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ハシブトガラスのジョージが死んだ

浄瑠璃町の舗道の上に
骨の折れたこうもり傘みたいに
貼りついていた

アオサギのジミーが言った

南の島のまがいものの空に焦がれて
旅行社の馬 ....
 夜に泣く


 貴方を知った

 その日から

 逢えるその時を

 夢に見て


 遠い地で

 私はひとり

 貴方を想う


 愛を語り合っている
 ....
カルピスを飲んだら、凄く濃かった。
何故なら、氷が溶ける前にすべて飲んでしまったから。

南極の氷が溶ける前の海の水と、今の海の水は、濃度が違うんだろうか。
小学生の夏休みに行った海の水の味と ....
虫ってあんまり長生きしないよな

鳥なんかどうなんだろう

僕は一生懸命ひとを傷つけている


遠い雪崩のようだな

昭和も平成も似たようなもんだ

僕は卑怯でわがままだ

 ....
埃のように浮かんでいる
幾多ものかなしさを
君の代わりに受け取ります

郵便受けにはそんな毎日以外は
何も配達されない代わりに
仰ぎ見た夜空には
少なくとも名前を呼べる者達が
いくつか ....
今日は地元の祭りだ
うちは農家だからそんな時だけ店を出す
梨やさつまいもやごぼうなんかを売る
そこらの市場の真似事みたいなもんだ

浜の方のおばちゃんと
親戚のおばちゃんと
村のまんじゅ ....
ある人はりんごを食べ
ある人はりんごを食べなかった
りんごを食べた人が幸せになり
りんごを食べなかったひとは不幸せになる
そのような不毛な幻想を
幸せの糧としてはいけない
私たちの日々の起 ....
 
やわらかいものが
やわらかいものに抱かれ
育むものが
育まれたことをよろこびとした
この命の果てにある
未来がまだ懐かしかった頃

時は懐かしく
時はまた経験として
かつて見た ....
そうだ、中三のとき

愛について、いつも考えていた

こころの灯、なんて題名つけて

愛について、ノートまでつけていた

母が死んで整理していたら

耕太郎関係、って書いた段ボール ....
まだ、飛ぶには早すぎる

わたしは
滑走路を駆け抜けるほどの
強い言葉を知らない

まだ、飛ぶには早すぎる

わたしは
助走のために散らかした言葉を
犠牲にしすぎたから

まだ ....
父を失った海に
私は今日戻ってきた
父を失った海に
父の香りを探しに

父の愛した喫茶店
誰も見知らぬ駐車場
父の愛したパチンコ屋
誰も入れぬ鎖止め

  干からびた
  冷凍鰯 ....
大好きは

どこから来るんだろう

どこから来て

どのくらい滞在するんだろう

有限世界、このことわりのなかで

あとどのくらい

こんなこと考えていたら


きみに
 ....
夏のテーブルは渚
水のように陽だまりがゆれる
私の貝殻はここにあります
波間にさすらった熱い砂は
もうゆるくほどけて


あなたの胸に頬を寄せると
潮騒が聞こえます
時折 やさしく
 ....
今夜も蜜のような月が出た
夜を飛ぶにはふさわしい月夜だ

さあ窓を開けて
翼なんかいらない
飛ぼうと思う気持ちさえあれば
どこへだって飛んで行ける

蒼い闇に溶けて行く
この高揚とし ....
未来がまだ懐かしかった頃
人々はそれぞれの
大切なアルバムに
過去や現在や悩みなどと一緒に
未来を貼りつけていた
わたしたちには
過去や現在や悩みや
未来がこなくなっていたから
それら ....
 実の母なのに

 「おかあさん」と呼べず

 腹の底から憎み

 その存在自体を

 抹消してきました


 現在(いま)、独りになって

 孤独の中に立ち

 私 ....
やせっぽっちの捨て猫だった

ミーミーないていたのでミーと名づけた
小雨が降る桜が散ったあとの公園だった

とても弱っていてミルクも飲まない
指先にミルクをひたして唇に寄せた
かたく閉じ ....
有給休暇って
いてもいなくてもおんなじってことかと
でんぐりがえってみるも
着地したことがない
居留守を決め込んだつもりが
嗅ぎつけられ
つむじの位置を見失う

夜な夜な蛙が鳴いている ....
あの虹を掴み
僕が先に走りだそう

疑いながら
わからなくなって
疎外された心は置き去りに。

自分だけが知っている
過去を暴き出し
無くしたものを
忘れないために。

止 ....
空色が聞こえる
カーテンの向こうの天体
の数を数える
白いのがひとつ
銃声がふたつ
イエスタデイ
と呼ばれはじまる今
カナビスシード
密の味のする
マイナス三度
 ....
「免許を取るには、年齢位の金がかかる」 

誰かさんが言ってた通り 
33歳にして33万という金を 
母ちゃんは惜しげもなく貸してくれた 

二俣川で筆記試験に受かり 
初めて免許を手に ....
             080826



衣といえば
自給自足の時代
主婦が植えて紡いで
織って仕立てたものさ
買ってくるなんて
お大尽のところだけ
訳知り顔のお兄さん
弟の ....
西へと
みじかい眠りを繋ぎながら
渦潮の海をわたって
風のくにへ

海の向こうで
山はいつも寝そべっている
近づくと
つぎつぎに隠れてしまう

活火山は豊かな鋭角で
休火山はやさ ....
暗闇に指を伸ばして
知ろうとしている
指先が暖かく湿る
聞こえるのは、ピアノだけ

鳴いている
泣いている
うまく言えない
でも大好きだよ

ピアノのトリルのような ....
偶然
この森の小道を
あなたと2回通ったね

真夏
知らない風が吹いて
わたしのワンピースの裾を揺らした

でも
あなたは
あなたのままで

この想いは
きっと
いつまでも ....
 
演じることでしか
存在をゆるされない
かなしみは
命に及ぶ

遠いよろこびの
記憶のはてで
幻想たちが死に絶える

たそがれる
朝日を見るように
地平線に背をむけて
くっ ....
例えば
それが昨日と云う日
であったとしても
恋心を想って
もう通り過ぎたはずの
初恋の儚いだけの記憶が
ほんの微かに
胸の中へと
染み込んでいるみたいに
ふと傍らにいる

ちょ ....
充血した方の目で
窓の外を眺めた
赤い網目の向こう側には
いつもの景色があるのだが
その虫捕り網には
穴が開いているから
僕は呆気なく
ホントを取り逃がしてしまう

白濁した方の ....
硝子張りの角の席で
ふたつ前の席の男の人の
袖にとまった蝿だけを見詰めている私は
硝子の向こうへ降り続く雨に
「  」、
溶けていきそうです

東京の薄暗い雑踏は
不意に割れ目から流れ ....
東京の街路樹では

幾種類ものセミが鳴いていた

夏の時が豊か、だった


品川プリンスの坂をあがる

湿ったアスファルトの匂い

木々のひんやりとした匂い

いまからきみに ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5718)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風切羽- nonya自由詩6+*08-8-29
マリーゴールド- 星月冬灯自由詩708-8-29
カルピス- 小原あき自由詩16*08-8-29
遠い雪崩- 吉岡ペペ ...自由詩408-8-28
手紙を出しに- 二瀬自由詩8*08-8-28
夏の終わりの夏祭り- かんな自由詩4*08-8-28
菜の花- Etuj ...自由詩308-8-28
未来がまだ懐かしかった頃- 小川 葉自由詩708-8-28
愛について- 吉岡ペペ ...自由詩2708-8-28
まだ、飛ぶには早すぎる- タマムシ自由詩4*08-8-28
渡船場にて- 北村 守 ...自由詩4+*08-8-28
それは聞こえない- 吉岡ペペ ...自由詩608-8-27
さよならの砂- 石瀬琳々自由詩10*08-8-27
夜間飛行- 未有花自由詩16*08-8-27
未来がまだ懐かしかった頃- 小原あき自由詩12*08-8-27
色も無い- 星月冬灯自由詩308-8-27
ミーのこと- タマムシ自由詩7*08-8-27
空転- 佐々木妖 ...自由詩2*08-8-27
突然に。- Izm自由詩308-8-26
ロイザロイヤル- モリマサ ...自由詩908-8-26
免許を取れた日_- 服部 剛自由詩27+*08-8-26
頑丈な衣- あおば自由詩6*08-8-26
風のことば- yo-yo自由詩20*08-8-26
cresc.(_渡_ひろこ_/_rabbitfighter_ ...- rabbitfighte ...自由詩23*08-8-26
知らない風が吹いて- 風音自由詩708-8-25
改版- 小川 葉自由詩308-8-25
透きとおったラヴレターを携えて- りゅうの ...自由詩6*08-8-25
オッドアイ- nonya自由詩6*08-8-25
そと- 因子自由詩3*08-8-25
東京の街路樹- 吉岡ペペ ...自由詩508-8-25

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