詩6*11-5-8
ブルーに沈む- れもん自由詩411-5-6

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