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夢をみた

影のない夢

脈絡もなく

断片ばかり

夢の最後は

あさっての新聞を手にして

冷や汗をかいている自分

不安な焦燥に身を焦がして

紙面に目をやると ....
16のころ読んだ

大江健三郎の小説を

古本屋で文庫で百円で買った

道を渡った喫茶店で

39の俺が読んだ・・・


墜落する物体を見る興奮

幻のように確かな手触り
 ....
動悸が激しい
息切れも止まない
これはきっと病気に違いない

アイツのせいだ
昨日アイツに頭を撫でられた時
変なウイルスに感染したんだ

それ以来アイツと話すと目眩がする
それ以来ア ....
ゴミ箱を作ったので
いらないものを捨てた
だけど、ゴミ箱はまだ満足していなかった
仕方がないので
最近、増えすぎて
持ちきれなくなった不安を捨てた
ゴミ箱は少し満足したようだった
その日 ....
いちど曲げたところを
直線に戻そうとすると
ほかのところが曲がる
針金のように
こどもの頃

僕はポポという おもちゃの兵隊に優しくキスをした

ポポは照れ臭そうに 真っ赤になって土に潜った


ポポを知ってるのは僕だけ

僕のことを知ってるのもポポ ....
あなたの誕生日はいつだったっけなぁ
と思いながら

刻々とすぎてゆく日々


選ぶべき言葉も選べないまま
大切なもの
いっさいが流れてゆくというのなら

それは、きっと
わたしが ....
自分よ きみ 恋にへこたれるな
こころざわめく思い もう すぐにでも遠くに行ってしまいそう
好きだってことさえも言えぬまま
旅立つことを見送るの?
そのまま失うことに慣れていくの?
 ....
あなたは花が好きなだけだった
大輪の花が咲くポピーと信じていた

それだけだった

けしの花
禁じられた花

大地に根を張るけしの力強さ
足に力を込め手応えを感じながら
何本も何本 ....
指令塔が送ってきた電波を
アンテナで受信して

単純作業の繰り返し
それが、僕のお仕事

思考は紙くずと一緒にゴミ箱へ捨てた

はい、僕、99号

その前には98号がいて
後には ....
透き通る空
どこまでも青く


爽やかな風は
部屋をかけぬけ
昨日までの憂鬱を
持ち去ってくれる


空を見上げ
吸い込んだ空気
体内で粒子になって
私の細胞に
元気をくれ ....
量るために落下する

側面にうつる

まよい

もてあます問いを

ふかくうめて

はずされたかすがいを

もうひとつの手は

握っている

風はやさしい。
小花の、シナモンとマーブリングしている
庭先で教科書を開くキミの紅茶
ユルユルした{ルビ蜉蝣=かげろう}になる朝

キライなともだちのプリクラ
姉妹の関係に似ている 笑顔
笑顔笑顔笑顔 ....
夜のドレープに裂け目が入る
夜明けが裾にそっとくちづけると
私はすべてを脱ぎ捨て
一羽の鷹になって飛んでゆく
まとわりつく冷気を翼で切りながら
あなたを求めて飛んでゆく


   私は ....
{引用=ふたりきりでも まだ
さびしいので
ラジオをつけると あなたは
雨音だけで充分だと言った}

愚痴を云わないけれど聞けない
つまらない女ですから
晴れ女でいいねと羨ましが ....
確かなものが欲しい、と泣いた


そんな日々には

野良犬たちも

たんぽぽも

いつもの帰り道さえ

他人だった





君の小指と僕の小指を何度絡ませて

 ....
朝、直らない寝癖を気にしつつ外に出る
夏物の服をまとめ買いする
雲行きが怪しくなる
寝癖はまだ直らない

昼、直らない寝癖を気にしつつ外に出る
一週間分の家族の食糧を買いだめする
寝癖は ....
強い風が
いろんなガラクタを
吹き飛ばして残ったのは
からっぽの青空

どこまでも視線を
深く高く運んで行けそうな
純粋な空色をたたえた
からっぽの空

からっぽの空から
吹き下 ....
雑居ビルの中にある小さなライブハウス
彼女が鍵盤に指先を下ろした瞬間
スタインウェイは真っ直ぐに彼女を見つめた


たたみかけるような熱い音の重なり
スタインウェイと彼女の間には
透き間 ....
好きとか嫌いとか
そのような感情と同じ速度で
五月の空はわたしのこころを蝕んでゆく

そして陽射しに揺れる葉桜が
散り行く先など知る縁も無いように
他者への憎しみを
こころの襞奥に抱え込 ....
空白のページに
跡をつけたのは私

全体の四分の一にも満たない
まだ短いストーリー

ベストセラーになんかなりっこない
本屋の端の方で埃をかぶっている

ちょっと悲惨なストーリー
 ....
森の夢―古いボート          前田ふむふむ

     1

青い幻視の揺らめきが、森を覆い、
緩んだ熱を、舐めるように歩み、きつい冷気を増してゆく。
うすく流れるみずをわたる動物 ....
永遠に続く時間があれば
人間は何でもすることができる
永遠に続く時間があれば
人間は何もしないこともできる

永遠に続くということは
終わることがないということ
永遠に続くということは
 ....
貴方が私を
引き出しの奥に大切に
仕舞い込んでくれたと
思ったあの日から
50年の月日が流れ



あなたは
素敵な奥様や子供たち
孫たちに囲まれて



私はと言うと
 ....
{引用=





漂流、……。



寂しさはほんとうだった
泣き真似がじょうずと言われて
反論もできずに



(14歳のころのはなしなんだけど/
あのさ、あたし ....
街なかで白い小鳥を配っていた
籠に入ったたくさんの小鳥を
小鳥配りの人が要領良く配っていく
受け取らないつもりでいたのに
いざ目の前に出されると受け取ってしまう
わたしが手に取ると
それは ....
すぐ壊すから今は黙って

なじませた体温が心地いい

望まない答えは口づけて消す

上の空の貴方 貴方を失う以外

つらいコトなんて何一つ

わかんないまま
最近白い羽根が降り積もる夢をみる

手にとって眺めるの

白い鳥の羽根じゃないみたい

複雑な模様でふわふわやわらかいの

近くに小さな天使か妖精みたいな

羽根に包まれた生き物が ....
空の器に、水が溜まりすぎたのだろうか。

ぽたぽた、と。

零れてきた。

少し暖かくなってきたけど、

冷たくて、ちょっと重かった。

零れてきたから、手で器を作ってみたけど。
 ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5718)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あさっての新聞- ジム・プ ...自由詩7*08-5-24
幻のように確かな手触り- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-23
- 1486 106自由詩2*08-5-23
ゴミ箱- 小原あき自由詩32*08-5-23
針金のように- ここ自由詩608-5-23
おもちゃの兵隊- 末上シン自由詩5*08-5-22
クマのぬいぐるみ- わら自由詩20*08-5-22
『自分よ』- 座一自由詩908-5-22
禁じられた花- kauz ...自由詩6*08-5-22
僕、99号- 三奈自由詩7*08-5-22
青と風- 舞狐自由詩8*08-5-21
沈黙- Etuj ...自由詩208-5-21
MY_SWEET_HOME- 西日 茜自由詩11*08-5-21
五月の鷹- 石瀬琳々自由詩16*08-5-20
- よしおか ...自由詩21+*08-5-20
朧月- COCO自由詩15*08-5-20
寝癖- ここ自由詩608-5-20
青空- kauz ...自由詩9*08-5-19
音の回廊- 渡 ひろ ...自由詩22+*08-5-19
五月のひと- 恋月 ぴ ...自由詩34*08-5-19
プロローグ- 三奈自由詩12*08-5-18
森の夢ー古いボート___- 前田ふむ ...自由詩24*08-5-18
無限地獄- 1486 106自由詩2*08-5-18
ウェディング・ベル- Honesty自由詩4*08-5-18
wait- 春日自由詩2*08-5-17
できごと- 小原あき自由詩34*08-5-17
砂の器- 衿野果歩自由詩4*08-5-17
白い羽根_☆- 白い羽根自由詩108-5-17
創書日和「未完成。」- 狠志自由詩208-5-17
五月の香水- 吉岡ペペ ...自由詩1208-5-16

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